本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」で12月8日(木)に開催されます「釈尊成道会・健康長寿粥接待」です。
「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)は、「成田市」に鎮座する「真言宗智山派」の「寺院」であり、「真言宗智山派」の「大本山」のひとつで、「弘法大師」「空海」が敬刻開眼した「不動明王」の「御尊像」を「御本尊」として開山された「不動尊信仰」の「総府」です。
「成田山新勝寺」は、1000年以上の「歴史」をもつ「全国有数」の「霊場」で、「成田」を代表する「観光地」でもあり、正月3が日には約300万人、「年間」約1000万人以上の「参拝客」が訪れています。
「成田山新勝寺」の「御本尊」は「不動明王」で、古来より、「お不動さま」の「御霊験」・「御利益」は数限りなく、「数多」の「信仰」を集め、「成田山新勝寺」は、今日(コンニチ)では毎年1000万人を超える「参詣者」を迎える「関東地方」「有数」の「著名寺院」です。
「全国」「有数」の「広大」な「敷地」を誇る「成田山新勝寺」「境内」には、「車」の「祈祷」をする「交通安全祈願殿」、「自然」豊かな「公園」、「成田山書道美術館」(2011年6月5日のブログ参照)や、「成田山仏教図書館」等多くの「施設」を有しています。
「成田山新勝寺」ですが、「家内安全」、「交通安全」等を祈る「護摩祈祷」のために訪れる方が多い「不動明王信仰」の「寺院」のひとつであり、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれています。
ちなみに「真言宗智山派」の「総本山」ですが、「智積院」(京都府京都市東山区東山七条)であり、「大本山」ですが、「成田山新勝寺」と、「川崎大師平間寺」(神奈川県川崎市川崎区)、「高尾山薬王院」(東京都八王子市高尾町)となっています。
なお、「全国各地」の「不動尊信仰」を支える「成田山」ですが、「全国」に71ヵ寺の「別院」・「分院」・「末寺」・「末教会」・「成田山教会」があるそうです。
「成田山新勝寺」の「御本尊」である「不動明王」ですが、「真言宗」の「開祖」「弘法大師」「空海」が自ら「一刀三礼」(ひと彫りごとに三度礼拝する)の「祈り」をこめて「敬刻開眼」された「御尊像」なのだそうです。
「成田山新勝寺」では、この霊験あらたかな「御本尊」「不動明王」の「御加護」で、千年以上もの間、「御護摩」の「火」を絶やすことなく、皆様の「祈り」が一体となり「清浄な願い」となって現れるそうです。
「成田山新勝寺」は、開山1080年を間近に控えた現在も「成田山のお不動さま」として数多くの人びとの「信仰」を集めています。
「成田山新勝寺」では、「お不動さま」の「御教え」を「私たちの誓い」として、「不動尊信仰者」の「実践行」としており、「お不動さま」の「大慈悲心」(いつくしみのみこころ)に感謝し、「日常生活」へ活かしていくことで歩むべき「道」を知る事ができるそうです。
「成田山新勝寺」「不動尊」「信仰者」の「実践行」は、下記の通りです。
第一の誓い 奴僕の行(ヌボクノギョウ)
御本尊さまの奴僕の行にしたがい、すべての人びとに奉仕いたします。
奴僕とは召使を意味する言葉で、献身的に他者に奉仕する者を指します。
お不動さまは、あらゆる人びとを苦しみから悟りの世界へ救い導くために、青黒色の肌をした奴僕の御姿となって、私たちを御加護くださっています。
第二の誓い 羂索(ケンサク)のおさとし
御本尊さまの羂索のおさとしによりつくし合いの生活をおくります。
