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「妙光寺千部会(せんぶえ)」(多古町)
 本日ご三つ目に案内するのは、近隣市「多古町」「妙光寺(みょうこうじ)」で明日、4月3日(火)に開催されます「妙光寺千部会(せんぶえ)」です。

 「妙光寺」は、「香取郡多古町居射」にある「日蓮宗」の「寺院」で、山号は「妙院山」です。
 「妙光寺」の「御本尊」は「釈迦多宝四菩薩」で、この「寺」の「祖師像」(日蓮像)は、「髭の祖師像」として信仰されているそうです。
 また「妙院山妙光寺」は、400〜500の「檀家」を有する「多古町」最大の「日蓮宗」の「寺院」です。

 「妙光寺」は鎌倉時代の弘安年間中期(1278年〜1288年)「日蓮上人」の高弟「日朝」の開山により創建されたといわれています。
 「妙光寺」は「多古居射」のほか「島」・「唐竹」にもありますが、いずれも「日朝」によるものと伝えられ、これらを「下総三妙寺」と称されています。
 また「妙光寺」は、「多古城主」「牛尾氏」の「尊崇」が厚かったそうです。

 「妙光寺」はもともとは「染井原」、「小井戸」の付近にあり、のちに「居射」に移ったといわれています。
 「多古由来記」には、寛永4年(1627年)に「江戸谷中」(現「文京区」)の「報恩寺」の「堂」を移して「寺堂」としたそうで、現在の「堂」は享保14年(1729年)の「建立」としるされているそうです。

 元禄4年(1691年)には「水戸光圀」(徳川光圀)が参詣、宝暦4年(1754年)になると「葵の紋章」を使うことを許されました。
 「山門前大題目塔」は宝暦9年(1759年)、「大常夜燈」は寛永2年(1849年)の建立と、いずれも長い時間を経てきた貴重なものなのだそうです。
 昭和35年には「大原内」の「妙見堂」から、中世、「多古地方」を支配した「千葉氏一族」の「守護神」である「妙見像」が移されました。
 「兜」をいただき、「甲冑」をつけて「刀印」を結ぶ勇ましい「武装形」で、「目」を大きくこらした「形相」は力強さを感じさせるそうです。

 「桜」が満開の時期に、「妙光寺」では「千部会」を行います。
 「千部会」とは、「追善」や「祈願」のために同じ「経千部」を「五百」ないし「千人」で、または一人の「僧侶」が「千部」すべてを唱える「法会」として、毎年4月3日に行われます。
 前夜の「お逮夜法要」に始まり、3日には「妙光寺」境内に設営された「舞台」で、「踊り」や「歌」の披露、「多古町名産品」が当たる「福引」などが催されます。
 また「妙光寺」境内には「露店」も並び、参詣する「老若男女」で賑わい、「植木」や「花」などの「市」も開かれるそうです。

 「妙光寺」には、上記に記した「日蓮上人」の「顎鬚」を付植したとされる「髭の祖師像」のほか、「支配者」であった「千葉氏」の「守護神」とされる「妙見像」、「多古城主」が「娘」の「病気平癒」を祈願した「鰐口」などがあるそうです。

 「多古音頭」にも歌われる「多古町最大」の「寺院」「妙院山妙光寺」。
 「妙光寺」で行われる「千部会」を拝見しに「多古町」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「妙光寺千部会」詳細

 開催日時 4月3日(火) 11時〜15時半頃

 開催会場 妙光寺 香取郡多古町多古2550

 問合わせ 妙院山妙光寺 0479-76-2920

 備考
 「妙院山妙光寺」の「妙見像」は「千葉県」の「県指定有形文化財」に指定されており、「鰐口」は「多古町」の「町指定有形文化財」に指定されています。

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| 地域情報::成田 | 09:55 PM |

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