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「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」(芝山町)
 本日二つ目にご紹介するのは、近隣市「芝山町」「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」で今週末の11月3日(祝・土)〜12月2日(日)の期間開催されます「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」です。

 「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」は、「房総」の「古墳」とその「時代」について考え、「研究」し「展示」するために設立されました。
 「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」「館内」には「千葉県」内から出土した「埴輪」や、古墳時代の「考古遺物」が展示されています。

 「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」では復元された「住居」なども見ることができ、11月に行われる「はにわ祭」(2011年11月10日のブログ参照)も紹介されています。
 また「パソコン」で「展示内容」を「クイズ」で出題する「Q&A」の「コーナー」などもあります。

 「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」の「館内」は、「第1」〜「第3」の3つの「展示室」からなっており、上記のように「県内」から出土した「埴輪」や「考古遺物」を展示しています。
 「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」では「年間」に様々な「企画展」を開催していて、人気を博しています。
 この度(たび)「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」では、11月11日(日)に開催されます「第30回はにわ祭」を記念して「芝山博物館」(芝山仁王尊)と「合同企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳の調査の過去・未来〜」を開催するそうです。

 「千葉県」は「古墳」がとても多く、その「数」は12000基以上も存在しているそうです。
 その中でも「芝山町」一帯は「遺跡」の「宝庫」で、「下総台地」(北総台地)(7月10日のブログ参照)のいたる所に、古代の「遺跡」が残されています。
 「芝山古墳群」を始めとする500基を越す「古墳」があったといわれる「地域」からは様々な「埋蔵品」や「はにわ」が発掘されているそうです。
 それらは5世紀後半から7世紀始めまで作り続けられた「埴輪」は、「文字」がほとんど残されていない当時の「歴史」や「生活」を知る大きな「手がかり」となるそうです。

 「殿塚・姫塚古墳」(6月9日のブログ参照)は、古墳時代後期に造られ「芝山古墳群」の中で最も大きな「前方後円墳」で、「国指定史跡」に指定されています。
 この「古墳」は、昭和31年、「早稲田大学」による発掘調査により発見され「全国」で初めて「形象はにわの行列」が発見されたことで知られています。

 「殿塚・姫塚古墳」の「殿塚」は、「長さ」88m、「高さ」13mで「二重」の「周溝」があり、「後円部」の「南側」に「石室」が設けられています。

 一方「姫塚」は、「長さ」58m、「高さ」6mと「殿塚」に比べるとやや小さく、「前方部」の「南側」に「横穴式」の「石室」がありました。
 「殿塚・姫塚古墳」出土した「はにわ」は、「人物」、「動物」、「家」、「武器」などの「形象はにわ」で、「築造」は6世紀から7世紀の始め、古墳時代後期と推定され、二つの「古墳」からは、「頭椎(かぶつち)大刀」、「青銅椀」、「勾玉(まがたま)」、「金環」、「鉄刀類」も発見されています。

 「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」は、上記のように「第30回はにわ祭」を記念して、「芝山はにわ博物館」と「合同」で行われる「企画展」です。
 「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」の「主催」は、「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」、「芝山はにわ博物館」(芝山仁王尊)、「早稲田大学」「文学部」「考古学研究室」となっています。

 「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」の「開催」の「趣旨」ですが、昭和31年に発掘調査された「殿塚・姫塚古墳」は、「大型」で残りの良い「人物埴輪」が「列」をなして出土して「話題」となり、昭和33年には「国指定史跡」となりました。
 「発掘調査」は、「早稲田大学」と「地元住民」の「協力」により行われ、出土した「埴輪」は、「芝山はにわ博物館」(芝山仁王尊)で「保存」・「公開」されてきました。
 また「芝山町」でも、「殿塚・姫塚」にちなんだ「芝山はにわ祭」を開催し、「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」も開設され、「埴輪」を活かした「まちづくり」が進められています。
 「企画展」では、本年(2012年)開催される「はにわ祭」が「第30回目」を迎えることを記念して、「殿塚・姫塚」の発掘当時の「資料」や「写真」、最近の「測量調査」、「殿塚」と関係の深い「高田2号墳」の「調査成果」を紹介して、今後の「九十九里地方」の「古墳研究」を展望します。
 とのことです。

 「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」の「展示構成」ですが「5部構成」となっており、「1古代の神々が町を救う〜はにわ祭り30年〜」、「2地域を総動員せよ!〜殿塚姫塚古墳の調査の開始〜」、「3殿塚姫塚古墳を最先端の技術で調査する」、「4殿塚と同じ形の古墳の調査〜芝山町高田2号墳〜」、「5九十九里における古墳研究の行方」となっています。

 「1古代の神々が町を救う〜はにわ祭り30年〜」では、1 成田空港問題とはにわ祭のはじまり、2 はにわ祭と歩んだ30年、3 ポスターで見るはにわ祭となっており、、「2地域を総動員せよ!〜殿塚・姫塚古墳の調査の開始〜」では、1 はじまりのとき、2 そのとき、3 発掘と学生、4 発掘と地域住民、5 社会の反応、6 社会への発信、7 保存・活用に向けてとなっており、「3殿塚姫塚古墳を最先端の技術で調査する」では、1 殿塚姫塚古墳1期調査の成果、2 測量調査、3 レーダー探査となっており、「4殿塚と同じ形の古墳の調査〜芝山町高田2号墳〜」では、1 測量調査とレーダー探査、2 発掘成果となっており、「5九十九里における古墳研究の行方」となっています。

 古墳時代への「時間旅行」を楽しめる「施設」「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」で開催される「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」。
 「企画展」の行われるこの機会に「芝山町」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「企画展」「はにわと共に生きる町〜殿塚・姫塚古墳調査の過去・未来〜」詳細

 開催期間 11月3日(祝・土)〜12月2日(日)

 開催会場 芝山町立芝山古墳・はにわ博物館 山武郡芝山町芝山438-1

 開館時間 9時〜16時半

 休館日  月曜日 (月曜日が祝日の場合は翌日休館)

 入館料  大人 200円 小中学校 100円

 問合わせ 芝山町立芝山古墳・はにわ博物館 0479-77-1861

 備考
 「芝山町立芝山古墳・はにわ博物館」は、広い「公園」の中にあり、「公園」内には「千葉県指定文化財」の江戸時代の「農家」旧「藪家住宅」が「移築」・「公開」されています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1370 |
| 地域情報::成田 | 07:58 PM |

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