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「中台梯子獅子」(「中台風祭り」)(横芝光町)
 本日ご案内するのは、近隣市「横芝光町」「大宮神社」で今週末の8月28日(日)に行われる「中台梯子獅子」(「中台風祭り」)です。

 「中台梯子獅子」は、8月最終日曜日(毎年210日)の「中台風祭り」に、「五穀豊穣」「悪霊払い」「息災延命」「豊作祈願」「害虫予防」を祈願して行われる「横芝光町」「大宮神社」の「獅子舞」です。

 「大宮神社」境内の「大銀杏」に約15m(7間半(13.5m))、33段の「梯子」をかかげ、その上で「獅子」が「囃子」にあわせて勇壮に舞う伝統的な行事で江戸時代から続くといわれています。
 (「天保の大飢饉(だいききん)」から始まったと言われています。)

 「中台梯子獅子」は、高さ13.5mの「梯子」の上で、「獅子舞」を演じつつ、「梯子」の曲乗りも披露。
 「中台梯子獅子」の「演目」は、「玉じゃれ」「地上の舞」「逆さ立ち」「でんぐり」「梯子獅子」です。
 「玉じゃれ」は「ヒョットコ」が寝ていた「獅子」を「玉」で釣るという「演目」です。
 「地上の舞」は、「獅子」が舞台の四隅の「榊」を食(は)むように舞った後、舞台から地面に飛び降りるという「演目」。
 「逆さ立ち」は、「大銀杏」に立て掛けられた「梯子」を使って「獅子」は登りながら、横になったり逆立(さかだ)ちしたりと「曲芸舞」を披露するもの。
 「でんぐり」では「梯子」の頂上で「獅子」が大きく「体」を反らすというもの。
 演技が決まって「獅子」の口から五色の紙が舞い散ると、訪れた観衆から歓声が上がるそうです。
 その後体勢を立て直し「獅子」が徐々に「梯子」を下りてくるそうです。

 「横芝光町」に古くから伝わる「伝統芸能」を見にお出かけしませんか?

 「中台梯子獅子」詳細

 開催日  8月28日(日)

 開催会場 大宮神社 横芝光町中台1211

 問合わせ 横芝光町産業振興課 0479-84-1215

 備考
 「中台梯子獅子」は、過去に「幕張メッセ」で開催された食と緑の展覧会で披露されたことがあるそうです。
 また「中台梯子獅子」は、2009年4月に「横芝光町」の「町指定無形文化財」に指定されています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=657 |
| 地域情報::匝瑳 | 12:28 PM |
「鬼来迎(きらいごう)」(横芝光町)
 本日ご案内するのは、近隣市「横芝光町」「虫生 広済寺」で8月16日(火)に行われる「鬼来迎(きらいごう)」(重要無形民族文化財)です。

 「鬼来迎(きらいごう)」(または「鬼舞」ともいわれる)は、「山武郡横芝光町」虫生の「広済寺」に伝わる、「地獄」の様相と「菩薩」の救いを「仮面狂言」にした「日本唯一」の「民族芸能」です。

 「鬼来迎」の由来として、下記のような物語が伝えられています。

 「旅の僧「石屋(せきおく)」が夜道に迷い、虫生(むしょう)の里の辻堂で休むうち眠りに入ってしまいました。
 眠りの中で「石屋」は亡者をめぐる、文字どおり地獄絵図の様子をかいま見てしまいます。

 賽(さい)の河原で果てしのない石積みを強(し)いられ、鬼に追われる亡者たち。
 連行された地獄で亡者が筆舌に尽くしがたい責め苦を負わされる中、ある亡者の時に「地蔵菩薩」が現れ、鬼逹に供養の卒塔婆を渡すとその亡者は成仏するというケースを知ります。
 やかて白州に一人の娘が連れてこられ、「浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)」で虫生の里に住む「椎名安芸守」の娘「妙西」であることが明らかになります。

 責め苦に耐え続ける「妙西」を見るに堪(た)えかねた「石屋」は夢から覚めると、「妙西」の成仏を何とかしたいと「椎名安芸守」夫婦を捜し回ります。
 そして辻堂近くで「椎名安芸守」と妻「顔世」に会い、「妙西」の件で話しかけると屋敷に招かれ、夢で見た様を一切話すこととなりました。

