本日ご案内するのは、となりまち「神栖市」「波崎手子后神社」で7月12日(土)・13日(日)に開催されます「大潮祭」です。
「神栖市」は、「茨城県」の「東南端」に位置し、「東側」は「太平洋」に、「南側」・「西側」は「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)を経て「千葉県」に、「北西側」は「鹿嶋市」及び「潮来市」に接した「南北」に長い「形状」をしています。
「神栖市」は、隣接する「鹿嶋市」とともに「鹿島臨海工業地帯」を形成しており、「鹿嶋市」・「潮来市」・「鉾田市」・「行方市」とともに「Jリーグ」「鹿島アントラーズ」の「ホームタウン」となっています。
「神栖市」は、平成17年(2005年)8月1日に「神栖町」と「波崎町」との「市町村合併」により、「人口」9万人余りの「市」として誕生しました。
(平成26年6月末日現在「神栖市」の「人口」は94390人となっています。)
「神栖市」は、「東」は「太平洋」「鹿島灘(かしまなだ)」(2012年6月16日のブログ参照)に面し、「南」は「利根川」「常陸利根川」が流れています。
「神栖市」の「面積」は、147.26平方kmとなっています。
「神栖市」は、かつては「広大」な「面積」の「池」「神之池(ごうのいけ)」(2012年3月27日のブログ参照)がありましたが、現在は「鹿島開発」のため「一部」を残して「大部分」が埋め立てられています。
「神栖市」は以前、「農業」と「漁業」が「中心」の「地域」でしたが、1960年(昭和35年)に始まりました「鹿島開発」により、「世界的」にも珍しい「堀込式人工港」「鹿島港」を「核」に、「鉄鋼」・「石油」を「中心」とした「重化学コンビナート」の「まち」として発展、「工場立地企業」からの「税収」により「財政」は豊かで、「福祉」が充実しており、「県外」からの「転入者」も多く、このため「鹿嶋市」との「広域市町村合併構想」は、「自主財源」の「確保」の「観点」から「合併」には至っていません。
「神栖市」「波崎地区」は、「黒潮」と「親潮」が出合う「有数」の「漁場」があり、古くから「漁業のまち」として「水産業」や「水産加工業」が発展してきました。
「神栖市」「波崎地区」は、「太平洋」に面し、「夏」涼しく「冬」温暖な「気候」であることから「アウトドアスポーツ」を「観光」の「中心」に据えており、「海水浴」、「マリンスポーツ」から「サッカー」、「テニス」、「トライアスロン」に至るまで幅広い「スポーツ」が楽しめます。
「神栖市」「波崎地区」では、特に「民間」の「サッカーグラウンド」は70面以上有しており、「サッカー合宿」の「メッカ」として「全国的」に「有名」です。
なお「波崎海水浴場」(2012年7月13日・2011年7月19日のブログ参照)は、「環境省」が選定している「快水浴場百選」に選定されています。
「波崎手子后神社」は、「茨城県」「神栖市」「波崎」に鎮座する「神社」で、「波崎手子后神社」の「御祭神」ですが、「手子比売命」を祀っています。
「波崎手子后神社」ですが、神護景雲(じんごけいうん)年間(767年〜770年)「創建」の「寺社」で、「鹿嶋市」では「神遊社」ともいい、「大神の御女」が「祭神」とあります。
また「一説」には「常陸国風土紀(ひたちのくにふどき)」(2012年6月3日のブログ参照)の「童子女松原」(2012年5月29日のブログ参照)に見られる「安是の嬢子」を祀った「社」ともいわれています。
「波崎手子后神社」「社伝」では、古くより「息栖神社」(2010年11月7日のブログ参照)・「大洗磯前神社」とともに「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)の「三摂社」と称されてきたとされています。
「波崎手子后神社」は、「利根川」「河口」近くの「茨城県」側に鎮座し、「国道124号線」を「銚子大橋」から「北」へ向かうと「茨城県」側の「たもと」すぐの「信号」の「右手前方」に「手子后神社」「入口」があり、真っ直ぐに入っていくと「波崎手子后神社」があります。
「波崎手子后神社」「境内」には「摂末社」として「厳島神社」、「浅間神社」、「稲荷神社」、「天満宮」、「金刀比羅宮」が祀られています。
また「波崎手子后神社」「境内」には「神仏習合」の「名残」をとどめる「太子堂」も残っています。
「大潮祭」は、「神栖市」「波崎地区」の「氏神」である「波崎手子后神社」の「祭祀」として毎年「旧暦」の「6月15日」に近い「土・日曜日」に執り行われています。
