本日二つ目に、ご紹介するのは、となりまち香取市「宇賀神社」「府馬の大クス」です。
「府馬の大クス」があるのは、「宇賀神社」境内。
「宇賀神社」は、宝亀4年(773年)「宇気母知神」を勧誘したことに始まる「府馬地区」でも古い神社。
「府馬地区」一帯は「府馬城跡」で、中世「府馬」氏が砦を構えていたそうです。
現在「府馬の大クス」は、「黒部川」沿いの穀倉地帯を見下ろす丘の上(高台)にある「宇賀神社」の右手前にあるそうです。
「府馬の大クス」ですが、「宇賀神社」境内を覆い尽くすように根が張っている巨樹です。
樹高が約20m、根回りが約27m、根は隆起し幹は凸凹(でこぼこ)が多く複雑な様相を示しており、樹齢1300年から1500年と言われているようです。
この巨樹は「クスノキ科タブノキ属」に属する常緑高木の「椨の木(タブノキ)」(以下「タブノキ」と表記)で、俗に「犬楠(イヌクス)」「タマクス」と呼ばれているようです。
木の根本には「正徳元年」(1711年)の銘が刻まれた石のほこらが深くくいこんでいて、樹齢の長さを物語っているようです。
幹の太さ・高さから「タブノキ」では国内最大級の大きさのようです。
「府馬の大クス」ですが、1926年(大正15年)に、「国の天然記念物」に指定され、2001年(平成13年)に「環境省」の「かおり風景100選」に選定されたそうです。
なお、「宇賀神社」境内の裏には展望台が設置され、「黒部川」沿いの「千丈が谷(せんじょうがやつ)」と呼ばれる水田や「小見川」市街地、「鹿嶋」方面を望めるそうです。
この展望台からの眺めは、2006年(平成18年)千葉県の「ちば眺望100景」に選定されたそうです。
香取の「国の天然記念物」「府馬の大クス」を見にお出かけしてみてはいかがでしょうか?
府馬の大楠・詳細
所在地 香取市府馬2395 宇賀神社内
問合わせ 香取市生涯学習課 0478-50-1224
備考
現在、地元住民が中心となり、「おおくすを守る会」を発足、自然保護活動を展開しているそうです。
「府馬の大クス」は、大正15年当時(国の天然記念物指定時)俗に「イヌグス」と呼ばれていましたが、昭和44年の調査で「タブノキ」であることが判明したそうです。
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地域情報::香取 | 11:09 AM |