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「銚子ジオパーク」「ロゴマーク」決定と「銚子ジオパーク」「キャラクター」「ジオっちょ」(銚子市)
 本日ご紹介するのは、地元「銚子市」の「銚子ジオパーク」「ロゴマーク」決定と「銚子ジオパーク」「キャラクター」「ジオっちょ」です。

 「銚子市」(2010年9月20日のブログ参照)は、「東京」から100km、「東経」140度50分、「北緯」35度44分、「関東平野」の「最東端」に位置しています。
 「銚子市」は、「北」は「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)を隔て「茨城県」の「神栖市」に対し、「東」から「南」は「太平洋」に臨み、「利根川」沿い「北西方面」は「東庄町」と、「太平洋」側「南西方面」は「旭市」と接しています。
 「銚子市」の「面積」は8391平方km、「沖」を流れる「暖流」・「寒流」の「影響」を受け、「夏」は涼しく、「冬」は暖かい「気候」です。

 「銚子半島」に「人間」が暮らし始めたのは、約1万5千〜2万3千年前くらいの「旧石器時代」といわれています。
 「海」を臨むこの地は、「自然」に恵まれ、数千年もの長い間「狩猟」と「漁撈」を中心とした「生活」が営まれ、その当時の「様子」は「粟島台遺跡」や「余山貝塚」からの「出土品」などから知ることができます。

 「銚子市」の「最東端」「犬吠埼」(4月16日のブログ参照)は、「太平洋」に突出する「岬」で、「岬」には「世界灯台100選」にも選ばれた「犬吠埼灯台」(2011年1月1日のブログ参照)が屹立(きつりつ)しています。
 「犬吠埼」付近一帯は「水郷筑波国定公園」(8月3日のブログ参照)に含まれる「景勝地」で、「風光明媚(ふうこうめいび)」な「海岸線」はかつて数々の「文人」、「墨客」が訪れ、「高浜虚子」、「国木田独歩」(2011年6月20日のブログ参照)、「佐藤春夫」などの「歌碑」、「詩碑」が立っています。

 「犬吠埼」の「地層」は、「中生代」の「白亜紀」という「時代」にできたといわれており、今からおよそ1億2000万年前の「地質時代」だそうです。
 浅い「海底」に「長い時間」をかけて堆積された「地層」がのちに「陸地」になりましたが、当時の様子を「犬吠埼灯台」周辺の「岩石」や「化石」、「地質構造」から読み取ることができるそうです。
 「犬吠埼の白亜紀堆積物」は、2002年に「国の天然記念物」として指定され、また2007年には、「日本の地質百選」にも選定されています。

 「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」(5月20日のブログ参照)は、「銚子市名洗町」から「旭市上永井」の「刑部岬(ぎょうぶみさき)」(5月26日のブログ参照)までの「海岸線」に連なる「断崖絶壁(だんがいぜっぺき)」、「海食崖」のことです。
 「屏風ヶ浦」の「高さ」60mに及ぶ「岸壁」は、かつては「海底」であった「層」(砂岩質の岩の部分)の上に「関東ローム層」の「赤土」(火山灰が積もって「鉄分」が赤く参加したもの)が堆積したものです。
 崩落した「岩」を見ると、「貝殻」などの「化石」や、かつてそこで生活していた「生物の痕跡」が残っています。
 崩落した「石」は「潮流」に乗って「九十九里浜」(5月11日のブログ参照)へと流れて行き、「海岸」に打ち上げられ、「九十九里」では「飯岡石」と呼ばれています。
 「砂岩質」の「土壌」が弱いのと、打ち寄せる「波の強さ」もあり、「有史」以来数キロに渡って「岸壁」は削られています。

 「銚子ジオパーク」(9月25日のブログ参照)は、大きくわけて、4つの「ジオサイト」に分かれており、「屏風ヶ浦ジオサイト」、「愛宕山(あたごやま)・千騎ヶ岩(せんがいわ)・犬岩(いぬいわ)ジオサイト」、「黒生(くろはえ)・夫婦ヶ鼻(めどがはな)・宝満(ほうま)ジオサイト」、「犬吠埼ジオサイト」となっています。

