本日ご案内するのは、近隣市「栄町」「大鷲神社」で12月3日(土)〜5日(月)の期間開催されます「安食酉の市」(安食の酉市)です。
「大鷲神社」ですが、「印旛郡」「栄町」「安食」(下総国下埴生郡)に鎮座する「神社」で、「大鷲神社」の「旧社格」ですが、「無格社」です。
「大鷲神社」の「御祭神」ですが、「天乃日鷲命(アマノヒワシノミコト)」、「大巳貴命(オオナムチノミコト)」、「少名彦命(スクナビコノミコト)」、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」を祀っています。
「大鷲神社」の「由緒」ですが、「創祀」の「年代」は明らかではありませんが、「日本武尊」が「東夷征討」の際、「錦旗」を建て「仮」の「御野立所」とし、「祖神」を奉斉して仰ぎみると、「大鷲」が飛来して「道標」となり、「目的」を達成したとの「言い伝え」によるものだそうです。
「大鷲神社」の「境内坪数」ですが1026坪、「大鷲神社」の「本殿」ですが、「本屋」、「向拝」の「軸部」、「縁廻り」、「柱間」等の「壁板」には、極めて「装飾的」な「彫刻」が施されています。
「大鷲神社」「本殿様式」ですが、「千鳥破風」&「唐破風」付きの「一間社入母屋造」だそうです。
「大鷲神社」「本殿」では、特に「本屋」と、「向拝」を繋ぐ「海老紅梁」は「竜の丸彫り」になっており、「千葉県内」でも「駒形神社」等、数例となっています。
現存する「大鷲神社」「本殿」ですが、「擬宝珠金具」の「刻名」により、天保2年(1831年)の「造営」とされ、「栄町」の「町指定有形文化財」に指定されています。
「大鷲神社」ですが、「大鷲様」と親しまれている「神社」で、江戸時代に「春日の局(カスガノツボネ)」が「竹千代君(タケチヨギミ)」の「出世」を祈り、「念願」がかなって「徳川三代将軍」「徳川家光」公となって現れたことから、「大鷲神社」は「出世開運」・「商売繁盛」・「子授祈願」の「守護神」として周知されたそうです。
「大鷲神社」では、「江戸幕府」「将軍就任」の「御礼」として、「春日の局」より「将軍」の「船」の「軸先(ジクサキ)」として飾った「金の大鷲」(金色の鷲)を「祝い」として奉納されており(願い受け)、今も「大鷲神社」の「社宝」として大切に保管されているそうです。
また「大鷲神社」が鎮座する「旧・安食村(アジキムラ)」は、「麻の産地」で、「下総(シモウサ)」の「総」は、「麻」を意味するともいわれ、「大鷲神社」「御祭神」の「天乃日鷲命」も「麻植の神」として知られており、「大鷲神社」「境内社」(本殿下)の「魂生大明神」(御利益は五穀豊穣・縁結び・子授け・安産・夫婦和合)には「ご神体」の「男根」(高さ2.5m、周囲)2.3mが奉納されており、「大鷲神社」「例大祭」には「木製」の「ご神体」が巡行するそうです。
「大鷲神社」の「由緒」の「説明文」には、下記のように記されています。
当神社の鎮座地である安食は、元は下総国埴生郡安食村とよばれ、古言によると下総国の「総」は布(麻)のことを表し、麻の縁の地であったと思われます。
主祭神の天乃日鷲尊は、その子孫代々麻植の神として神功があり、麻に係わりのある当地においても祭神になっております。
文化文政の年代には鷲宮(鷲賀岡神社)と称していましたが、明治二六年頃より大鷲神社と言うようになりました。
また、江戸時代に春日局の崇敬が非常に厚く、竹千代君が三代将軍となったとき、そのことを祝い、将軍の船の軸先に魔除けとして飾ってあった金の大鷲を将軍より願い受けて奉納したといわれ、現在、宝物として保存され出世開運の神として知られています。
「安食の酉市」(2015年12月10日・2014年12月1日・2013年12月3日・2012年11月30日・2011年12月5日のブログ参照)は、「出世開運」・「商売繁盛」・「子授祈願」の「守護神」として親しまれている「大鷲神社」で、毎年12月に行われる「酉の市」です。
「安食の酉市」の「はじまり」ですが、江戸時代頃といわれ、「伝統」ある「お祭り」として、「近隣」の「茨城県」や、「東京都」等、「近県」からも、多くの「人」が集まり、「賑わい」をみせていたそうです。
「安食の酉市」ですが、例年「大鷲神社」の「例大祭」に合わせ行われており、「安食の酉市」は「関東」で最も遅くに行われる「酉の市」として知られており、上述のように12月「最初」の「酉の市」に、「大鷲神社」周辺で開催されています。
「安食の酉市」「当日」は、「商売繁盛」、「家内安全」、「学業成就」等を願った「演技開運熊手」が「人気」の「熊手市」等が、「大鷲神社」周辺の「会場」に所狭しと「熊手」が並ぶそうです。
