天気が回復した犬吠埼。
晴れ渡り壮観な風景が当館前浜に広がっていましたので写メでアップしました。
天候は良いのですが、風が強く肌寒い陽気です。
そんな中、本日ご案内するのは、明後日(2月15日)に催行される地元銚子の名刹「圓福寺」のお宝めぐりです。
先(2010年11月24日)のブログで紹介しました「圓福寺」は、「真言宗」の寺院。
山号は「飯沼山」、本尊は「十一面観世音菩薩」。
「坂東三十三観音霊場」の「第27番札所」となっており、別称「飯沼観音」とも称されます。
寺伝によると、724年(神亀元年)漁師が「十一面観世音菩薩」を網ですくい上げ、その後「弘仁年間」(810年〜824年)この地を訪れた「弘法大師」「空海」が開眼したとされています。
鎌倉時代以降はこの地を治めた「海上氏」の帰依を受け、寺運は興隆したそうです。
「圓福寺」境内には、「圓福寺大師堂」「仁王門」「圓福寺本堂」「圓福寺本坊内仏殿」「釈迦涅槃堂」「二十三夜堂」「鐘楼堂」があります。
「圓福寺大師堂」は、嘉永元年(1847年)第三十世深恵代に再建し、築164年のお堂です。(2011年現在)
「圓福寺本坊内仏殿」には、「内仏殿内陣」があり「阿弥陀如来」「観音菩薩」「勢至菩薩」の「弥陀三尊」が奉安されています。
「釈迦涅槃堂」には、正面に「釈迦涅槃図」(県指定文化財)が奉安されています。
縦354.7cm・横268.6cmの掛幅装の尊容は各種の色糸で刺繍され国内では他に見られない貴重なものなのだそうです。
寛文9年(1669年)に京都の「次郎左右衛門」など4名の縫物師によって製作され、願主は紀州の又右衛門、新兵衛、江戸喜右衛門であったそうです。
「釈迦涅槃図」は、お釈迦様の入滅(亡くなった)を描いたもので、「頭北面西」(頭を北に横になる)になった尊像の回りに弟子や多くの関係者(菩薩)、動物が悲しんでいる様子が描かれているそうです。
「二十三夜堂」内陣には「勢至菩薩」が奉安され、「鐘楼堂」は大晦日に除夜の鐘を奏でます。
今回の「圓福寺」のお宝めぐりでは、「県指定有形文化財」の「釈迦涅槃図」が御開帳されます。
また、寺所属の貴重な宝物の数々が特別に公開されるようです。
なお、公開されるお宝は「圓福寺本坊」(観音様でない方)で行われます。
この機会に寺社の貴重な文化財を拝観してみませんか?
圓福寺のお宝めぐり・詳細
開催日時 2月15日(火)10時〜15時(宝物の公開は15時で終了)
案内 銚子ボランティアガイド観光船頭会の皆さん
所在地 銚子市馬場町293
問合わせ 本坊 0479-22-1741
備考
毎年2月15日の「釈迦の命日」にも、「圓福寺」本坊にて「県指定有形文化財」「釈迦涅槃図」を公開しているそうです。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=379 |
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地域情報::銚子 | 09:48 AM |