本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山公園」で2月21日(土)〜3月8日(日)の期間開催されます「平成27年成田の梅まつり」です。
「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれている「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)は、「真言宗智山派」の「大本山」で、「関東三不動」のひとつです。
「成田山新勝寺」ですが、天慶3年(940年)「寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)」によって「開基」され、以来一千年余りもの「歴史」を持つ「全国有数」の「霊場」です。
「成田山新勝寺」の「御本尊」である「真言宗」の「開祖」「弘法大師」「空海」が、自ら「一刀三礼」(ひと掘りごとに三度礼拝する)の「祈り」をこめて「敬刻開眼」された「御尊像」なのだそうです。
「成田山新勝寺」では、この「霊験」あらたかな「御本尊」「不動明王」の「御加護」で、千年以上もの間、「御護摩」の「火」を絶やすことなく、「皆様」の「祈り」が「一体」となり「清浄」な「願い」となって現れるそうです。
「成田山新勝寺」は、「開山1080年」を「間近」に控えた現在も「成田のお不動さま」として「数多く」の「人々」の「信仰」を集めています。
「成田山表参道」の「信徒会館」前から「総門」を入ると「成田山新勝寺」「境内」です。
「成田山表参道」「右側」に「土産物店」が「軒」を並べる「広場」「堂庭」があり、「客殿」の「光輪閣」を「左」に見て、「石段」を登ると「大提灯」が下がる「仁王門」(重要文化財)をくぐります。
さらに「石段」を登り切ると、「左右」に「翼殿」を持つ「重層入母屋造り」「大本堂」の「雄姿」が「視界」に入ってきます。
「大本堂」には「弘法大師」が彫ったといわれる「御本尊」の「不動明王」がまつられており、その「内陣」は広く、「畳」296畳分もあり、「内陣」「中央」に焚かれている「御護摩」の「香煙」は1日も絶えたことがないといわれています。
「大本堂」「右手」には、「三重塔」(重要文化財)と「一切経堂」、「鐘楼」があります。
「成田山新勝寺」「大本堂」前の「広場」「左手」に「釈迦堂」(重要文化財)が鎮座しています。
「釈迦堂」は、安政5年(1858年)に建立された前「本堂」で、「仏教」を開いた「釈迦如来」が祀られています。
「釈迦堂」の「堂」の「周囲」には「二十四孝」の「彫刻」などが施され、江戸時代末期の「特色」を示しています。
「成田山新勝寺」「大本堂」「左手」から「順次」、「成田山平和の大塔」(2012年5月7日のブログ参照)への「道」を巡っていくと、「石段」を上り「正面」に「光明堂」(重要文化財)、「左手」には「額」や「絵馬」が並ぶ「額堂」(重要文化財)が建っています。
「入母屋造り」の「額堂」の「軒下」には、「成田山新勝寺」に奉納された「額」や「絵馬」が掲げられています。
「大日如来」をまつる「光明堂」(重要文化財)は、「釈迦堂」の前の「成田山新勝寺」の「本堂」で、元禄14年(1701年)に建立された「貴重」な「建物」で、毎年5月に「光明堂」の前で、「薪能」(2014年5月13日・2013年5月13日・2012年5月12日・2011年5月12日のブログ参照)が催されています。
「光明堂」の「裏手」へ「道」をたどっていくと、「圧倒的」な「迫力」をもって「塔」が迫ってきますが、この「塔」こそ昭和59年()に完成した「成田山平和の大塔」で、見るものを「圧倒」すり「威容」な「成田山平和の大塔」は、「成田山新勝寺」の「真言密教」の「教え」の「根本」である「相互礼拝」・「相互供養」の「曼陀羅世界」を表しています。
「成田山新勝寺」「光明堂」の「右手」には「清滝権現」の「社殿」が、「光明堂」「裏」には「奥の院」があります。
「清滝権現」の「社殿」「右手」から「鬱蒼(うっそう)」と茂る「林」の中へ「石段」を降りていくと、「雄飛の滝」が「岩」をうち、「渓谷美」が展開し、ここから「先」が「成田山公園」(2010年11月12日のブログ参照)となっています。