 地獄絵図の際を聞くと「安芸守」夫妻は「娘よ妙西よ」と嘆き悲しみ、娘を責め苦に陥(おとしい)れた自らの罪障の消滅と「妙西」の成仏を願い、「広済寺」建立を約束した。」
 という話が伝えられており、鎌倉時代初期に始まったといわれています。

 「鬼来迎」の内容ですが、「地獄」を再現し、「因果応報(いんがおうほう)」・「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」の理法を説く「仏教劇」で、すべて地元住民の手によって、毎年「地獄の釜」の開く日といわれる月遅れの「お盆」の8月16日に演じられています。
 「地獄」を舞台とし、死者が「閻魔大王(えんまだいおう)」の裁きを受け鬼どもの責め苦に遭うものの「菩薩」によって救われるという内容で「大序〜賽の河原〜釜入れ〜死出の山」の四段と、「広済寺」建立縁起を物語る「和尚道行〜墓参〜和尚物語」の三段、全七段からなり、所要時間は約1時間半。
 現在は、「大序」・「賽の河原」・「釜入れ」・「死出の山」の四段のみが上演されているそうです。
 「鬼来迎」は、「農村信仰」の原型とも言われ、「衆生救済」を描く他に類例の少ない民族芸能であり、「農村」と「信仰」、そこにあらわれる「鬼」とは何かなどが語られます。
 また「地獄」の恐ろしさと「菩薩」の慈悲を間近で感じることができるとも言われています。

 「日本唯一」の「民族芸能」「鬼来迎」を見に「横芝光町」の「広済寺」に訪れてみませんか?

 「鬼来迎」詳細

 上演会場 広済寺 横芝光町虫生483

 上演日  8月16日(火)

 上演時間 おおむね15時頃 (施餓鬼供養終了後)から1時間強

 問合わせ 横芝光町社会文化課生涯学習班 0479-84-1358

 備考
 「鬼来迎」は、1975年(昭和50年)の「文化財保護法」の改正によって制定された「重要無形民族文化財」の第1回の指定を受けています。
 かつては「利根川」沿いの「香取郡下総町」(現「成田市」)や「香取郡小見川町」(現「香取市」)などでも「鬼来迎」が行われていましたが、現在は「広済寺」のみとなっています。
 また「成田市」「迎接寺」にはその時の「鬼面」・「亡者面」など、「香取市」「浄福寺」には「鬼来迎問答引接踟供養記」が「寺宝」として残っているそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=642 |
| 地域情報::匝瑳 | 12:50 PM |
「大浦花火大会」(匝瑳市)
 本日ご紹介するのは、近隣市「匝瑳市」で8月15日(月)に開催される「大浦花火大会」です。

 「大浦花火大会」は、毎年8月15日、「大浦」の「堀之内」地区の実行組織により開催される「花火大会」です。
 今年で24回を数えるこの「花火大会」は、「大浦堀之内」地区の盆踊り大会のフィナーレとして「花火」が打ち上がります。
 地元住民が「お囃子」にあわせて行う盆踊りの終わりを告げる「花火」。
 「花火」の打ち上げられる付近に明かりがほとんどなく、夜空に浮かぶ「打ち上げ花火」が印象的です。

 また「大浦花火大会」を眺めるベストスポットは、「東総広域農道」沿いからの眺めだそうです。
 打ち上げ数は数百(300〜100)発前後と少ないが、収穫間近の水田を照らす花火は情緒と風情があります。

 「匝瑳市」の「夏」の「風物詩」「大浦花火大会」を見に行きませんか?

