曇り空が広がる犬吠埼。
昨日の雨で気温が下がり、この時期特有の「三寒四温」で寒暖の差が激しい陽気です。
そんな中、本日ご案内するのは、となりまち香取市「木内神社」で3月3日(木)に催行される「木内神楽」です。
「木内神楽」の伝わる「木内神社」のある「木内地区」、「正倉院」に伝わる「天平20年」(748年)の文書に「下総国海上郡城内(木内)郷」と記述され、「奈良時代」から今日まで残されている地名なのだそうです。
地元「木内地区」の有志で組織する「木内神楽保存会」によって、「十二座神楽」が継承され、「氏子の安泰」と「五穀豊穣」「商売繁盛」を祈願し、3月3日の「祭礼」に奉納されるそうです。
「木内神楽」の歴史ですが、江戸時代後期「文化年間」(1804〜1818年)には、既に執行されていたといわれ、「文政12年」(1829年)に「神楽面11面」が修理されたとの記憶があるそうです。
明治時代以前は最寄りの「神職」が相会して奉仕し、明治時代初期ごろから土地の青年によって行われるようになったそうです。
香取市木内地区に伝わる地域色豊かな「十二座神楽」「木内神楽」。
この機会に「木内神楽」を体感しに香取の地に訪ねてみてはいかがでしょうか?
「木内神楽」詳細
開催日時 3月3日(木)12時〜17時頃
所在地 香取市木内1166
演目
「猿田彦の命」(天狗の舞)「三宝荒神」(かまど神)「天ノ鈿女命」「天児屋根太玉命」「天ノ乙女命」「手力男命」(岩戸開)「榊葉」「受持の命」「八幡」「恵比寿」(鯛釣り)「稲荷大明神」(種子蒔)「素戔鳴命」(〆切り)の12演目
問合わせ 香取市小見川区事務所まちづくり課 0478-82-1117
備考
「木内神楽」は、市の「無形民族文化財」に指定されています。
農村(地区)の信仰とも融合した「十二座神楽」は、「愛宕神社」(府馬・2月下旬)、「稲葉山神社」(長岡・2月下旬)、「八重垣神社」(新里・3月20日)、「山倉大神」(山倉・4月上旬)、「境宮神社」(一ノ文目・3月下旬、4月3日)でも奉納されているそうです。
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地域情報::香取 | 11:10 AM |