「成田山公園」ですが、「広さ」が165000平方mという「広大」な「敷地」を有し、「広さ」で例えると「東京ドーム」3個分も入ってしまう「広さ」なのだそうです。
「成田山公園」では、「森林浴」を楽しみながら、「木々の間」から差し込む「陽の光」に照らされて、「新緑」、「蝉時雨」、「紅葉」、「雪景色」といった「四季」の「表情」を感じとることができる「公園」となっており、近年は「健康志向」の「ライフスタイル」が流行していることから、「成田山公園」で「ウォーキング」(散策)される「方」も多く見られます。
「成田山公園」は、上記のように「草木」や「自然」にあふれ、「仏教」の生きとし生けるもの「すべて」の「生命」を尊ぶという「思想」が組み入れられており、「園内」「竜智の池」などの3つの「池」は「放生(ほうじょう)の場」を表わし、「公園全体」を見れば、「不殺生(ふせっしょう)」を「象徴」する尊い「生命」をはぐくむ「場」となっています。
「成田山新勝寺」「境内」にある「光明堂」の近くの「階段」を下りていくと、上記のように「木立」の中から「光」が差し込んでいる「雄飛の滝」が「巨大」な「岩山」の中から「顔」を見せ、「雄飛の滝」の「水」は、「竜智」、「竜樹」、「文殊」と名付けられた3つの「池」への「水源」となっており、「竜智の池」の中にある「浮御堂」の周りには数多くの「鯉」が泳いでいます。
「成田山公園」「園内」「各所」には、「松尾芭蕉」や「高浜虚子」など「著名」な「文人達」の「句碑」が建っており、当時の「成田」でも「俳句」や「歌」にたしなんでいた「人々」が多くいたという「事」が物語っており、「公園」の「自然」の中にも「様々」な「先人」の「知識」や「足跡」が残されています。
また「成田山公園」「園内」には、「成田山書道美術館」(2011年6月5日のブログ参照)があり、「成田山公園」に隣接して「成田山霊光館」、「成田山仏教図書館」などがあり、「成田山書道美術館」の「傍ら」には「水琴窟(すいきんくつ)」と呼ばれる「不思議」な「音」が聞こえる「場所」があり、「水琴窟」からは「水滴」が「大瓶」の中に落ちて「反響」する「音」が「耳」を傾けると「名琴」のように、澄んだ「音」が聞こえてくるそうです。
上記のように「成田山新勝寺」「大本堂」の「奥」に広がる「風光明媚」な「成田山公園」では、「四季折々」の「草花」や「風景」を楽しむことができ、「成田山公園」には、「平均樹齢」50年を超える約500本の「紅梅」や「白梅」が植えられています。
「成田山公園」の「梅」は、例年2月中旬から3月中旬にかけて咲き、「成田山公園」は「梅の香り」でいっぱいになります。
「成田の梅まつり」(2014年2月16日・2013年2月11日2012年2月9日・2011年2月10日のブログ参照)は、「成田山公園」で開催されている「催し」で、「成田」の「新春」の「恒例行事」として、「園内」の「梅」が色づく2月から3月にかけて行われています。
「成田の梅まつり」は、毎年1ヶ月間かけて開催され、「期間中」の「週末」を「中心」に「様々」な「イベント」を開催し、訪れる「方」に「おもてなし」を行っています。
「平成27年成田の梅まつり」ですが、2月21日(土)から3月8日(日)までの「期間」に「成田山公園」を「会場」に行われ、「期間中」の「各」「土・日曜」に「イベント」を開催するそうです。
「平成27年成田の梅まつり」「期間中」の「イベント」ですが、「観梅の演奏会」、「甘酒進上」、「表千家観梅の野点」、「観梅の投句コンテスト」、「氷の彫刻展」、「草木染」「花の集い展」となっています。
「観梅の演奏会」は、「梅」を愛でながら「伝統音楽」を楽しむ「催し」で、毎回「大勢」の「お客様」が「春」を奏でる「音色」に「耳」を傾け、「好評」を得ています。
「観梅の演奏会」「演奏会場」ですが、「成田山公園」内の「西洋庭園」で、「伝統音楽」の「演奏会」を行い、「観梅の演奏会」では、11時00分から、13時30分からの1日2回行われ、「開催日」、「演奏会出演者」ですが、下記の通りとなっています。
