本日お伝えするのは、となりまち「旭市」「大原幽学旧宅」の一般公開再開についてです。
先(2月6日)のブログでアップしました「大原幽学遺跡史跡公園」の敷地内に「大原幽学旧宅」があります。
「大原幽学」がこの地にやってきた1830年代は、「干鰯(ほしか)」などの金肥利用で貨幣経済が浸透し、賭博・渡世人が横行し、潰れ百姓が出るなど農村が疲弊していたそうです。
そこで「大原幽学」は、世界で最初の産業共同組合「先祖株組合」を作り、「長部村」を中心に「土地改良」や「耕地整理」、「農業指導」を積極的に取り組んだそうです。
こうした取り組みにより、後に「大原幽学」は幕末の農村指導者として「二宮尊徳」と共に名を残すこととなったそうです。
「大原幽学旧宅」は、「大原幽学」自らの設計によるもので、もともと教導所として、「遠藤伊兵衛」によって自宅裏山に提供されたものが、天保13年(1842年)に住居として改築されたものです。
「大原幽学」は、「下総国長部村」に住み、「農民」に独自の教学をもとにした農村生活全般に及ぶ、実践指導を行った事で知られています。
昭和27年(1952年)10月11日に「国指定史跡」になっていました。
「大原幽学遺跡史跡公園」のほぼ中央部の丘や土手に囲まれたくぼ地に位置している「大原幽学旧宅」は、この度(たび)2007年から4年かけて行われた改修工事が終わり、今月から一般公開が再開することになりました。
改装は、住宅全体をあげて基礎を作り直したり、側溝などの外周の整備、防犯カメラ、防火設備も整備。
再生した「大原幽学旧宅」ですが、住居内は8畳2間のほか、台所と便所、押入れを備えた簡素な建物で、当時は「茅葺き屋根」でありましたが、現在は「銅葺き屋根」に変わっているそうです。
江戸時代「旭市」で「農業改革」を行い「地域」に貢献した「大原幽学」。
「幽学」ゆかりの「旭市」に訪ねて歴史にふれてみませんか?
「大原幽学旧宅」詳細
所在地 旭市長部345-2
問い合わせ 大原幽学記念館 0479-68-4933
備考
「大原幽学旧宅」のある「大原幽学遺跡史跡公園」には、季節の「桜」が咲いているようです。
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地域情報::旭 | 09:38 AM |