本日お伝えするのは、近隣市「成田市」で開催される「不動の大井戸茶会」を紹介します。
東日本大災害物故者追悼復興祈願「不動の大井戸茶会」とは、「裏千家成田市茶道会」による立礼の「お茶会」です。
開催する場所は、先のブログでアップした「なごみの米屋總本店」店内の「お不動様旧跡庭園」。
今週末の日曜日(4月10日)から4月29日(祝)までの、土・日・祭日に開催されます。
「大井戸茶会」の由来ですが、縁起によると「成田山」は、940年(天慶3年)に「公津ヶ原」に遷座され、仲町の「神明山」に移される後、1566年(永禄9年)に現代の地に「本堂」が再建されたとありますが、仲町に移される前に、「お不動様旧跡庭園」の場所に「不動明王像」が移されたという伝承があるようです。
「不動明王像」が、「お不動様旧跡庭園」の場所に移された際に次のような逸話があります。
今から約400年前に「不動明王像」は、遷座当初「公津ヶ原」に御堂を建て安置していましたが、当時の房総の地では、幾多の戦乱が起こっていて、伽藍もそういった理由で次第に荒れ果てていったそうです。
そこで、このまま「不動明王像」をこんなところに放置しておいては申し訳ないと「米屋」創業者「諸岡長蔵」の祖先にあたる「諸岡三郎左衛門」が屋敷内にお遷しすることとなり、仮堂を建て、井戸から汲んだ水を尊像に供えていたと伝えられています。
当時の井戸は埋まってしまいましたが、同じ水脈より涌き出る清水が現在の井戸から汲み上げられており、「米屋」では「不動の大井戸」として大切に守り続けているそうです。
(創業以来「なごみの米屋」ではこの水を使い「羊羹」や「和菓子」などを作っているそうです。)
400年以上前から人々の「霊水」として愛されてきた「不動の大井戸」。
今回の催し「不動の大井戸茶会」は「裏千家成田市茶道会社中」による「野点(のだて)」のお茶会。
「不動の大井戸茶会」は無料で参加できる「お茶会」ですので、この機会に是非参加をしてくださいとの事。
参加後に「不動の大井戸」から汲み上げた「名水」のプレゼントもあるそうです。
「成田山新勝寺」の「不動尊」が最初に遷座された「お不動様旧跡庭園」でお茶を一服いかがでしょうか?
東日本大災害物故者追悼復興祈願「不動の大井戸茶会」詳細
開催日 4月10日(日) 岡嶋宗冨 先生
4月16日(土) 八尾宗保 先生
4月17日(日) 行方宗岑 先生
4月23日(土) 石橋宗美 先生
4月24日(日) 小林宗芳 先生
4月29日(祝・金) 大塚宗裕 先生
開催時間 10時〜15時(受付終了・14時半)
開催会場 なごみの米屋總本店内「お不動様旧跡庭園」
雨天時、なごみの米屋總本店2階「成田生涯学習市民ギャラリー」
問合わせ (社)成田観光協会 0476-22-2102
備考
成田の「桜」は、昨日(4月6日)に徐々に開花しつつあるようです。
「桜」の「名所」のひとつである「成田山新勝寺」裏に広がる「成田山公園」は、震災の影響で公園内の入場が規制されているため、「成田山弘恵会土屋駐車場」付近及び「成田山書道美術館」近くにある「さくら広場」(公園事務所の奥)でのみ「桜」をお楽しみいただけるそうです。
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地域情報::成田 | 10:51 AM |