本日ご案内するのは、近隣市「印西市」「中根鳥見神社」で明後日(あさって)の10月17日(月)に行われます「鳥見神社の神楽」です。
毎年10月17日に「中根地区」の「鳥見神社例祭」に社前で演じられ、「大和神楽」又は「十二座神楽」と呼ばれています。
「鳥見神社の神楽」の起源は、室町時代の文安年中(1444年〜1448年)にまで遡(さかのぼ)ると伝えられており、現在使われている面は、江戸時代の宝暦元年(1751年)作だそうです。
「鳥見神社の神楽」の演目は「捧幣式」、「かため巫女」、「かため翁の神」、「国かためくなどの神」、「五穀祖神種蒔」、「ちのりほっきゅう」、「うなかみめきょう楽」、「神剣宝鏡」、「榊笹行事」、「天孤乱舞」、「おのころ島起源」、「出雲しずめ」、「三神悪鬼除伏」、「宮殿作行事」、「天岩戸前事」、「大神宮」で構成されています。
その内容は、「神代の物語」と「郷土の農耕生活」を反映しています。
「鳥見神社の神楽」の行われる「鳥見神社」(中根)ですが、「白井」「印西」「印旛」周辺に集中して建立されている20社のひとつです。
「鳥見神社」の創建は紀元前93年、開拓の祖神である「崇神天皇」と伝えられ、1181年(治承4年)には「源頼朝」も参拝し、祭田3町歩を寄進していたそうです。
「鳥見神社」社殿は「亜鉛板葺入母屋造」で昭和3年再建、本殿は「一間社流造」で1754年(宝暦3年)再建、「両部鳥居」1基、「末社」に「靖国鳥居」3基、「狛犬」はなく、「燈籠」1対、「手水舎」1棟で、「神紋」は「賽銭箱」に「左三つ巴」だそうです。
「鳥見神社」の「御祭神」「饒速日命(にぎはやひのみこと)」、「宇摩志真知命(うましまぢのみこと)」、「御炊屋姫命(みかしきやひめのみこと)」です。
「鳥見神社」境内に隣接して「奥屋城跡」があり、「平良家」の墓が建立されています。
ちなみに所在地ですが、地方道「印西印旛線」(R291)「中根郵便局」の信号を「西」に600mぐらい行ったところに鎮座しています。
「鳥見神社の神楽」はバラエティーに富む演目で構成され、当日はどなたでも見学できるそうです。
また「鳥見神社の神楽」は現在、「地元神楽保存会」によって、「八座の舞」が演じられ当時の農村の息づかいを今に伝えられています。
「印西市中根」の神社氏子の皆さんが伝統を守り続けている「鳥見神社の神楽」。
伝承される「大和神楽」を見に「印西」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「鳥見神社の神楽」詳細
開催日時 10月17日(月) 12時〜 (荒天中止)
開催場所 中根鳥見神社 印西市中根1339
問合わせ 印西市生涯学習課 0476-42-5111
備考
「鳥見神社の神楽」は「千葉県」の「県指定無形民族文化財」に指定されています。
また地域の人々から「鳥見神社」は、「トミ」神社と呼称されているそうです。
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地域情報::成田 | 10:27 AM |