本日ご紹介するのは、となりまち「旭市」に伝わる「汗かき地蔵」です。
「汗かき地蔵」は、むかし「延寿寺」の井戸から発見されたものが部落の中心に建てられ「汗かき地蔵」といわれてきたものです。 (「延寿寺」で出土したという説もあります。)
「延寿寺」には、光輝く井戸から「本尊」の「延命地蔵菩薩」が出現したという「縁起」があり、このことから「井戸野」という地名の由来になったとされています。
「水生岩」(通称「飯岡石」)の高さ95cm、幅35cmの「板碑」に線刻で「地蔵尊」と周囲に「梵字」で「地蔵菩薩」と刻まれています。
「汗かき地蔵」ですが、村の異変を汗で知らせるという伝承があります。
言い伝えでは「板碑」の上部に汗をかくと「井戸野」の上通りに異変があり、中央部に汗をかくと中央通りが異変があり、下部に汗をかくと下通りに異変があると伝えられていたようです。
村の異変を汗で知らせる珍しい「地蔵像」「汗かき地蔵」は、昭和56年(1981年)11月13日に「旭市」の「市指定有形文化財」に指定されています。
「旭市」「井戸野」に伝わる村の異変を汗で知らせる「汗かき地蔵」。
現在も「井戸野」の地で村の異変を知らせているようです。
「汗かき地蔵」詳細
所在地 旭市井戸野地先
問合わせ 旭市生涯学習課 0479-55-5728
備考
「汗かき地蔵」は現在、小さな「覆い」の中にひっそりと立っているそうです。
近隣の人たちにより、野花が飾られています。
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地域情報::旭 | 09:09 AM |