本日二つ目にご案内するのは、近隣市「鹿嶋市」「鹿島神宮」で明後日(あさって)の1月15日(日)に開催されます「常陸帯祭」です。
「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)は、日本屈指の歴史を誇る「鹿嶋市」に鎮座する「神宮」です。
「東国三社」(2010年10月23日のブログ参照)のひとつとしても知られていて、多くの人々から尊崇されています。
(「東国三社」とは「鹿島神宮」、「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)、「息栖神社」(2010年11月7日のブログ参照)の総称です)
「常陸帯祭」の「常陸帯」(2011年10月16日のブログ参照)とは、「常陸国鹿島神宮」の祭礼で古く行われていた「結婚」を占う「神事」です。
意中の人の名を書いて神前に供え、「神官」がそれを結び合わさったとするほか諸説あるそうです。
(「常陸帯」の「御神事」は、妻をめとろうと思う男たちが「帯」に一首の「歌」を書いて神前に手向(たむ)け、その「帯」を取り「歌」を詠じた女を妻にするというものという説もあります)
「常陸帯の神事」は、期日も古くは正月十一日、江戸時代では十四日などさまざまで、明治時代に廃れてしまい、「鹿島神宮」「常陸帯神事」は現在は行われていませんでした。
「神功皇后」による「腹帯の献納」が起源とされ、「腹帯」は現在も「鹿島神宮」に収蔵されているそうです。
「あづまぢの 道のはてなる ひたち帯の かごとばかりも あはんとぞおもふ」(新古今和歌集)など、多くの「古歌」に詠まれています。
「常陸帯」は、「鹿島の帯」ともいわれているそうです。
今回「鹿島神宮」で行われる「常陸帯祭」ですが、昨年開催された「能舞台」「常陸帯」(2011年10月16日のブログ参照)の復活にあやかり、本年(2012年)は「神事」「常陸帯祭」を復活するそうです。
元来の「祭儀」の意味に立ち返り、「氏子青年会」の尽力により「若者の出会いの場」としての機会を得たそうです。
「常陸国一之宮」「鹿島神宮」の復活した「常陸帯祭」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「鹿島神宮」「常陸帯祭」詳細
開催日時 1月15日(日) 14時〜
開催会場 鹿島神宮 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
問合わせ 0299-82-1209
備考
「鹿島神宮」では1月7日(土)に、「白馬祭(おうめさい)」が行われました。
「白馬祭」は、新年に見ると1年の「邪気(じゃき)」が祓われるという故事による「神事」で、鎌倉時代より続いているそうです。
古例に習い「御神馬」7頭が「御神前」を疾駆していくそうです。
「御神馬」が踏んだ「小石」や「ハンカチ」を持つと「心願」が叶うという信仰もあり、「白馬祭」当日には「七草粥」、「甘酒」が振る舞われたそうです。
また1月21日(土)に行われる「大寒禊(だいかんみそぎ)」ですが、参加者が定員に達してしまったため、受付を終了しているそうです。
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地域情報::鹿島 | 12:11 PM |