本日お伝えするのは、地元銚子「七ツ池(ななついけ)」の「桜」です。
「七ツ池」は、「銚子市観光協会」「銚子百選」に選ばれている「銚子」の名所のひとつです。
「七ツ池」は銚子市長塚町にある「江戸時代中期」に造られた「人工の溜池(ためいけ)」です。
歴史は古く、1711年〜1715年の「正徳年間」に「治兵衛(じへえ)」という人が干ばつに憂い、村人に「溜池」を造ることを提言したことに始まるそうです。
その後、「治右衛門(じえもん)」がひとつの溜池では「干ばつ対策」に不十分と考え、もうひとつ「溜池」を造ったそうです。
(現在の「岩堰」)
二つの「溜池」により開墾(かいこん)され田畑となった土地も増えたので、以後「増掘」(ぞうくつ)を行い、1744年〜1747年の「延享年間」に「江戸堰」「上池(かみいけ)」「中池(なかいけ)」「蛭藻池(ひるもいけ)」「岩堰」「塚子の森池(つかごのもりいけ)」「新堰(しんぜき)」の7つの池が出来たことから「七ツ池」と呼ばれるようになったそうです。
現在までに「江戸堰」は「上池」と、「塚子の森池」は「新堰」と合体し5つの池になり、その後「築堤工事」や「水路化」を行い、「上池」「中池」「蛭藻池」「新堰」の4つだけが残っているようです。
(現在では、二池となっているようにも見えます)
そして「七ツ池」は戦後「観光開発」として池の周囲に「ソメイヨシノ」や「山桜」など2000本の「桜」を植樹したことにより、「桜」の時期になると銚子市内から「花見客」が訪れるようになり、池にボートを浮かべて遊ぶ様子や茶店なども出ていたそうです。
しかし、今では「桜の木」も減ってしまい昔(当事)の面影はなくなっています。
そこで近年「七ツ池」では、「銚子五中」の皆さんが清掃活動をボランティアで行ったり、市民のNPO等が毎年清掃ボランティアを展開しています。
(平成16年から清掃活動をしているそうです。)
さらに有志の皆さんで「桜」の補植を行い、名所の復活を目指しているようです。
かつて、多くの市民で賑わいを見せた「七ツ池」の「桜」。
「桜」の「名所」の復活に少しづつ歩みを始めたようです。
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地域情報::銚子 | 11:27 AM |