お不動さまは、左手にお持ちになっている羂索という縄で、人びとが悪い方向へ向かいそうな時に、縛り上げてでも正しい道へ導いてくださいます。
お互いに助け合う気持ちを大切にしましょう。
第三の誓い 磐石(バンジャク)の決意
御本尊さまの磐石の決意をもってあらゆる苦難に耐えしのびます。
磐石とは、重い大きな石のこと。
お不動さまは、磐石の上にどっしりとお座りになって、全ての人を救い導くという決意を示しています。
煩悩に迷うことなく、何事にも屈しない忍耐力を育みなさいという御教えです。
第四の誓い 燃えさかる火炎
御本尊さまの燃えさかる火炎のようにひたすら精進努力いたします。
お不動さまは、一瞬たりとも弱まることのない燃えさかる火焔の中に住しています。
この御姿を通して、日頃の努力を怠らず、積み重ねていくことで道が開かれることを示しています。
第五の誓い ゆるぎなき御心
御本尊さまのゆるぎなき心を体し精神の統一につとめます。
お不動さまの磐石に座す御姿は、悟りを求める心が堅固不動の境地にあることを示しています。
自分の力を存分に発揮するために、どのような事が起きても冷静に受け止め、何事にも動ぜず対処できる不動心を身につけましょう。
第六の誓い 利剣の智慧(リケンノチエ)
御本尊さまの利剣の智慧をもって正しく判断し、真実の自己にめざめます。
お不動さまの右手の利剣は、物事の善悪を見極める正しい判断を象徴しています。
怒り、貪り、愚かさという私たちの心の迷いを断ち切り、真実の自己にめざめるという、深い洞察力を体得しましょう。
第七の誓い 加持力(カジリキ)
御本尊さまの加持力をいただき平等の利益にあずかることを祈念いたします。
加持力とは、仏さまが慈悲の心で私たちをお守りくださる力と、それを受けとめようとする私たちの信心を表しています。
仏の大慈悲はいかなる時も、私たちに注がれています。
仏の慈悲の力と私たちの信心とが相応じあう時、はじめて加持力が発揮されるのです。
「成田山」の「開山の祖」「寛朝大僧正(カンチョウダイソウジョウ)」は、延喜16年(918年)に生まれ、天慶3年(940年)「平将門の乱」を鎮めるため「朱雀天皇」の「勅命」により「関東」に下り、この地に「成田山新勝寺」が開山されました。
「寛朝大僧正」は、「皇室」との「血縁」もある大変に格の高い「僧侶」で、後に「真言宗」初めての「大僧正」に任じられ、「成田山」の他にも「京都」に「遍照寺」を開山しているそうです。
「成田山新勝寺」は、上記のように平安時代中期に起きた「平将門の乱」の際、939年(天慶2年)「朱雀天皇」の「密勅」により「寛朝大僧正」を「東国」に遣わしたことに「起源」を持ちます。
「寛朝大僧正」は、「京」の「高雄山」(神護寺)「護摩堂」の「空海」作の「不動明王像」を奉じて「東国」へ下り、翌940年(天慶3年)、「海路」にて「上総国」「尾垂浜」に上陸、「平将門」を調伏するため、「下総国」「公津ヶ原」で「不動護摩」の「儀式」を行ったそうです。
「成田山新勝寺」では、この天慶3年を「開山の年」としています。
「平将門の乱」「平定後」の永禄年間(1566年)(永禄9年)に「成田村一七軒党代表」の「名主」が「不動明王像」を背負って「遷座」され「伽藍」を建立された「場所」が、現在の「成田市」「並木町」にある「不動塚」周辺と伝えられており、「成田山発祥の地」といわれています。
「成田山新勝寺」の「寺名」ですが、「また新たに勝つ」という「語句」に因み「新勝寺」と名づけられ、「東国鎮護」の「寺院」となったそうです。
「成田山新勝寺」では、平成20年(2008年)に「開基1070年祭記念大開帳」が行われ、これにあわせて、平成19年(2007年)には「総欅造り」の「総門」が落慶され、「新勝寺」の「表玄関」として荘厳な「たたずまい」を見せています。