 「大浦花火大会」詳細

 開催日時 8月15日(月) 20時〜21時

 開催場所 匝瑳市堀ノ内

 問合わせ 匝瑳市役所産業振興課 0479-73-0089

 備考
  2007年度の「大浦花火大会」では、子供の誕生祝いや長寿の祝いなどの慶事を記念するものや、個人の追悼供養、家族の健康祈願、商売繁盛など思いを込めて提供をされたものだったそうです。
 打ち上げ前には、メッセージと提供者名が放送され、花火が次々と打ち上げられ、夜空に色とりどりの大輪の花を咲かせると、大きな拍手と歓声が巻き起こっていたそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=641 |
| 地域情報::匝瑳 | 11:27 AM |
「光しおさい公園」「光B&G海洋センター」(横芝光町)
 本日ご紹介するのは、近隣市「横芝光町(よこしばひかりまち)」「光しおさい公園」「光B&G海洋センター」です。

 「横芝光町」は、千葉県の北東部に位置するまちで、2006年3月27日に「山武郡横芝町」と「匝瑳郡光町」が合併し、新たに発足しました。
 合併前の「横芝町」と「光町」は別の郡に所属していましたが、現在「横芝光町」は「山武郡」に属します。
 ちなみに「横芝光町」の隣接した自治体は「山武市」、「匝瑳市」、「山武郡芝山町」、「香取郡多古町」です。

 「光しおさい公園」「光B&G海洋センター」は「温水プール」、「テニスコート」、「サッカー場」、「ストリートバスケットコート」、「芝生広場」などが整えられています。

 「温水プール」は、水深12〜13mの「25mプール」をはじめ「幼児用プール」、「ジャグジー」、「採暖室」といろいろ用意されている施設です。
 プール使用料金は、一般1回(1日)500円、65歳以上1回(1日)350円、高校生以下1回(1日)300円、未就学児童は無料だそうです。

 「テニスコート」は「オムニ」(砂入り人工芝)コート8面で、夜間の利用も可能で、「ラケット」、「ボール」の無料貸し出しも行われています。
 「テニスコート」使用料金 一般 1時間・1面で町内200円(町外600円)、高校生以下 1時間・1面で町内100円(町外300円)、夜間照明料金 30分・1面 町内250円(町外750円)で利用できます。

 「ストリートバスケットコート」は、「オールウェザーコート」2面あり、無料にて「バスケットボール」の貸し出しをしています。

 「サッカー場」は「天然芝」の「コート」で2面あります。
 使用料金は、「サッカーコート」半面1時間 町内 2100円(町外 4200円)、全面1時間 町内 4200円(町外 8400円)です。

 「芝生広場」は「天然芝」の「広場」で、用途としては、「グランドゴルフ」や「スナッグゴルフ」などに利用できます。
 またご家族の憩いの場としても活用できるそうです。
 「芝生広場」の機具貸出は「フライングディスク」1枚(無料)、「サッカーボール」1個(無料)、「バスケットボール」1個(無料)、「スナッグゴルフ」1セット(300円)となっています。

 また、施設2階には健康づくりのための「トレーニングルーム」も設置されています。
 「トレーニングルーム」は、もともとの多目的室を「健康ルーム」としてリニューアルしたそうです。
 平成20年4月にリニューアルされ、「トレッドミル」2台、「アークトレーナー」、「エリプティカル」、「エアロバイク」3台、「リカンペント」、「レッグエクステンション」、「レッグカール」、「チェストプレス」、「ラットプルダウン」、「腹筋台」、「背筋台」など設備・機具も充実しています。

 家族の健康増進に「光しおさい公園」「光B&G海洋センター」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 「光しおさい公園」詳細

 所在地  山武郡横芝光町木戸10156-1

 定休日  月曜日・祝日の翌日 12月24日〜1月4日

 問合わせ 光しおさい公園 光B&G海洋センター 0479-84-3510

 備考
 「テニスコート」・「サッカー場」は休場日はないそうです。
 「プール」は教室などで利用できないコース、時間帯があります。
 (光B&G海洋センターHP予定表を確認下さい)

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=637 |
| 地域情報::匝瑳 | 10:37 AM |
「八重垣神社祇園祭」(匝瑳市)
 本日ご案内するのは、近隣市「匝瑳市」で明日(8月4日)から開催される「八重垣神社祇園祭」です。