 「銚子ジオパーク」は、4月に「日本ジオパーク委員会」に「認定申請書」を提出しました。
 そして9月24日に行われた「日本ジオパーク委員会」にて、「神奈川県」の「箱根」、「秋田県」の「八峰白神」、「秋田県」の「ゆざわ」、「静岡県」の「伊豆半島」と共に「千葉県」の「銚子市」の5ヵ所を「地域」の「地形」や「地質」を楽しめる「自然公園」「日本ジオパーク」に認定されました。

 そして11月2日(金)〜5日(月)、「世界ジオパーク」認定の「室戸ジオパーク」がある「高知県」「室戸市」で、「第3回日本ジオパーク全国大会」が開催され、「銚子ジオパーク」として、「日本ジオパーク委員会」から「認定書」を授与されたそうです。
 この「大会」では、「各地域」の「ジオパーク関係者」が集い、「勉強会」が行われました。
 その中で、「ジオパーク」は、「場所ではなく、人とその活動」であることがあらためてクローズアップされたそうです。

 今はまだ「ジオパーク」と聞くと「地層」「岩石」などを想像し、それらを見学することと思われているところもあるようです。
 しかし「ジオパーク」とは、「見る、食べる、学ぶ」ことで、その「土地」をまるごと楽しむことと、「日本ジオパーク委員会」は提唱しているそうです。

 「銚子ジオパーク推進協議会」では、「日本ジオパーク」(地質遺産)の「認定」を目指している「段階」の8月22日に「周知活動」などに活躍するための「ロゴマーク」と「キャラクター」を決定しました。
 「一般募集」により、「ロゴマーク」142点、「キャラクター」65点の「応募」があり、「ロゴマーク」は「和歌山県」「田辺市」の「北野公一」さん、「キャラクター」は「大阪市」の「福添あゆみ」さんの「作品」が採用されました。

 「銚子ジオパーク」「ロゴマーク」の「デザイン」の「趣旨」ですが、「銚子」の「頭文字」「C」を「図案化」して「地層」を表したものに、「銚子市」の「地形」を配しています。
 「円形」の中に「地球」の「活動」の「痕跡」を表現した「銚子ジオパーク」の「ロゴマーク」に仕上げられています。
 (「銚子ジオパーク」の「ロゴマーク」ですが、「銚子ジオパーク推進協議会」HPを参照下さい。)

 「銚子ジオパーク」「キャラクター」ですが、「応募決定当初」は「キャラクター名称」は「仮称」「チョージくん」として「デザイン」されました。
 「銚子ジオパーク」「キャラクター」の「デザイン」の「趣旨」ですが、「地層」と「犬吠埼灯台」を盛り込み「前髪」で「太平洋」の「荒波」を表現しています。
 「元気」で親しみやすく「縮小単色」に耐えられ幅広く使える「デザイン」に仕上がっています。
 「銚子ジオパーク」「キャラクター」の「名前」ですが、「銚子市」市内の「小・中学生」の皆さんの多数の「応募」があり、「キャラクター」の「名前」は、「応募総数」582点の中から「ジオパーク」の「ジオ」と「ちょうし」の「ちょ」を組み合わせた「ジオっちょ」に決定したそうです。
 (「銚子ジオパーク」「キャラクター」「ジオっちょ」の「画像」ですが、「銚子ジオパーク推進協議会」HPを参照下さい。)
 「銚子ジオパーク推進協議会」では「ジオっちょ」とともに「ジオパーク活動」を盛り上げていこうと一生懸命「活動」を続けています。

 「千葉県」で初めての「認定」を受けた「日本ジオパーク」認定と「ジオパーク活動」を推進するために活用されています「銚子ジオパーク」「ロゴマーク」と「銚子ジオパーク」「キャラクター」「ジオっちょ」。
 「自然公園」「日本ジオパーク」認定された「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 備考
 「銚子ジオパーク」「キャラクター」「ジオっちょ」ですが、「JR総武本線」「特急」「しおさい」の「ラッピングシール」で「デコレーション」された「特別車両」の「電車」(列車)にも貼られています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1447 |
| 地域情報::銚子 | 09:51 AM |

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