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「奈土のおびしゃ」(成田市)
 本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「磐裂神社(いわさくじんじゃ)」で明後日(あさって)の2月12日(日)に行われます「奈土のおびしゃ」です。

 「奈土のおびしゃ」は、「成田市」「奈土地区」の「磐裂神社」で行われる150年前から伝わる「祭礼」です。
 古式にのっとり、午前中に「磐裂神社」で「五穀豊穣」と「家内安全」を祈願したあと、「磐裂神社」と「当番」の「官主の家」や「三叉路」の「路上」で「新官主」と「旧官主」が「盃(さかずき)」を交わし、「神様」の「受け渡しの儀式」(神事)を行う珍しい「おびしゃ(御武射)」です。
 「町内各地」で行われる「農村行事」で、「神楽」は、「奈土のおびしゃ」の「祭礼」にて奉納されます。
 この行事は「秋」の「収穫の豊作」を祈るための「行事」のひとつなのだそうです。

 「奈土のおびしゃ」では、上記のように午前中に「集落の鎮守」である「磐裂神社」で「奈土5区」・「6区」「両区」の「役員」が「神社」に「神職」を迎え「神事」を行います。

 「神事」を行った後、昼過ぎ(午後)に「区」ごとに行事が行われます。
 「奈土地区」では「官主」「当番宅」にて「座敷の儀」が行われます。
 「竹」で「結界」を作り、「酒樽」に立てた「神の依代」(「氏子名簿」と「榊」を「奉書紙」に包んだもの)を囲み、「奈土地区」の「戸主」たちが数人ずつ「数座」に分かれて「御神酒(おみき)」を酌み交わし、「座敷の行事」を行います。

 「座敷の儀」の後半、「庭先」で「獅子舞保存会」による「獅子舞神楽」が舞われます。
 前半は「二人立ち」の「獅子舞」、後半は「幣束」と「鈴」を持って一人で舞う「神楽舞い」で、同じ「舞手」が演じます。
 「お囃子」は「笛」、「太鼓」、「鉦」だそうです。

 「座敷の儀」が終わると、新旧「官主」の「引継儀式」に移ります。
 「露払いの幟」を先頭に「次期神主(当番)」、「役員」、「お囃子」の行列が続きます。
 「次期官主(当番)」らは、背中に「神の依代」をさしてもらい、近くの「三又の分かれ道(三叉路)」に出向き、「三又の儀式」により「官主」の引き渡しを行います。
 「幟」に「明星尊天」とあるのは、「磐裂神社」が古くは「明星尊天」と称したことによるそうです。

 「三又の儀」では、「三叉路」に「ゴザ」を敷き、「鶴亀」と「腹合わせ」の「牡牝(おすめす)の活鮒」を飾ります。
 「紋付き袴姿」の新「官主当番」は、背中に「神の依代」を背負っています。
 新旧「当番」が「盃」を交わし、「当番」が引き継がれ、その後、新旧の「当番宅」でそれぞれ「直会」が行われてお開きになるようです。

 古式に則った「成田市」「奈土地区」に伝わる「奈土のおびしゃ」。
 「新春の伝統行事」を見にお出かけしてみてはいかがでしょうか?

 「奈土のおびしゃ」詳細

 開催日  2月12日(日) (2月13日以降の直近の日曜日)

 開催会場 磐裂神社 成田市奈土738-1

 問合わせ 成田市大栄支所農産土木課 0478-73-8063

 備考
 「奈土のおびしゃ」の「奈土地区」の「5区」・「6区」の「おびしゃ」は県記録選択「無形民俗文化財」に指定されています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=933 |
| 地域情報::成田 | 08:58 AM |

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