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「鹿島神宮(かしまじんぐう)」(鹿嶋市)
 晩秋を迎え、まさに天高く馬肥ゆる秋といった様相の犬吠埼。
 天気の良さと比例して海が美しく、空がいつもより高く見えます。

 さて本日は、先のブログ(10月23日)「東国三社」の中で紹介した近隣市 鹿嶋市に鎮座する「鹿島神宮」のご案内します。

 「鹿島神宮」の御祭神である「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」は神話の「国譲り」で活躍した武神で、「古事記」「日本書紀」によると、宇宙自然の創世に成りませる陰陽の神、イザナギ、イザナミの両親より生まれた火の神 カグツチより誕生されたそうです。

 また「国譲り」の後半で出雲の平国後、東遷(とうせん)して各地の平国と開拓に当り最後に東路(あづまじ)の果て、鹿島に止まりここから西の方に香取を臨みて鎮(しず)まられたそうです。

 「鹿島神宮」の歴史は古く、第十代「崇神天皇(すじんてんのう)」の時代に世が困窮した際、奈良の二上山(ふたかみやま)に白衣に白鉾(しらほこ)を持ち立つ神が現れ「我を祀らば小国も大国も汝がすべての国を安ぜよう」と神示があり、この神が「鹿島に坐(ま)す神」だと知った天皇は大いにかしこみ、ただちに多くの御幣物(ごへいもつ)を鹿島の宮に奉納したそうです。社伝によると、鹿島の宮の創建は初代神武天皇即位の年とあり、凡そ2660年ほど前といわれています。

 平安時代の延喜式では、神宮の号を持つお社(やしろ)は、伊勢を除いて鹿島と香取のみ。20年に一度の造替(ぞうたい)制度があり、天皇の一世一度の奉幣(ほうべい)や立后(りっこう)の奉幣など行われており、この事からも「鹿島神宮」の御由緒(ごゆいしょ)を伺う事ができます。

 「鹿島神宮」の御利益(ごりやく)は武道、競技、政治(まつりごと)などの必勝成就の信仰が上げられます。
 また日の本(ひのもと)の日出(ひい)づる「鹿島立」の御神徳により、旅行安全、五穀豊穣、殖産、安産の信仰があり鹿島立ちの神であるところから事業の創業、新規開拓、開運の神として御利益があります。

 犬吠路の道中にある歴史あり、御利益の多い東関東屈指のパワースポット「鹿島神宮」に足を伸ばして、御参拝してみてはいかがでしょうか?

 鹿島神宮 住所
 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
 0299-82-1209

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=244 |
| 地域情報::鹿島 | 09:10 AM |

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