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「水郷いちじく」(香取市)
 本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」の「香取ブランド」「水郷いちじく」です。

 「香取市」は、「千葉県」「北東部」の旧「佐原市」、旧「小見川町」、旧「山田町」、旧「栗源町」が合併し、平成18年3月27日に誕生しました。
 「香取市」の「面積」は、262.31平方kmと「県下」第4位、「人口」は約8万8千人となっています。
 (平成24年8月1日現在、83626人)
 「香取市」は「水郷」の「風情」が漂う「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)の「水辺」、穏やかな姿を見せる「丘陵地」など、「水」と「緑」に恵まれた「自然」豊かな「まち」です。
 また「香取市」全体が「低地部」と「台地部」で占められていることから「田畑」に適しており、「農業」が「基幹産業」になっています。
 ちなみに「香取市」の「米」の「出荷量」は「千葉県一」となっています。

 「無花果(いちじく)」は、「クワ科イチジク属」の「落葉高木」、またその「果実」のことで、「原産地」は「アラビア南部」、「不老長寿」の「果物」とも呼ばれています。
 「無花果」の「字」は、「花」を咲かせずに「実」をつけるように見えることに由来する「漢字」で、「日本語」ではこれに「イチジク」という「熟字訓」を与えています。

 「無花果」の「形態」・「生態」ですが、「無花果」の「葉」は「三裂」または「五裂掌状」で互正するそうです。
 「日本」では、浅く「三裂」するものは江戸時代に「日本」に移入された「品種」で、深く「五裂」して「裂片」の「先端」が「丸み」を帯びるものは明治以降に渡来したものなので、「葉」の「裏」には荒い「毛」が密生し、「葉」や「茎」を切ると「乳汁」がでるそうです。
 「初夏」、「果軸」が肥大化した「花嚢」の「内面」に無数の「花」(小果)をつけます。
 このような「花のつき方」を「隠頭花序(いんとうかじょ)」といい、「雌雄異花」でありますが同一の「花嚢」に両方の「花」をつけ、「栽培品種」には「雄花」がないものもあります。
 「自然」では「花嚢」内部には「イチジクコバチ」が生息し、「受粉」を媒介しますが、「日本」で栽培されている「無花果」はほとんどが「果実肥大」に「イチジクコバチ」による「受粉」を必要としない「無為結果性品種」です。
 「無花果」の「果実」は「秋」に熟すと濃い「紫色」になり、「食用」とする部分は「果肉」ではなく「小果(しょうか)」と「花托(かたく)」です。

 「香取市」では昭和46年(1971年)、「減反政策(げんたんせいさく)」の「転作」により、11戸の「農家」が、「無花果」の「生産」を開始したそうです。
 昭和49年(1974年)、3戸の「農家」が生産に成功し、「水郷いちじく」として、初出荷し「高品質」の「無花果」に人気を博したそうです。

 「水郷いちじく」は、その後、「生産中止」などの「時期」を乗り越え、平成21年7月、「香取市」独自の「いちじくブランド」を立ち上げようと14戸の「農家」ど「香取市いちじく研究会」を発足しました。
 現在、「香取市内」の「いちじく農家」は17戸で、こだわりの「いちじく作り」を目指し、日々「研究」を重ねているそうです。
 「香取市いちじく研究会」では「売ること」が一番ではなく、「美味しいもの」を作ることを一番として、「香取市」の「いちじくブランド」の「確立」を目指しています。

 出荷される「無花果」は、最も甘く完全に熟した状態で収穫し、1パック500gから600g入り500円で、主に「道の駅くりもと紅小町の郷」(2012年8月14日・8月9日・8月4日・7月5日・6月15日・2011年9月14日のブログ参照)、「道の駅水の郷さわら」(2012年8月22日・3月29日のブログ参照)で販売されているそうです。
 「水郷いちじく」の「出荷時期」は、8月から11月頃までと、約半年あまり「店先」「消費者」に届けられています。

 「美味しいもの」を作らなければ「成功」しないとの「理念」のもと、「こだわり」の「いちじく作り」を目指す「香取市いちじく研究会」の皆さんが丹精込めてつくった「香取ブランド」「水郷いちじく」。
 「水郷いちじく」を求めに「香取市」の「道の駅」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 備考
 「香取市」では、「農薬不使用いちじくジャム」を販売しており、「ジャム」は「自主基準」を設け、限りなく「自然体」に近づくように心がけ、「ストレス」を与えずのびのび育てた「無花果」を「ジャム」にしたものだそうです。













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| 地域情報::香取 | 11:20 PM |

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