本日は、初夏を彩る季節の花「花菖蒲(はなしょうぶ)」「あやめ」の豆知識(まめちしき)を紹介します。
「花菖蒲」と「あやめ(菖蒲)」は見た目がそっくりで、どちらが「花菖蒲」で、どちらが「あやめ」なのかわからない方も多いと思います。
「花菖蒲」と「あやめ」どちらも「アヤメ科」に属し、また「かきつばた」という同種の花もあり、見分け方が難しいです。
「花菖蒲」、「あやめ」、「かきつばた」の見分け方として次の見分け方がわかりやすいです。
「花菖蒲」は、花の色が「紅紫色」「紫色」「絞」で、「覆輪」などあります。
「あやめ」は、「紫色」または「白色」。
「かきつばた」は、「青紫色」のほか「紫色」「白色」「紋」などが特徴。
葉の特徴は、「花菖蒲」は主脈が太く、「あやめ」は主脈が不明瞭、「かきつばた」は主脈が細小です。
花の特徴は、「花菖蒲」は網目なし(花の色はいろいろ)、「あやめ」は網目模様(外側の花びらに黄色い模様がある)、「かきつばた」は網目なしです。
「花」の適地は、「花菖蒲」は湿ったところに育ち、「あやめ」はかわいた所に育ち、「かきつばた」は水中や湿った所に育ちます。
また「外花被片」の模様でも見分け方があり、「花菖蒲」は「外花被片」に網目模様無しで「外花被片」に黄色い「斑紋」が有り、「あやめ」は「外花被片」に網目模様が有り、「かきつばた」は「外花被片」に網目模様無しで「外花被片」に白い「斑紋」があるのが特徴です。
ちなみに「あやめ」の「花言葉」は「良き便り」「うれしい便り」「愛」「あなたを大切にします」「私は燃えている」「消息」。
「花菖蒲」の「花言葉」は「うれしい知らせ」「優しさ」「伝言」「心意気」「優しい心」「優雅」「あなたを信じる」。
「かきつばた」の「花言葉」は「幸運がくる」「幸運」「雄弁」だそうです。
また「花菖蒲」は「三重県」の「県花」、「あやめ」は「茨城県潮来市」の「花」、「かきつばた」は「愛知県」の「県花」なのだそうです。
三種(花菖蒲・あやめ・かきつばた)とも初夏に花を咲かす季節の花です。
季節は「春」から「夏」に移り変わります。
旬の「花」「花菖蒲」「あやめ」を愛でに、「水郷」「潮来」「佐原」にお出かけしませんか?
備考
「あやめ」を用いた有名な「慣用句」には、「いずれ(何れ)がアヤメ(菖蒲)かカキツバタ(杜若)」があります。
「どれも素晴らしく優劣は付け難い」という意味ですが、「見分けがつけがたい」といった「選択を迷う」という意味でも用いられます。
現在開催中の「水郷潮来あやめまつり」に続き、「水郷佐原あやめまつり」も6月1日(火)より開催されます。
先程の紹介した「あやめ」の慣用句のように「潮来」も「佐原」も甲乙(こうおつ)付け難い「あやめまつり」ですので、この機会に訪れてみましょう!
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