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「龍角寺の七不思議の民話」(栄町)
 本日二つ目にご紹介するのは、近隣市「栄町」に伝わる「龍角寺の七不思議の民話」です。

 「印旛郡栄町龍角寺」には「龍角寺」にまつわる「七不思議の民話」があります。
 「龍角寺の七不思議の民話」は、「栄町」にある「龍角寺」という「寺」にまつわる「七不思議の民話」ではなく、「印旛郡栄町龍角寺」という「土地」にまつわる「七不思議の民話」なのだそうです。
 (七つの中には「龍角寺」にまつわる「民話」もあります。)

 「龍角寺」にまつわる「七不思議の民話」は、「三ケの岩屋」(「椀貸し」(岩屋古墳))、「八ツの井戸」、「親は古酒、子は清水」(「子者清水(こはしみず)」)、「坂田ヶ池の片歯の梅」(「片歯の梅」)、「竜灯の松」(「龍燈腰掛の松」)、「不増不滅の石」、「むらさめ返しの松」(「村雨返しの松」)と七つとなっています。

 「三ケの岩屋」(「椀貸し」(岩屋古墳))の民話ですが、「岩屋」に住む「かくれ座頭」が「村人」に、「膳」・「椀」を貸す不思議な「民話」です。
 「三ケの岩屋」とは「岩屋古墳」の二つの「石室」と「みそ岩屋古墳」の三つをいい、そこに「かくれ座頭」という「妖怪」が住んでいたといいます。
 この近郷の人々はこの「岩屋」に「膳」・「椀」等を借りたいとお願いすると、翌日その前にそろえられており、その「食器」を借りたりしていました。
 ある日、ある人が一組だけ返すのをわすれてからは、もうかしてくれなくなったといわれています。
  その一組が今でも「龍角寺」に保存しているそうです。

 「八ツの井戸」ですが、「八つの井戸」以外に新しい「井戸」を掘ると「たたり」が起こる不思議なはなしです。
 この近郊の「山すそ」に、6m位の「清水」湧く「井戸」が8つあって、その「水」で生活を営んでいました。
 不便さから「他所」に「井戸」を掘ると、ことごとくその「家」に不幸がおこったと言われ、8つの「井戸」以外は掘らなかったといわれています。

 「親は古酒、子は清水」(「子者清水(こはしみず)」)ですが、「親」が飲むと「古酒」、「子ども」が飲むと「清水」の「味」がするという不思議な「井戸」のはなしです。
 「岩屋古墳」のすぐ下にある「湧水」で、昔「親」が飲むと「古酒」で、「子ども」が飲むとただの「清水」であったことから、このように伝えられています。

 「坂田ヶ池の片歯の梅」(1月28日のブログ参照)ですが、「人柱」を埋めた「堤」の「梅の木」から不思議な「実」がなる悲しいはなしです。
 この「河」(池)は高い所へ、即(すなわ)ち逆(さか)さに流れていたと言われ、「サカサ」から「サカタ」に変化したといわれています。
 そして昔、この堤(つつみ)がたびたびくずれることから、「女」の人柱を捧げ、その時に背負っていた「子」が「梅の実」をかじっており、その「実」から「芽」が出、「木」になり、「梅の実」がついたそうです。
 しかしどの「実」もかじったような「歯」のあとがあったということから「片歯(形見)梅」といわれているそうです。
 今も「池」(坂田ヶ池)のそばに「梅の木」が立っているそうです。

 「竜灯の松」(「龍燈腰掛の松」)ですが、「日照り」を救うために「雨」を降らせた「龍」の不思議なはなしです。
 1月2日のブログで案内しました「龍寺めぐり」の中の「龍神伝説」「雨講祈祷」の後、3つに割れた「頭部」が「松」の「老大木」にかかったといい、その名があるが、今は枯れてしまったそうです。

 「不増不滅の石」ですが、「雨」が降っても「日照り」でも、溜まる「水」が増えも減りもしない不思議な「石」のはなしです。
 「不増不滅の石」は「塔跡」のことで、中央の「くぼみ」にある「水」は、「雨」が降っても「日照り」になっても、増えることも減ることもなかったといわれています。
 今も「龍角寺」境内に「不増不滅の石」が残っています。

 「むらさめ返しの松」(「村雨返しの松」)ですが、その「木」(松)を境に、一方は「雨」が降り、一方は「雨」が降らないという不思議な「松」のはなしです。
 「村」の北はずれに「松」の「老木」があって、その「松」を境にして、一方は「雨」が降ったり、他方は「雨」が降らなかったりしたといわれています。

 「龍角寺の七不思議の民話」の伝わる「印旛郡栄町」では、「龍角寺七不思議の道」として「ウォーキングコース」にして巡る「散策」も行われています。

 いにしえの「七不思議伝説」の伝わる「栄町」に訪れ、散策してみてはいかがでしょうか?

 備考
 「栄町」の「古刹」「龍角寺」は、「関東地方」で最も古い「寺院」のひとつです。
 「龍角寺」周辺には「龍角寺古墳群」(2月25日のブログ参照)があり、「龍角寺岩屋(いわや)古墳」(2月27日のブログ参照)や「浅間山(せんげんやま)古墳」(2月29日のブログ参照)など「古墳時代」を代表する「史跡」が多く残っています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=980 |
| 地域情報::成田 | 01:05 PM |

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