 「八重垣神社祇園祭」の「歴史」は、「見徳寺」所蔵の古文書によると「祇園会は元禄10年(1697年)の頃なり、別当見徳寺始め毎年天王宮免田米をもって祭礼す。」とあり、これを起源とみることができるようです。
 別の古文書によると「正徳3年(1713年)6月19日、門前へ初めて神輿を本振りなり」とあり、この頃に「神輿」が担がれるようになったようです。
 「祇園祭」特有の「お囃子」が登場するのは明治中期以降で、その伝承の経過から通称「三川囃子」と呼ばれているそうです。
 また、「神輿」渡御が盛り上がると町どうしの紛争が絶えなかったそうです。
 そこで解消する方策として大正時代からは「神輿連合渡御」が行われるようになり、現在も承継されています。

 現在、毎年8月4日・5日に行われる「八重垣神社祇園祭」は、「八重垣神社」を中心に10町内から「神輿」が繰り出され「お祭り」を盛り上げます。
 「神輿」は、20基以上の神輿と囃子連が繰り出され、「あ(お)んりゃあどした」という独特の威勢のいいかけ声と、それぞれ異なる「囃子」で揉まれ練り歩く姿は、見ている者も心踊ります。
 また、「八重垣神社祇園祭」は「神輿」の行列に冷水を浴びせかけるのも特徴だそうです。

 従来女性は「神輿」を担ぐことは許されませんでしたが、この「八重垣神社祇園祭」では女人禁制の旧例が緩和されて、「女神輿」が繰り出されるようになりました。
 この「女神輿」は、全国でも極めて珍しい女性だけが担ぐ「神輿」として注目を集めているようです。
 4日の夕方から威勢のいい「女性達」により「男達」に負けじと各町内から10基の「神輿」が渡御されます。

 この「八重垣神社祇園祭」のハイライトは「神輿連合渡御」です。
 5日の午前に八日市場小学校に10町内から集まった20基以上の「神輿」と「囃子連」は、延々と連なって市街を練り歩きます。
 夕刻になり「八重垣神社」に次々と入る前には活気が最高潮に達し、担ぎ手達の力の入った渡御がみられるようです。

 「匝瑳市」最大の夏祭り「八重垣神社祇園祭」。
 「匝瑳市」の「夏」の催しに訪れてみませんか?

 「八重垣神社祇園祭」詳細

 開催日時  8月4日(木) 7時〜22時・5日(金) 10時半〜22時

 開催会場 匝瑳市八日市場イ全域

 「八重垣神社祇園祭」内容

 8月4日(木)

 6時〜7時   「祇園祭式典」
 (八重垣神社)

 7時〜9時半  「神社神輿 宮出し」
 (八重垣神社〜福富町区内)

 9時半〜17時半 「山車巡行」
 (十町内)

 18時〜22時   「女神輿連合渡御」

 8月5日(金)

 10時半〜18時  「神輿連合渡御」
 (八日市場小〜八重垣神社)

 18時〜18時10分 「幟上げ」
 (八重垣神社境内)

 18時10分〜19時10分 「神社神輿還御」
 (仮宮〜福富町〜八重垣神社)

 19時半〜22時  「神社神輿還御、帰町」

 問合わせ 匝瑳市産業振興課 0479-73-0089

 備考
 8月4日(木)16時からJT跡地にて、「打花打火」「ミニライブ」を開催するそうです。
 また本年の「八重垣神社祇園祭」は、「匝瑳市」出身の地井武男さんが活躍されている「テレビ朝日」人気番組「ちい散歩」の番組撮影予定だそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=628 |
| 地域情報::匝瑳 | 02:53 PM |
「駒まね」に関する伝説(匝瑳市)
 本日二つ目にお知らせするのは、「匝瑳市」「駒まね」に纏(まつ)わる伝説についてです。

 7月25日(月)に行われる「匝瑳市」の伝統行事「駒まね」。
 「駒まね」に纏わる伝説(昔話)が2つあるので、お知らせします。

 「駒まね」(駒まねき) (中央地区東本町)

