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「麻賀多神社祭礼」(祇園祭)(成田市)
 本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「麻賀多(まかた)神社」で明後日(あさって)の7月29日(日)に開催されます「麻賀多神社祭礼」(祇園祭)です。

 「成田市」は、「面積」約214平方km、「人口」約12万人、「千葉県」の「北部中央」に位置する「中核都市」です。
 「北」はとうとうと流れる「坂東太郎」・「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)をへだてて「茨城県」と接し、「西」は「県立自然公園」に指定されている「印旛沼」、「東」は「香取市」と接しています。
 「成田市」の「西側」には「根木名川」、「東側」には「大須賀川」が流れ、それらを取り囲むように広大な「水田地帯」や「肥沃(ひよく)」な「北総台地」(下総台地)(7月10日のブログ参照)の「畑地帯」が広がっています。
 「北部」から「東部」にかけての「丘陵地」には「工業団地」や「ゴルフ場」が点在し、「南」には「日本の空の玄関口」「WORLD SKY GATE」・「成田国際空港」があります。
 また、「成田市」の「中心部」である「成田地区」は1000年以上の「歴史」がある「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)の「門前町」として栄え、毎年多くの「参拝客」でにぎわいます。
 「成田市内」にはほかにも数多くの「寺社」が点在しており、豊かな「水」と「緑」に囲まれ「伝統的」な「姿」と「国際的」な「姿」が融和した「都市」です。

 「麻賀多神社」は、「成田市台方」にある「神社」です。
 「麻賀多神社」は「式内社」で「旧社格」は「郷社」、「印旛郡市」にある18社ある「麻賀多十八社」の「惣社」です。
 「麻賀多神社」の「御祭神」は「和久産巣日神(ワクムスビノカミ)」と「稚日霊命(わかひるめのみこと)」(奥宮)です。
 ちなみに「麻賀多神社」の「御祭神」は、「五穀の神様」で「産業を司る神」として知られています。
 また「麻賀多神社」の「神社の社紋」が「麻の葉」であることから「安産」や「子供の守り神」でもあるそうです。

 「麻賀多神社」「本堂」の「奥」にある「大杉」は、「御神木」として樹齢1300年あまりと推定されており、「東日本一」の「大杉」といわれています。
 古来より「御神木」には「神霊」が宿るといわれ、「延命」・「長寿」の授かることでも有名で、昭和10年(1935年)に「千葉県」の「記念樹」第1号に指定されています。
 また、1944年(昭和19年)6月10日に「日月神示(ひつきしんじ)」が降ろされた場所としても知られています。

 「麻賀多神社」の「歴史」ですが、「社伝」によれば、「景行天皇」42年6月晦日、「東征」中の「日本建尊(ヤマトタケルノミコト)」が当地を訪れ、「杉」の「幹」に「鏡」を懸け
 「この鏡をインバノクニタマオキツキガミと崇めて祀れば、五穀豊穣になる」
 と言い、「伊勢の大神」を遥拝したのが、「麻賀多神社」の「起源」であるといわれています。

 「応神天皇」20年、「神八井耳命(かむやいみのみこと)」の「8世」の「子孫」である「印旛国造」・「伊都許利命」が現在の「成田市船形」に「社殿」を造営し、その「鏡」を「神体」として「稚日霊命」を祀りました。
 また、「伊都許利命」は「杉の木」の下から「7つの玉」を掘り出し、それを「神体」として「和久産巣日神」を併せ祀りました。
 この2神は「真賀多真(勾玉)の大神」と呼ばれたそうです。

 「推古天皇」16年、「伊都許利命」の「8世」の「子孫」の「広鋤手黒彦命」が、「神命」により現在の「成田市台方」に「和久産巣日神」を遷座し、それまでの「社殿」を「奥宮」としました。
 「延喜式神名帳」に記載の際、「真賀多真」が「三種の神器」のひとつと同名であるとして、「一字」取って「真賀多神社」と改称し、後に「一帯」が「麻の産地」であることから「麻賀多神社」に「社名」を改めたそうです。

 また「麻賀多神社」という「神社」は、「印旛郡市」に「台方」をはじめ、「成田市」に1社、「佐倉市」に11社、「酒々井町」2社、「富里市」2社、「八千代市」1社の計18社を数えます。
 全国的に見ても珍しい「名前」の「神社」で、「印旛沼」の「東側」から「南」にかけてにのみ存在する「神社」です。

 「麻賀多神社祭礼」(祇園祭)は、「麻賀多神社」「本殿」で行われる「例大祭」を皮切りに、「神官」・「榊(さかき)」・「神輿」・「太鼓」・「山車(だし)」などの「一行」が、「印旛沼畔」の「鳥居河岸」に向けて練り歩きます。

 また「鳥居側」「神楽舞台」では「ヒョットコ踊り」や「獅子舞」が披露されます。
 なお「麻賀多神社例祭」(祇園祭)は、平成19年より、7月最終「日曜日」開催にされています。

 「成田市台方」に鎮座する「由緒」ある「神社」で行われる「麻賀多神社例祭」(祇園祭)。
 この機会に「成田市」「麻賀多神社」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「麻賀多神社祭礼」(祇園祭)詳細

 開催日  7月29日(日)

 開催会場 麻賀多神社 成田市台方1

 問合わせ 麻賀多神社 0476-28-5736 (1日・15日の8時〜17時)

 備考
 「麻賀多神社祭礼」で披露される「獅子舞」は、「成田市」の「市指定無形文化財」に指定されています。
 また「社号」の「麻賀多」ですが、「麻の産地」・「麻縣」によるものという「説」、掘り出した「勾玉」を「霊代」としている「説」、「印旛沼」の「潟」から「真潟」という「説」、「豊城入彦命下毛野君弟真若君」から「真若田」という「説」、「御祭神」・「稚日霊命」から「真若」であるともいわれており、「諸説」あります。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1223 |
| 地域情報::成田 | 12:33 PM |

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