天気が良い週末を迎えた犬吠埼。
日本晴れで空気が澄んで、肌寒い陽気です。
さて、本日ご紹介するのは、当地銚子を代表する農産物のひとつ「灯台キャベツ」です。
「灯台キャベツ」は、銚子の温暖な気象条件と、ミネラル分を豊富に含んだ「関東ローム層」の土壌が生み出した「キャベツ」です。
年間平均気温約15℃で太平洋に面した海洋性気候により、冬暖かいという土地の条件を生かしたやわらかい「春キャベツ」が生産され、今では全国一の生産量を誇っています。
銚子における「キャベツ」の栽培は昭和28年から開始され、今では「灯台キャベツ」としての一大産地となっています。
詳しくご紹介しますと、昭和28年(1953年)に高神地区を中心に東部地区で始まった「キャベツ栽培」ですが、「灯台印かんらん」の盛名は、「銚子農業振興会議20年の歩み」(1986年)によれば、昭和32年7月、産地体制、販売体制の確立をはかるため「灯台印」をマークとする「銚子市蔬(そ)菜出荷組合連合会」を結成し、「集団栽培」の第一歩をふみ出したことに始まるそうです。
また昭和50年頃からは、「キャベツ」の畝間(うねま)にさらに「キャベツ」の作付けする「二番ざしの方法」が普及するようになり、作付け面積の一層の拡大が図られるようになったそうです。
さらに「灯台キャベツ」は、葉がやわらかく味の良い春系品種「金系201」を中心に作期が拡大したことにより、10月下旬から翌年6月まで切れ目のない長期安定出荷が図られるようになったそうです。
そして保存方法に新しい技術を取り入れて11月から翌年6月頃までの長期間の出荷に対応しているそうです。
銚子市のキャベツ作付け面積は約1800町歩、年間600万ケース、約6万トンに及んでいるそうです。(平成17年データ)
春に収穫される「灯台キャベツ」は厳冬期を越したため、甘さが多くやわらかいのが特徴です。
銚子の町中から海(外川)まで延びる「銚子電鉄」に乗ると「本銚子(もとちょうし)駅」から、一面に「キャベツ畑」の間を抜けるように走る車窓からの風景はこの時期ならではの風景です。
(特に、「君ヶ浜駅」から「外川駅」まで一面キャベツ畑が広がっています。)
銚子の春の風物詩「春キャベツ畑」を車窓から見て愛でるも良し、旬の食材「灯台キャベツ」をAEON銚子などでお買い求めてみてはいかかでしょうか?
「灯台キャベツ」詳細
問合わせ JAちばみどり営農センター銚子 0479-23-9666
備考
「灯台キャベツ」は直接、小売・通販は行っていないそうです。
「灯台キャベツ」を作ってきた「銚子市蔬(そ)菜出荷組合連合会」は、平成6年に「銚子農協大根部会」・「銚子農協とうもろこし部会」の2組織と統合して「JAちばみどり銚子野菜連合会」が発足し、現在会員数は729人だそうです。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=386 |
|
地域情報::銚子 | 10:00 AM |