本日ご案内するのは、近隣市「匝瑳市」「今泉・稲生(いなおい)神社」で明後日(あさって)の1月15日(日)に開催されます「ひげなで三杯」です。
「ひげなで三杯」の行われます「今泉・稲生神社」は、「匝瑳市野田地区」にある「神社」です。
「野田地区」は、「匝瑳市」「南部」、旧「野栄町」の東部に位置する旧「野田村」にあります。
「野田村」は、1889年(明治22年)4月1日に、「町村制」施行に伴い、「野手村」「今泉村」「新堀村」が合併して「匝瑳郡野田村」として発足しました。
往古、この地方が「野田郷」と呼称されたという歴史上の「所伝」に因(ちな)み、「新村名」を「野田村」と称し、「村役場」を旧「野手村」に置いたそうです。
1954年(昭和29年)7月17日に「野田村」は「栄町」と合併し「野栄町」が発足。
その後、2006年(平成18年)1月23日に「野栄町」は「八日市場市」と合併して現在の「匝瑳市」が発足しています。
「野田地区今泉」にある「稲生神社」では、1月15日、今年一年の「家内安全」・「五穀豊穣」などを祈願して「ひげなで三杯」をおこなっています。
この行事は「今泉」の16集落の「当番区」が、昔からのしきたりにより、「かみしも」、「袴姿(はかますがた)」の「座奉行」(小学校入学前後の子ども)二人が東西に分かれて、他の集落の「氏子」を「小椀」、「中椀」、「大椀」の順で「杯」を接待したあと、「酒豪」2人づつが東西に分かれて「酒」を競って飲むものだそうです。
競い合う「杯」は「大椀」(約1.5合)と「小椀」(約0.7合)の二つがあり、「対戦相手」の了解のもとどちらで競い合うかが決められ、「ひげをなでる」と「三杯飲み干す」というユニークなならわしです。
なお、勝敗は「杯」を先に置いた方が負けとなるそうです。
なみなみとそそがれた「杯」を一気に飲み干すたびに、その豪快さから見ている方々からオーッという歓声や大きな拍手、ため息に包まれるそうです。
「匝瑳市」「野田地区」で行われるユニークな行事を見に「今泉・稲生神社」に訪れてみませんか?
「ひげなで三杯」「今泉・稲生神社」詳細
開催日 1月15日(日)
開催会場 今泉・稲生神社 匝瑳市今泉
問合わせ 匝瑳市教育委員会生涯学習課生涯学習室 0479-67-1266
備考
「ひげなで三杯」の会場「今泉・稲生神社」には、推定樹齢300年の通称「夫婦マキ」と呼ばれる「巨樹・古木」の「槇(マキ)」があります。
「幹周り」2.1mと1.7mの2本の「マキ」で「樹高」約15m、「葉張り」約12mあり、「今泉・稲生神社」の「御神木」となっています。
また「匝瑳市」には、「稲生神社」が数多くあり、「亀崎地区」の「稲生神社」では、「亀崎の如意輪参り(にょいりんまいり)」(2011年2月12日のブログ参照) が2月に行われています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=881 |
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地域情報::匝瑳 | 09:26 AM |