開催日 演奏会出演者
2月21日(土) 筝曲(海寶幸子)
2月22日(日) 二胡(ワン・シャオフォン)
2月28日(土) 津軽三味線(通若会社中)
3月1日(日) 津軽三味線(佐藤通弘・通芳)
3月7日(土) 筝(清翔会)・尺八(竹樹会)
3月8日(日) 筝(清翔会)・尺八(竹樹会)
「甘酒進上」ですが、「米麹」を使って、その場で、手作りした「甘酒」を「無料」で配る「おもてなし」で、ほんのりした「甘さ」は、「公園散策」で冷えた「指先」や「体」を「芯」から温めてくれます。
「甘酒進上」は、「期間中」の「各」「土・日曜」の10時00分から15時00分まで「成田山公園」「園内」「西洋庭園」でふるまわれます。
「表千家観梅の野点」は、「表千家成田市茶道会」の「協力」により、「無料」で行われる「催し」で、「期間中」の「各」「土・日曜」に開催され、「会場」ですが、「文殊の池」上「梅林」で、10時00分から15時00分(受付終了は14時30分)まで行われます。
「表千家観梅の野点」「先生」の「スケジュール」は、下記の通りとなっています。
2月21日(土) 八尾 宗保 先生
2月22日(日) 矢澤 宗文 先生
2月28日(土) 石橋 宗美 先生
3月1日(日) 行方 宗岑 先生
3月7日(土) 阿地 宗玲 先生
3月8日(日) 大塚 宗裕 先生
となっており、「表千家観梅の野点」では、初めて「お茶」を、召し上がる「方」でも「気軽」に参加できるそうです。
「観梅の投句コンテスト」ですが、「成田の梅まつり」「恒例」の「投句コンテスト」で、「兼題」は「梅」となっており、1人2句以内「未発表」の「作品」に限り「応募・受付」しています。
「観梅の投句コンテスト」の「選者」ですが、「成田山新勝寺」「貫主」「橋本照稔猊下」が行い、「入賞者」は4月上旬に直接通知され、「広報なりた」、「智光」(成田山だより)等で発表されます。
「観梅の投句コンテスト」の「投函箱設置場所」ですが、「成田山公園」「西洋庭園」及び「宗吾霊堂」(2010年12月23日のブログ参照)「大本堂」前に設置されるそうです。
「観梅の投句コンテスト」の「賞」ですが、「秀句」9句、「入選」20句となっており、「秀句」9句ですが、下記の「賞」となっています。
成田山新勝寺貫主賞
成田市長賞
成田市議会議長賞
京成電鉄株式会社賞
JR成田駅賞
宗吾霊堂賞
三橋鷹女賞
成田商工会議所会頭賞
一般社団法人成田市観光協会賞
「氷の彫刻展」は、「期間中」の3月8日(日)に「成田山新勝寺」「大本堂」前「広場」周辺で開催される「催し」で、四角い「氷柱」を「職人たち」の「手」により、「様々」な「形」に作り上げていく「様子」を「目の前」で見られ、「冬」ならではの「氷の芸術品」が並ぶ様は「圧巻」だそうです。
「氷の彫刻展」「スケジュール」は、下記の通りです。
10時15分 開会式
(大本堂正面階段踊り場/雨天時・大本堂第一講堂)
10時30分 競技開始
12時00分 競技終了・審査
13時00分 特別大護摩参詣「成功成就」
14時15分 表彰式
「草木染」「花の集い展」は、3月1日(日)から3月8日(日)に「成田観光館」で行われる「展示会」で、「自然」の「草花」を「染料」として、「スカーフ」や「タペストリー」等の「大小」「様々」な「布地」に染め込んだ「作品」が展示されます。
「四季折々」の「表情」を見せる「風光明媚」な「庭園」が美しい「成田山公園」で開催される「新春恒例」の「催し」「平成27年成田の梅まつり」。
この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「平成27年成田の梅まつり」詳細
開催期間 2月21日(土)〜3月8日(日)
開催時間 10時〜15時
開催会場 成田山公園 成田市成田1
問合わせ 成田市観光協会 0476-22-2102
備考
「平成27年成田の梅まつり」でふるまわれる「甘酒」ですが、弘化4年(1847年)頃「創業」の「糀店」の「麹」を使用しており、「天然」の「甘味」が利いた「糀」の「甘酒」となっています。
なお「甘酒進上」は、「雨天」の場合、「中止」だそうです。