本日三つ目にご紹介するのは、「犬吠埼観光ホテル」前浜の「風景」で、「海」に向かって「雲間」から「光」が射している様子である「薄明光線(はくめいこうせん)」「天使の梯子」です。
「薄明光線」(英語表記 crepuscular ray)とは、「太陽」が「雲」に隠れているとき、「雲の切れ間」あるいは「端」から「光」が漏れ、「光線」の「柱」が「放射状」に「地上」へ降り注いで見える「現象」です。
主に「地上」から見た「太陽」の角度が低くなる「早朝」や「夕方」に見られます。
美しい「自然現象」だとして、「写真撮影」への人気も高いそうです。
「薄明光線」は別名が多数あり、「気象現象」としては「薄明光線」、一般的には「天使の梯子(はしご)」(または「ヤコブの梯子」)がよく知られている「名称」です。
「天使の梯子」(ヤコブの梯子)という名称は、「旧約聖書」「創世記」28章12節に由来しています。
この記述では、「ヤコブ」が夢の中で、「雲の切れ間」から差す「光」のような「梯子」が「天」から「地上」に伸び、そこを「天使」が上り下りしている「光景」を見たとされ、このことからやがて「自然現象」もそのように呼ばれるようになったようです。
「薄明光線」「天使の梯子」の発生条件は、「太陽光線」をさえぎるくらいの厚みがあって、かつ「切れ間のある雲」の発生が必要で、「雲の切れ間」の下に、「雲」を構成する「水滴」(雲粒)よりも小さく、目に見えない「水滴」が多数浮遊した状態であれば、「光」が散乱されて「光芒」が見えるようになります。
「薄明光線」の出る時期・時間は、特に空気の澄(す)んだ「秋」から「冬」にかけ見られることが多く、時間帯別では、「太陽」の角度が低くなる「早朝」及び「夕方」に多く見られます。
これは「太陽」が真上から照らす「昼」は、「光線」が垂直に伸び、「放射状」に見えないためなのだそうです。
「元旦」の「初日の出」は残念ながら「御来光」が上がりませんでしたが、、本日「2日」に「写メ」でアップしましたが、「薄明光線」「天使の梯子」が映し出され、お泊まりのお客様が感動されていました。
「秋」から「冬」の「今時期」に見られる「薄明光線」「天使の梯子」を見に「犬吠埼」までお出かけしてみませんか?
備考
「薄明光線」は「大気」が「エアロゾル状態」(「エアロゾル」とは、「気体」の中に「微粒子」が多数含んだ物質)にあり、「エアロゾル粒子」が比較的多くしかも「透過率」が高いときに起こります。
そのため、「薄明光線」は「チンダル現象」(光の特性によって起こる「物理科学的現象」のひとつ)の一種と考えられています。
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地域情報::銚子 | 10:07 AM |