 ずうーと昔の神々の時代のことだがな、このあたりは、低い土地には葦(あし)、小高い大地には竹が、びっしりと生えておったそうだ。
 ここをおとおりになったある「神」が、
 「この土地は、なかなかよく肥えている。畑にすると作物が、たくさんとれる」
 と、お考えになって、大ぜいの神々を呼び集めて知恵を出し合ったそうだ。
 「石おので、なぎ倒してひらいたらどうかな」
 「いや、みんなで踏みつぶしてはいかがか」
 「それよりも、火を放って焼きはらったらどうかのう」
 いろいろの考えが出されたが、四方から火を放って、焼き畑とすることに決まったそうだ。
 神々は、たいまつをもって、野原の四方にちり、火をつけた。
 バーン、バーン、ボーン、ボーン
 ボー、ボー、ゴー、ゴー
 とたちまち火の手は、燃え上がり、そのいきおいは、すさまじかった。
 突然、その時、
 「ヒ、ヒ、ヒーン、ヒ、ヒ、ヒーン」
 「駒」のけわしい、嘶(いなな)きが聞こえてきた。
 神々は、びっくりして、その声のする方に目をやると、白馬が、たて髪をふりみだし、前足を高くふり上げて、飛び上がった。
 「あ、神馬だ」
 「われわれの大親の神の使いの馬だ」
 「何とか、助けねばなるまい」
 だが、燃えさかる火のいきおいに、さすがの神々も、近寄ることができなかったそうだ。

 一夜が過ぎて、燃え残りの草木がくすぶる野原に目をやった神々は、そこに、きのうの白馬の焼けただれた姿を見つけた。
 神々は、そのちに神馬を埋めて塚をきずいたそうだ。
 この地は、作物が良くできたので、人々が集まり、村が栄え、月の八日には、近くの村々から、米だの麦だの、野菜だの魚だの綿だのを持ちよってとりかえ合う「市(いち)」が開かれるようになったそうだ。
 それで、「八日市場」という地名がつけられた。

 ところがな、いつのことだか、この地に「はやり病(やまい)」やら、火事やら、害虫による不作やらの不幸が続いて、ずい分とにぎやかだった村もさびれる一方になってしまった。
 そこで村人たちは寄り合って話し合った。
 その時、村一番の年寄りじい様が、こんなことをいったそうだ。
 「わしが、まだ子どもの頃に、八十ばあさんから聞いた話だがな、「この土地には、火で焼かれた「神」の使いの神馬のたたりが、しみついている」ってことだ。
 だからな、神馬(じんば)のたたりをはらうことがいいっぺよ」

 そこで、村人たちは、青竹を切ってきて、四隅(よすみ)に立て、注連縄(しめなわ)を張った。
 火で焼かれた白馬のまねをみんなでして、神馬を招いて、お祭りをして、たたりを許してもらうとお祈りをしたそうだ。
 するとな、ふしぎなことに、だんだんと村は栄えるようになった。
 それで、毎年旧の六月十二日はよ、駒まねきのお祭りをすることにしたそうだ。
 それが、「駒まねき」のおこりだそうだ。
 (了)

 もうひとつは下記の通りです。

 「駒まね」(駒の真似)

 戦国時代も、やっと終わりに近づいた天正十五年(1587年)紀伊の商人、岡田屋惣兵衛が、海を渡ってこの地にやって来た。
 その頃、この地方は、紀州と非常に縁が深く、産業も、村々も、みんな紀州の人々によって拓かれた。
 八日市場(福岡)は、南条の荘、福岡郷と言われて、今の福岡台に村を拓いていた。
 横須賀のあたりには、大きな沼があり、まだまだ寂しい村であった。
 それに比べて、海辺街道は、魚がたくさん取れるので、大そうな賑わいようであったそうだ。
 毎年六月十二日に行われる野手の八坂神社のお祭りには、近くの村人たちも、おおぜい集まって来た。
 商売上手な惣兵衛どんは、このお祭りに目をつけ、市(いち)を開くことを思い立ち、月岡玄蕃(つきおかげんば)という武士にお願いしたところ、
 「六月十二日から八日間だけ。
 但し、八坂神社の周囲をけがさぬこと」
 という条件で、許しがでた。

 そこで惣兵衛どんは、場所選びにずいぶん頭をひねったそうだ。
 よくよく考えた末、海辺の人々も、集まりやすい大塚下(東本町八重垣神社の境内)に決めた。
 そこいらは、荒れるにまかせた砂洲(さす)で、葦竹(あしだけ)のうっそうと茂るところであった。
 惣兵衛どんは、葦竹を切り拓き、青屋の祠(ほこら)をつくった。
 その前の広場に、四隅に生竹の柱を立て、注連縄(しめなわ)を張りめぐらして、商売の神様を祀(まつ)った。