この「総門」は、開かれた「庶民のお寺」「成田山」と「門前町」とをつなぐ「担い手」として、「大開帳」を記念し創建されたもので、「総門」前にある「門前広場」は「参拝客」の「憩いの場」となっています。
「成田山新勝寺」ですが、「総門」をくぐって、「境内」に入ると大きな赤い「提灯」のある「仁王門」があり、「境内」には、数多くの「建造物」が立ち並んでいます。
「仁王門」から「東海道五十三次」にならった53段の「石段」を上がると、「成田山」の「シンボル」である「大本堂」が現れ、「成田山新勝寺」「大本堂」では、「世界平和」と「人々の幸せ」を願って「開山」以来毎日欠かさずに「御護摩祈祷」が厳修されています。
「成田山新勝寺」の「伽藍」ですが、「JR」および「京成電鉄」の「成田駅」から「成田山新勝寺」への「参道」が伸び、「参道」を10分ほど歩き、急な「石段」を上った先の「台地上」に「境内」が広がっています。
「石段」の途中に「仁王門」、「石段」を上った先に正面に「大本堂」、その手前「右手」に「三重塔」、「鐘楼」、「一切経堂」などが建っています。
この他、「大本堂」の「左手」に「釈迦堂」、「大本堂」の背後の一段高くなった地には「額堂」、「光明堂」、「開山堂」、「成田山平和大塔」(2012年5月7日のブログ参照)などが建っており、「成田山新勝寺」「境内」の「東側」は広大な「成田山公園」(2011年11月8日・2010年11月12日のブログ参照)があります。
「成田山新勝寺」にある「釈迦堂」、「光明堂」、「成田山表参道」にある「薬師堂」(2013年5月22日のブログ参照)ですが、「歴代」の「成田山」の「大本堂」です。
これほどの数の「御堂」が現存している「寺院」は大変珍しく、それぞれの「建物」には「建立時」の「建築様式」を今に伝えており、江戸中期から末期の「建物」である「仁王門」、「三重塔」、「釈迦堂」、「額堂」、「光明堂」の5棟が「国」の「重要文化財」に指定されています。
この度(タビ)「成田山新勝寺」では、12月8日(木)に「釈尊成道会・健康長寿粥接待」を執り行うそうです。
「成道会」ですが、「お釈迦さま」が「さとり」を開かれたことを記念して行われる「法要」なのだだそうです。
「釈尊成道会・健康長寿粥接待」ですが、「成田山新勝寺」「釈迦堂」において「釈尊成道会」を厳修し、「信徒」の「皆さん」が多く参列され「報恩謝徳」の「誠」を捧げるそうです。
「法要」(釈尊成道会)後、「成田山新勝寺」「大本堂」前「休憩所」にて、「お釈迦さま」「成道」の「故事」にちなみ、「健康長寿」を祈る「小豆粥」を「信徒」の「皆さん」な振る舞うそうです。
「日本」を代表する「名刹」「成田山新勝寺」で開催される「お釈迦さま」が「さとり」を開かれたことを記念して行われる「法要」と「お釈迦さま」「成道」の「故事」にちなんで行われる「行事」「釈尊成道会・健康長寿粥接待」。
この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「釈尊成道会・健康長寿粥接待」詳細
開催日時 12月8日(木) 11時〜
開催会場 成田山新勝寺 成田市成田1
問合わせ 成田山新勝寺 0476-22-2111
備考
「暮れ」の迫った「成田山新勝寺」では、毎年「恒例」の「大しめ縄づくり」が進んでいるそうです。
「成田山新勝寺」の「大しめ縄」ですが、「照範じめ」といわれ、「稲穂」をつるしたような「形」が「特徴」で、「幅」6.6m、「重さ」200kgを超えるそうです。
「成田山新勝寺」の「大しめ縄」は、12月25日(日)に「正月のお飾り」として「成田山新勝寺」「大本堂」前に取り付けられ、新年を迎える「準備」が整うそうです。