「安食酉の市」(安食の酉市)ですが、1年の「無事」に感謝し、来る「年の幸」を願う「酉の市」で、今年(2016年)の「安食酉の市」(安食の酉市)の「開催期間」ですが、12月3日(土)から12月5日(月)となっており、「初日」の12月3日(土)は「一の酉」、「中日」の12月4日(日)は「二の酉」、「トリ」を飾る12月5日(月)は「三の酉」となっています。
また「大鷲神社」「例大祭」「期間中」には、「とりまち」と称して「神社」下「広場」を「会場」に、「カラオケ発表会」をはじめとして、「和太鼓」・「民舞踊」・「刃物研ぎ」等の「イベント」が行われ、「露店商」等も出店し、賑わいます。
「安食酉の市」(安食の酉市)「とりまち」の「タイムスケジュール」、「内容」、「主催団体」は、下記の通りです。
12月3日(土)〜5日(月)
8時00分〜19時00分 例大祭(大鷲神社)
12月3日(土)
9時55分〜10時00分 開会宣言(酉市実行委員会)
10時00分〜12時15分 カラオケ発表第1部(酉市カラオケ実行委員会)
12時15分〜12時45分 歌謡ショー(成田みつる、京一夫&ちづる、武田和子)(順不同)
12時45分〜13時00分 ドラム君健康体操(ドラム君健康づくり体操サポーター)
13時00分〜15時30分 カラオケ発表第2部(酉市カラオケ実行委員会)
12月4日(日)
11時10分〜11時15分 開会宣言(酉市実行委員会)
11時15分〜13時30分 民舞踊(栄町舞踏連盟)
歌謡ショー(王春華)
13時30分〜13時50分 歌謡ショー(堀カズアキ、水上純)(順不同)
13時50分〜14時00分 舞踊(門田有真(小学5年生)、大木幸子)
14時00分〜14時30分 ドラム君健康体操(ドラム君健康づくり体操サポーター)
14時30分〜15時00分 ザ演歌(酉市カラオケ実行委員会)
15時00分〜15時30分 大道芸(たっきゅうさん)(栄町出身)
15時30分〜16時00分 和太鼓演奏(下総栄太鼓)
10時00分〜16時00分 刃物研ぎ(栄町建設協同組合)
10時15分〜12時30分 魂生大明神曳き廻し(酉市実行委員会)
※主催者の都合により内容・時間に変更がある場合があります。
なお「安食酉の市」(安食の酉市)に催される「歌謡ショー」に出演した「歌手」は、「ヒット曲」が生まれるという「伝説」もあるそうです。
「安食酉の市」(安食の酉市)の「会場」「大鷲神社」には、下記の「看板」が建てられています。
琴を奏する彫刻の不思議
毎年、十二月に行われる酉の市で大鷲神社境内の特設舞台で唄った当時無名に近い歌手達が翌年のNHK紅白歌合戦に出場を果すという不思議が続きました。
それは音楽を習う姿のこの彫刻の発する神秘なエネルギーなのだろうか?
又張り出した縁回りの彫刻には筆を持って採点を付けるような神様の姿も見える。
ちなみに、近年酉市舞台で唄った歌手は瀬川暎子を始め、三笠優子、松原のぶえ、鳥羽一郎、冠二郎等で、今は日本を代表する歌手として活躍されております。
大鷲神社社務所
※看板・内容を文中まま表記。
「由緒」ある「大鷲神社」下「広場」で開催される「関東一」遅い、1年の「無事」に感謝し、来(キタ)る「年の幸」を願う「酉の市」「安食酉の市」(安食の酉市)。
この機会に「栄町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「安食酉の市」(安食の酉市)詳細
開催期間 12月3日(土)〜5日(月)
開催時間 10時〜16時
開催会場 大鷲神社 印旛郡栄町安食3620-1
問合わせ 安食酉の市実行委員会 0476-33-7713
備考
「安食酉の市」(安食の酉市)が開催される「栄町」では、「クリスマスシーズン」から「バレンタインデー」・「ホワイトデー」にかけ、「JR安食駅」を中心に「鮮やか」に彩られる「イルミネーション」が点灯する「安食駅前シーズンイルミネーション」が行われています。
「安食駅前シーズンイルミネーション」ですが、今年(2016年)は昨年(2015年)より「会場」をさらに拡大して開催されているそうで、「幻想的」な「光」に包まれた「JR安食駅」「駅前」で楽しむことができるそうです。
「安食駅前シーズンイルミネーション」「詳細」は、下記の通りです。
「安食駅前シーズンイルミネーション」詳細
開催期間 12月2日(金)〜2017年(平成28年)3月14日(火)
点灯時間 17時00分〜0時30分
開催会場 JR成田線JR安食駅周辺
主催 栄町
協賛 成田国際空港株式会社(2015年4月7日・2012年12月10日のブログ参照)