本日二つ目にご紹介するのは、となりまち「香取市」「伊能忠敬記念館」で明後日(あさって)の1月31日(火)〜3月18日(日)の期間開催されます企画展「原図の世界〜謎解き伊能図〜」です。
50歳を過ぎてから「日本全国」を測量して歩き、「日本最初の実測地図」「大日本沿海輿地全図」(伊能図)を作成した「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)
「伊能忠敬記念館」(2011年3月8日のブログ参照)では、「醸造業」などを営む「豪商」の「伊能家」へ17歳で「婿養子」に入り、「家運」を盛り立て「佐原の名主」として活躍した「前半生」、そして49歳で隠居してのち「江戸」に出て「勉学」に励み、55歳から71歳まで計100回にわたって「全国測量」を行った「伊能忠敬」の「人生」を、「年代順」に追って紹介しています。
また平成22年6月、「伊能忠敬」が残した「資料」2345点が「国宝」に指定。
「香取神宮」所蔵の「海獣葡萄鏡」に続き、県内では57年ぶり4件目の「国宝」指定となったそうです。
「伊能忠敬記念館」では、「国宝」に指定された「重要文化財」となっている「測量器具」や「伊能図」の数々が、「地球1周分の距離を測定」して歩いたという「伊能忠敬」の「業績」をしのばせ、その「結晶」ともいえる「正確さ」と「芸術的な美しさ」を備えた「地図」は必見です。
また「伊能忠敬記念館」の「小野川」をはさんだ「対岸」には「伊能忠敬旧宅」(国指定史跡)があります。
企画展「原図の世界〜謎解き伊能図〜」では、刻み込まれた細い「みぞ」、所々にあけられた小さな「穴」など、平成22年に「国宝」に指定された「下図」と呼ばれる「測量原図」に注目し、これらの「地図」の上に残された様々な「痕跡(こんせき)」を探しながら、「伊能図」作成の「謎」に迫るというものです。
「一体、どうやって作ったのだろう」
「伊能忠敬」の作った「地図」(伊能図)を前にしてよく聞かれるこうした「疑問」に、もっとも多くを語ってくれるのが、「下図」と呼ばれる「測量原図」です。
「下図」は、「点」と「線」だけで構成された「無彩色」の「地図」ですが、「伊能忠敬」の「地図作り」はまずこの「下図」から始まるそうです。
今回の企画展では、平成22年に「国宝」に指定されたこれら「測量原図」を展示しながら、「伊能忠敬」たちによる「地図の作り方」やその「テクノロジー」を紹介。
所々にあけられた小さな「穴」、そこから「放射状」に伸びる「線」など、「地図」上に残された様々な「痕跡」を見つけながら、「伊能図」作成の「謎」に迫り、毎週日曜日(1月1日・29日除く)には、企画展の「開催期間」に合わせて「館内展示」の「解説」を行います。
「展示解説」を聞ける「時間」は14時から約25分程度、「受付場所」は「伊能忠敬記念館」「受付」脇「ロビー」で受付、料金は「無料」だそうです。
(ただし、入館料が必要です。)
ちなみに「伊能忠敬記念館」で行われている「企画展」は昨年5月から始まり、「第1回」は「故伊能忠敬贈正四位〜伊能忠敬顕彰展〜」で、「第2回」は「測量器具勢ぞろい〜国宝の器具類〜」、「第3回」は「伊能図で見る地形〜火山〜」、「第4回」は「忠敬の協力者たち〜〈江戸〉のクロスポイント〜」を開催しており、今回は「第5回」の企画展となるそうです。
「佐原の偉人」「伊能忠敬」の足跡が楽しめる「伊能忠敬記念館」。
企画展「原図の世界〜謎解き伊能図〜」が行われるこの機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「伊能忠敬記念館」企画展「原図の世界〜謎解き伊能図〜」詳細
開催期間 1月31日(火)〜3月18日(日)
開催会場 伊能忠敬記念館 香取市佐原イ1722-1
問合わせ 伊能忠敬記念館 0478-54-1118
備考
「伊能忠敬記念館」の「小野川」を挟んで向かい側にある「伊能忠敬旧宅」へ向かう際に渡る「橋」が「樋橋」(通称「じゃあじゃあ橋」 と呼ばれています)で、「観光客」の「人気スポット」になっています。
「伊能忠敬旧宅」は現在、「震災復旧中」なので入れないそうです。
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地域情報::香取 | 06:51 AM |