 「注連縄を張ったところで、若竹を燃やし、きよめをして、神様を迎える」
 とは言っても、商売上手な惣兵衛どんのこと、めずらしい行事をやれば、人集めになるだろうと考えていた。
 また、使いの者をまわりの村々に走らせて、神事や市のことをふれてまわったのである。
 「六月十二日の夕方からは、火を梵(た)きあげて村の幸せ(家内安全、五穀豊穣、商売繁盛)を祈った。」
 「リン、リン、リン」
 「駒が帰って来たぞー」
 鈴をつけ、村々にふれて歩いた駒が神社の前に集まるとき、お祭りも最高潮に達するのだ。
 みんなが、若竹を持って集まり、火の中に投げ入れる。
 飛び散る火の粉、いよいよ燃えさかる火、・・・・・・・大変な騒ぎである。
 市も、たいそうな賑わいようで、年寄りも、若衆も、子供も、みんな思い思いの売り買いをして家路(いえじ)へ向かうのである。

 (了)

 以上が「匝瑳市」に纏わる伝説についてです。

 備考
 「匝瑳市」は、2006年1月23日に「八日市場市」と「匝瑳郡野栄町」が合併した「市(し)」です。
 かつて毎月八日に「市(いち)」が開かれ、市場町と発展し、「八日市場」の名は、これにちなんでいるそうです。
 また、「匝瑳市」に改称後もかつてのイ〜ホの前に現在でも「八日市場」の名がついています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=609 |
| 地域情報::匝瑳 | 10:05 AM |
「駒まね」「市場まつり」(匝瑳市)
 本日ご案内するのは、近隣市「匝瑳市」で、週末の7月25日(月)に行われる伝統行事「駒まね」と同日開催される「市場まつり」です。

 「匝瑳市」の伝統行事「駒まね」ですが、毎年7月25日(月)の晩、「八重垣神社」(旧天王様)の境内で開催されます。
 「駒まね」は、天生15年(1587年)に「八重垣神社」の境内で「市」を開くとともに、四隅に「生竹」の柱を立て、「しめ縄」を張り、「商売繁盛」の神様を祀ったのが始まりとされている由緒ある祭りです。

 「駒まね」の由緒ですが、天生15年(1587年)に「紀伊の国」の商人「岡田屋惣兵衛」が「八日市場」(福岡)を訪れ、「月岡玄蕃」という武士に了解を得て、6月12日から8日間「市」を開いたそうです。
 「商売上手」な「岡田屋惣兵衛」は、「駒」(馬)を使って村々を回らせ「客集め」をしました。
 この馬が帰ってくると「お祭り」も最高潮に達したそうです。
 後に「人」が「馬」の代わりをするようになり「駒真似(こままね)」と呼ぶようになったそうです。

 「八重垣神社」の境内の一隅に「しめ縄」を張ってつくられた「祭場」で、近所の人々が持ち寄った「青竹」を焼いて「五穀豊穣」・「商売繁盛」・「無
病息災」を祈ります。
 「青竹」を持参した方には、先着で「八重垣神社」の「お札」が配られます。

 また「駒まね」と同時日に「本町通り」では、様々な商品が並ぶ「市場まつり」も開催され大変賑わうようです。
 「八日市場」の地名の「縁起」でもある「市」にちなんで、「本町通り」の商店街を中心に、平成8年から開催されています。
 「お守り」配布や市内の「商業団体」の出店などで賑わいます。