「大潮祭」ですが、「航海」の「安全」や「豊漁」を祈る「海の男たち」の「祭り」で、「大潮祭」「当日」は、「神輿」や「鳴り物」が「街中」を練り歩き、「波崎の漁船」は「出漁」を止めて、「大漁旗」を飾り、「乗組員」・「関係者」は「波崎手子后神社」に参拝するそうです。
上記のように「神栖市」「波崎地区」は、「北」に「太平洋」、「南」に「利根川」と「水」に挟まれた「地形」であるため、昔から「漁業」をはじめ、「水産業」が「非常」に盛んなため、「水神様」として「漁師の信仰」が篤い「波崎手子后神社」では、「大潮祭」が、毎年「盛大」に行われてきました。
「大潮祭」では、「初日」「夜」の「宵宮」、「2日目」(最終日)の「祭礼当日」ともに「神輿」や「鳴り物」が「街中」を練り歩きます。
(「大潮祭」「宵宮」・「祭礼当日」の「スケジュール」ですが、下記「詳細」を参照下さい。)
「大潮祭」は、江戸時代中期から行われてきたとされており、「大漁祈願」の「祭り」として伝えられてきました。
「大潮祭」は、「古文書」「総州勤向(つとめむき)」の中で、
「毎年、磯廻しと申し、今日近辺のもの飯沼高神の磯辺見学の者相廻り候者もこれ有る由。
尤(もっと)も今日当所の塩干に御座候。」
などと記載されているそうです。
上記のように「海上安全」、「大漁」を祈願する「大潮祭」ですが、「勇壮」で「躍動的」な「祭り」として知られており、「大潮祭」の「見どころ」は「神輿渡御」で、「神輿」は、「波崎手子后神社」から「波崎漁港」まで、「波崎東部地区」を練り歩きながら、時には激しくもみあい、「暴れ神輿」としても知られているそうです。「大潮祭」「神輿渡御」では、「波崎東部地区」「沿道」にいる「大勢」の「人々」から「威勢」のいい「掛け声」が飛び交い、「夏本番」を告げる「祭り」は「最高潮」(クライマックス)を迎えるそうです。
「波崎地区」の「総鎮守」(鎮守社)「波崎手子后神社」、「波崎東部地区」で行われる「海の男たち」の「祭り」「大潮祭」。
この機会に「神栖市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「大潮祭」「波崎手子后神社」詳細
開催日時 7月12日(土) 18時〜
7月13日(日) 7時05分〜18時
7月12日(土)
当番区イベント 「本郷」
フラダンスショー
開催時間 15時00分〜16時00分
開催会場 本郷セブンイレブン下新道路
小雨決行・雨天中止
7月12日(土) 宵宮 スケジュール
18時00分 廣屋水産前出発 (東町)
18時30分着予定 清八屋漁業宅前 (休憩)
19時00分着予定 宮内金物店 (休憩)
19時25分着予定 石田丸漁業宅前 (休憩)
20時00分 神輿宮入
20時30分 手子后神社内終了
7月13日(日) 祭礼当日 スケジュール
7時05分 御祈祷 (拝殿内)
7時50分 御祈祷 (神輿前)
8時00分 神輿宮出し
8時30分着予定 石田丸漁業宅前 (休憩)
9時00分〜10時00分 はさき漁協第一魚市場にて
少年鳴り物競演会
9時05分着予定 清八屋漁業宅前 (休憩)
10時20分〜11時00分 はさき漁協第一魚市場にて
お浜降り
お塩汲みの儀
御祈祷
手踊り (約300名)
11時15分 ミンションやまざき前
11時35分着予定 高木商店宅前 (休憩)
12時10分着予定 阿波屋漁業宅前 (休憩)
12時35分〜13時35分 はさき漁協第二魚市場にて
昼食休憩
13時40分着予定 八坂神社前 (休憩)
14時10分着予定 遠藤小左衛門宅前 (休憩)
14時45分着予定 本郷セブンイレブン下新道路 (休憩)
15時20分 別所十字路着
15時35分着予定 キャロット前
16時00分 波崎第一中学校発
16時15分着予定 稲垣商店前 (休憩)
16時45分着予定 (株)みうらや
17時30分通過予定 銚子大橋宮入
18時00分 神輿納め
入御の儀
開催会場 波崎手子后神社 茨城県神栖市波崎8819
波崎東部地区
問合わせ 手子后神社社務所 0479-26-3302
備考
「波崎手子后神社」・「大潮祭」「鳴り物」は、「神栖市」の「市指定無形民俗文化財」に指定されています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2178 |
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地域情報::神栖 | 10:33 AM |