本日ご紹介するのは、近隣市「匝瑳市」の特産品のひとつ「赤ピーマン」とPRゆるキャラ「あっぴいちゃん」です。
そもそも「ピーマン」とは、「ナス科」の「一年草」、およびその「果実」で、「果肉」は「種子」以外ほとんど空洞です。
「ピーマン」自体は「トウガラシ」の品種のひとつで、「果実」は肉厚で「カプサイシン」を含みません。
「カラーピーマン」も未熟果では緑色などでありますが、成熟すると「赤色」「橙色(だいだいいろ)」、「黄色」などに変化するそうです。
そのような「ピーマン」の中で「匝瑳市」では「赤ピーマン」を生産しており、千葉県最大の産地となっています。
皆さんがご存知の「ピーマン」は緑色をした独特の「青臭い風味」と「苦味」が特徴の「野菜」を想像すると思います。
しかし「赤ピーマン」は「緑色のピーマン」が完熟したものなので、「甘み」が増し(緑色と比べると、糖度が約2倍に)、栄養素(ビタミンA、C、E、カロテン)も増えるそうです。
「匝瑳市」の「赤ピーマン」づくりですが、「ビニールハウス」でつくられていて、昭和44年(1969年)に「高知県」からやってきた4戸の「農家」によりはじまったそうです。
「匝瑳市」は「千葉県」でただ1つの「赤ピーマン」産地で、「ビニールハウス」の広さをあわせると、「2万平方メートル」(八日市場ドーム4つ分)にもなるそうです。
また「匝瑳市」では1年間に約100万個(重さ60トン・アフリカ象10頭分)もの「赤ピーマン」がつくられているそうです。
「赤ピーマン」は2月に「種まき」し、4月に「苗を植え」て「花が咲く」と6月に収穫が始まり、11月に「暖房」をはじめ(赤ピーマンは寒がりで17℃以下だと育たない)、翌年の3月に収穫が終わるそうです。
「花」が咲いてから収穫するまでに、「緑色のピーマン」が25日から30日かかるのに対し、「赤ピーマン」はその2倍以上、50日以上もかかるそうです。
「赤ピーマン」は「緑色のピーマン」と比べると、「ビタミンA」(目や肌を保護する)の量「約7倍」、「ビタミンC」(風邪を引きにくくする)の量「約1.8倍」、「ビタミンE」(血液をさらさらにする)「約56倍」、「カロチノイド」(老化をふせぐ)の量「約15倍」なのだそうです。
また「匝瑳市」の特産物「赤ピーマン」をPRするため、「匝瑳市」では「ゆるキャラ」「あっぴいちゃん」を作成しました。
公募で選ばれた「あっぴいちゃん」をデザインしたのは「匝瑳高校」の「平野愛」さん、「名前」をつけてくれたのは、「共興小学校」の「伊藤早希」さん・「八日市場小学校」の「大木友理香」さんがつけてくれたそうです。
今では「あっぴいちゃん」は、各イベントで大活躍で「赤ピーマン」のPRにはかかせないものになっているそうです。
現在「匝瑳市」内で「赤ピーマン」が購入できる店舗は、「飯倉台直売所」(匝瑳市飯倉444-1)、「ふれあいパーク八日市場」(匝瑳市飯塚299-2)、「あさいち君の直売所」(匝瑳市八日市場ハ791-11)、「オーシャンマート12」の店舗、「匝瑳市」内スーパー等となっています。
「赤ピーマン」の生産は、手間のかかるそうですが、他にまねのできないオンリーワンを目指し、「匝瑳市」の「生産者」の皆さんが日々努力し、行政も「市長」を筆頭に「匝瑳市」一丸となって販売促進をしています。
「匝瑳市」の新しい「特産品」「赤ピーマン」をご賞味ください。
備考
昨年(平成22年)「匝瑳市商工会」の「そうさブランド研究委員会」が「赤ピーマン料理コンテスト」を実施し、見事「最優秀賞」に「赤ピーマンババロア」が選ばれています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=572 |
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地域情報::匝瑳 | 10:01 AM |