 「匝瑳市」に伝わる由緒ある「駒まね」と「市場まつり」。
 市民に親しまれた「伝統行事」に参加しに「匝瑳市」にお出かけ下さい。

 「駒まね」「市場まつり」詳細

 「駒まね」

 開催日時 7月25日(月) 17時〜21時

 開催会場 八重垣神社 匝瑳市八日市場イ2939

 問合わせ 市場まつり実行委員会 (匝瑳市商工会内) 0479-72-2528

 「市場まつり」

 開催日時 7月25日(月)17時〜21時

 開催会場 本町通り

 「市場まつり」イベント・内容詳細

 1 何でも自由市場
 掘り出し物がいっぱい

 2 朝市組合出張店
 新鮮な野菜、農産物加工品の販売

 3 植木組合出張店
 植木の小物、鉢物の販売

 4 八重垣神社のお札プレゼント

 5 新作ソーサマンショー

 6 特設ステージ
 商店街区で各種イベントを開催

 問合わせ 市場まつり実行委員会(市商工会) 0479-72-2528

 備考
 伝統行事「駒まね」と同時に実施される「市場まつり」が開かれる「本町通り商店街」は当日は「歩行者天国」となり、車両は規制されています。
 また開催に伴い、一部区間の通行止めのため、周辺道路が渋滞されることが予想されますのでご注意下さい。


| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=608 |
| 地域情報::匝瑳 | 08:20 AM |
「赤ピーマン」とゆるキャラ「あっぴいちゃん」(匝瑳市)
 本日ご紹介するのは、近隣市「匝瑳市」の特産品のひとつ「赤ピーマン」とPRゆるキャラ「あっぴいちゃん」です。

 そもそも「ピーマン」とは、「ナス科」の「一年草」、およびその「果実」で、「果肉」は「種子」以外ほとんど空洞です。
 「ピーマン」自体は「トウガラシ」の品種のひとつで、「果実」は肉厚で「カプサイシン」を含みません。
 「カラーピーマン」も未熟果では緑色などでありますが、成熟すると「赤色」「橙色(だいだいいろ)」、「黄色」などに変化するそうです。

 そのような「ピーマン」の中で「匝瑳市」では「赤ピーマン」を生産しており、千葉県最大の産地となっています。
 皆さんがご存知の「ピーマン」は緑色をした独特の「青臭い風味」と「苦味」が特徴の「野菜」を想像すると思います。
 しかし「赤ピーマン」は「緑色のピーマン」が完熟したものなので、「甘み」が増し(緑色と比べると、糖度が約2倍に)、栄養素(ビタミンA、C、E、カロテン)も増えるそうです。

 「匝瑳市」の「赤ピーマン」づくりですが、「ビニールハウス」でつくられていて、昭和44年(1969年)に「高知県」からやってきた4戸の「農家」によりはじまったそうです。
 「匝瑳市」は「千葉県」でただ1つの「赤ピーマン」産地で、「ビニールハウス」の広さをあわせると、「2万平方メートル」(八日市場ドーム4つ分)にもなるそうです。
 また「匝瑳市」では1年間に約100万個(重さ60トン・アフリカ象10頭分)もの「赤ピーマン」がつくられているそうです。

 「赤ピーマン」は2月に「種まき」し、4月に「苗を植え」て「花が咲く」と6月に収穫が始まり、11月に「暖房」をはじめ(赤ピーマンは寒がりで17℃以下だと育たない)、翌年の3月に収穫が終わるそうです。
 「花」が咲いてから収穫するまでに、「緑色のピーマン」が25日から30日かかるのに対し、「赤ピーマン」はその2倍以上、50日以上もかかるそうです。

 「赤ピーマン」は「緑色のピーマン」と比べると、「ビタミンA」(目や肌を保護する)の量「約7倍」、「ビタミンC」(風邪を引きにくくする)の量「約1.8倍」、「ビタミンE」(血液をさらさらにする)「約56倍」、「カロチノイド」(老化をふせぐ)の量「約15倍」なのだそうです。

 また「匝瑳市」の特産物「赤ピーマン」をPRするため、「匝瑳市」では「ゆるキャラ」「あっぴいちゃん」を作成しました。
 公募で選ばれた「あっぴいちゃん」をデザインしたのは「匝瑳高校」の「平野愛」さん、「名前」をつけてくれたのは、「共興小学校」の「伊藤早希」さん・「八日市場小学校」の「大木友理香」さんがつけてくれたそうです。
 今では「あっぴいちゃん」は、各イベントで大活躍で「赤ピーマン」のPRにはかかせないものになっているそうです。

