本日二つ目にご紹介するのは、近隣市「成田市」の「花」「紫陽花(あじさい)」についてです。
ひとつ目のブログでアップした「宗吾霊堂紫陽花祭り」でもご案内しましたが「成田市」は「紫陽花」が「市の花」であり、「紫陽花」の見処が多いまちです。
「成田市」の「花」「紫陽花」。
平成6年4月に、市政施行40周年を記念して選定されて以来、誰もが親しみを持てる「成田市」の「シンボルフラワー」として、「宗吾霊堂」や「さくらの山公園」といった成田市内のいたる所に植樹が行われています。
一般的に親しまれている手鞠型の「紫陽花」は「西洋アジサイ」といわれています。
西洋と名がつきますが、日本の太平洋側で自生している「ガクアジサイ」が原種とされているそうです。
「紫陽花」は「鑑賞」としての歴史は古く、奈良時代に編集された「万葉集」にも「紫陽花」を詠んだ歌があり、「紫陽花」が古くから日本人に親しまれてきた「花」であるかとがわかると思います。
鎌倉時代には日本で園芸種として盛んに育成され、江戸時代では既に一般的な庭園植物となっていたのが日本の「紫陽花」です。
「諸外国」にその「野生種」はなく、江戸時代後期に「シーボルト」などの手によって欧州に送られ、華やかな花を好む欧米人によって更に大きく色鮮やかな花に改良され、その後逆輸入され、「西洋アジサイ」という名で親しまれるようになったようです。
「成田市」の「紫陽花」の見処としてあげられるのは「宗吾霊堂」、「さくらの山公園」、「電車道の紫陽花」、「乗願寺の紫陽花」(しもふさ七福神)等です。
「紫陽花」の見処「さくらの山公園」ですが、「成田国際空港」滑走路北側に位置し、隣接する駒井野地先の小高い丘にあります。
航空機の離発着の素晴らしい眺めが望め、「千葉眺望100景」のひとつに選ばれています。
「電車道の紫陽花」ですが、「京成成田駅」から「成田山門」に通じる約1kmの道を「電車道」(昭和55年の公募で名付けられた名称)といいその側道に咲く「紫陽花」のことです。
ちなみに「成田山門前」から「宗吾霊堂」の「門前」までの約6kmを、千葉県で最初に走った電車「成宗(せいそう)電車」が走っていました。
この電車が走っていた通りには当時のレンガ造りのトンネルが残り、現在「電車道」と呼ばれています。
「乗願寺」は成田市名古屋にある寺院で、山門までの参道に巨木、杉に加え「紫陽花」が植えられており、「紫陽花」が咲き誇る頃は一段と境内の美観がひきたてられるそうです。
「乗願寺」には「布袋尊」を祀っており、「しもふさ七福神めぐり」のひとつとなっています。
季節の花「紫陽花」の見処が多い「成田」にお出かけしてみませんか?
備考
「成田市」「紫陽花」の見処のひとつ「乗願寺」は、「赤城の子守唄」で有名な「板割浅太郎」ゆかりの寺で知られています。
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地域情報::成田 | 12:35 PM |