 現在「匝瑳市」内で「赤ピーマン」が購入できる店舗は、「飯倉台直売所」(匝瑳市飯倉444-1)、「ふれあいパーク八日市場」(匝瑳市飯塚299-2)、「あさいち君の直売所」(匝瑳市八日市場ハ791-11)、「オーシャンマート12」の店舗、「匝瑳市」内スーパー等となっています。

 「赤ピーマン」の生産は、手間のかかるそうですが、他にまねのできないオンリーワンを目指し、「匝瑳市」の「生産者」の皆さんが日々努力し、行政も「市長」を筆頭に「匝瑳市」一丸となって販売促進をしています。

 「匝瑳市」の新しい「特産品」「赤ピーマン」をご賞味ください。

 備考
 昨年(平成22年)「匝瑳市商工会」の「そうさブランド研究委員会」が「赤ピーマン料理コンテスト」を実施し、見事「最優秀賞」に「赤ピーマンババロア」が選ばれています。




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| 地域情報::匝瑳 | 10:01 AM |
「父の日プレゼント」「ふれあいパーク八日市場」(匝瑳市)
 本日ご紹介するのは、近隣市「匝瑳市」「ふれあいパーク八日市場」の「父の日プレゼント」です。

 「ふれあいパーク八日市場」は、「匝瑳市」の「農産物」「名産品」「花・植木」などを取り扱う「直売所」です。
 「ふれあいパーク八日市場」の目的は「都市と農村総合交流ターミナル」で、「地場産業の振興」と「地域の活性化」をするために、「匝瑳市」(産業振興課主管)が設置・管理しています。
 また施設内における「農特産物コーナー」「植木見本園」「郷土料理レストラン 里の香」の運営などについては、「ふれあいパーク八日市場有限会社」が行っています。

 「ふれあいパーク八日市場」は「なにかがあるふれあいパーク」をキャッチフレーズに、毎週末や祝祭日にいろいろなイベントを行っています。
 今回は6月19日(日)の「父の日」の企画として「父の日プレゼント」を催行するそうです。

 「ふれあいパーク八日市場」の「父の日プレゼント」では、2000円以上のお買い物の「お父さん」先着300人に「お楽しみプレゼント」をもらえるという企画だそうです。

 この機会に「ふれあいパーク八日市場」にお立ち寄りしてみてはいかがでしょうか?

 「ふれあいパーク八日市場」詳細

 所在地  匝瑳市飯塚299-2

 営業時間 9時〜18時

 問合わせ 0479-70-5080

 「ふれあいパーク八日市場」の隣には「飯塚沼農村公園」があり「匝瑳市民」の憩いの場になっています。

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| 地域情報::匝瑳 | 11:50 AM |
「薬師寺(やくしじ)」の「槙(まき)」(匝瑳市)
 本日ご案内するのは、近隣市「匝瑳市」「薬師寺(やくしじ)」の「槙(まき)」です。

 「薬師寺」は「真言宗智山派」の寺院。
 「薬師寺」は、寛元元年(1243年)に、「僧快賀」の開基と言われていますが、「後堀河天皇」の「第二皇子」、「林阿宮」の創建という説もある寺社です。

 寺伝によると、御本尊の「木造薬師如来」は、「行基」菩薩の作、山門の「仁王」は、「運慶」、「湛慶」の作とされています。
 また「薬師寺」には「室町時代」の作と考えられる「両界曼陀羅」、「絹本著色五大明王図」、「江戸時代」初期の「釈迦涅槃図」などがあります。
 「薬師寺」境内には「農民詩人」「伊藤藤和」の墓もあります。

 「薬師寺」の「槙(まき)」は、「薬師寺」境内にあり、樹齢700年以上と言われる古木で、天に向かって聳(そび)えています。
 境内には高い木々が茂っていますが、「槙の古木」は見る人を圧倒します。

 「槙」の古木が聳える「匝瑳市」の古刹「薬師寺」に来訪してみませんか?

 「薬師寺」詳細

 所在地  匝瑳市川辺2877-2

 問合わせ 薬師寺 0479-67-3158
      匝瑳市生涯学習課生涯学習室 0479-67-1266

 備考
 「薬師寺」の「槙」は昭和46年(1971年)3月27日に「匝瑳市」の「天然記念物」に指定されました。

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| 地域情報::匝瑳 | 01:22 PM |

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