本日ご紹介するのは、近隣市「芝山町」「航空科学博物館」で10月9日(日)に開催されます「ANAグランドハンドリング教室」です。
「航空科学博物館」(2011年6月7日のブログ参照)は、「航空」に関する「科学知識」について、その「啓発」を図り、もって「航空思想」の「普及」及び「航空科学技術の振興」に寄与し、あわせて「日本の航空」の「発展」に資することを「目的」に、「総合的」な「航空思想普及施設」として「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)側に平成元年(1990年)に、「山武郡」「芝山町」「岩山」に開館しました。
「航空科学博物館」ですが、「中央棟」、「西棟」、「東棟」、「展望塔」、「屋外」からなり、「地上2階一部5階」の「建物」が構成されています。
「航空科学博物館」1階「中央棟」には、「アンリ・ファルマン複葉機」の「実物大復元模型」(イラスト有り)と、「ピストン・エンジンコーナー」、「ミュージアムショップ」「バイプレーン」があり、「航空科学博物館」1階「西棟」には、「ボーイング747大型模型」(操縦体験可能・要「整理券」)と「ボーイング747」の「客室」・「コックピット」・「タイヤ」、「DC-8前脚」、「旅客機の胴体比較」(DC-8とYS-11)、「DC8シミュレーター」(パイロット訓練用シミュレーターを改修したもの)があります。
「航空科学博物館」「ミュージアムショップ」「バイプレーン」には、「航空機」の「スケールモデル」など「航空関係」の「品物」をたくさん取り揃えています。
「航空科学博物館」「バイプレーン」では、たくさんの「要望」に応え、あの「カレンダー」が戻ってきたそうです。
「カレンダー」ですが、「世界各地」から様々な「航空会社」が乗り入れする「成田国際空港」の「色とりどり」の「航空機」のみならず、「四季折々」の「風景」も、美しい「航空科学博物館」周辺の「情景」の「カレンダー」に仕上がっており、「航空科学博物館」「ミュージアムショップ」「バイプレーン」にて販売しています。
「航空科学博物館」2階「中央棟」には、「下田画伯」の「イラスト」による「飛行機のあゆみ」と、「日本の名機」と「歴史的」な「ソリッドモデル」、「西棟」には、「小型機」・「ヘリコプター」の「コックピット」(「操縦席」に座れます)と「戦前」・「現在」の「パイロット」の「制服比較」、「東棟」には、「NAAコーナー」と、「エコエアポートコーナー」、「成田国際空港」を「インターネット」や「ビデオ」、「模型」等で紹介する「コーナー」があります。
「航空科学博物館」2階「東棟」にある「成田国際空港」を紹介する「NAAコーナー」ですが、2014年(平成26年)3月25日にリニューアルオープンしています。
「航空科学博物館」「NAAコーナー」ですが、「成田空港ジオラマ」、「音の体験ルーム」、「情報コーナー」、「エコエアポートコーナー」からなり、様々な「方向」から「成田国際空港」について学べる「施設」となっており、白く「スタイリッシュ」な「デザイン」に一新された「成田空港ジオラマ」と、「楽しく、分かりやすく」を「コンセプト」に「内容」を一新した「音の体験ルーム」がリニューアルされています。
「航空科学博物館」3階は、「展望台」(屋上)となっており、「成田国際空港」を「離着陸」する「ジャンボ」を「間近」に眺め、「迫力」ある「航空機」の「エンジン音」を体験できるようになっています。
「航空科学博物館」4階は、「展望レストラン」「バルーン」となっており、「展望レストラン」「バルーン」では、「成田国際空港」の素晴らしい「眺め」を見ながら「食事」ができます。
「航空科学博物館」5階では、「ガイドの説明」(土・日・祝日中心)を「参考」に「離着陸」する「ジャンボ」を見ることができるそうです。
「航空科学博物館」「屋外」には、「航空機」と「多目的広場」があり、「小型機」や「ヘリコプター」の「実物」を展示、「YS11試作1号機」(イラスト有り)や「セスナ195」「朝風」(イラスト有り)等があり、「有料搭乗航空機」として「プロペラ」が回る「飛行機」や「ヘリコプター」に搭乗できる「有料体験装置」があるそうです。
「航空科学博物館」では、「航空」に関する「科学知識」に関する「講習会」、「講演会」、「見学会」、「航空教室」、「セミナー」等を開催しており、「四季折々」様々な「催し」、「イベント」を行っています。
また「航空科学博物館」では、「展示即売会」(「航空スケッチ大会」、「紙飛行機工作教室」、「航空機の部品」・「航空グッズ」の「販売」を行う「航空ジャンク市」等)などを催行しています。
「全日本空輸株式会社」(ゼンニッポンクウユ、英称・All Nippon Airways Co.,Ltd.)(以下「ANA」と表記)は、「日本」の「航空会社」で、「ANAホールディングス株式会社」の「子会社」、「国内線乗客数」において「日本最大」だそうで、「通称」は「全日空(ゼンニックウ)」、「通称」は「ANA(エー・エヌ・エー/アナ)」です。
「イギリス」・「スカイトラックス社」による「航空会社」の「格付け」で、「シンガポール」の「シンガポール航空」や、「香港」の「キャセイパシフィック航空」と並ぶ「実質最高評価」の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ」(The World's 5-Star Airlines)の「認定」を得ており、「日本」の「エアライン」としては「史上初」の「獲得」なのだそうです。
「ANA」の「コーポレートスローガン」は、
「あんしん、あったか、あかるく元気!」、
「タグライン」は「Inspiration of JAPAN」です。
「ANA」は「国内線」では「最大」の「路線網」を持ち、2015年8月現在、「羽田空港」における「発着枠」の「シェア」の約6割を占めています。
また「国際線」は「アジア諸国」と、「ヨーロッパ諸国」、「アメリカ合衆国」に運航しており、「日本航空」とほぼ同等の「規模」です。
「ANA」は、「航空会社連合」「スターアライアンス」の「メンバー」であり、「東証一部上場」の「ANAホールディングス」(ANAHD)「傘下」であり、「ANAグループ」の「中核事業会社」です。
「ANA」の「コーポレートカラー」は「トリトンブルー」、「2レターコード」「NH」は、「全日本空輸」の「前身」の「社名」「日本ヘリコプター輸送」(Nippon Helicopter)に由来するそうです。
「ANA」の「本拠地」は「東京都」「港区」「東新橋」「汐留シティセンター」で、「日本」では「日本航空」と並ぶ主要な「航空会社」であり、近年では「傘下」の「格安航空会社」の「ピーチアビエーション」、「バニラ・エア」が「成長軌道」に入り、近年の「訪日客需要増」に応えています。
「グランドハンドリング」(Ground handling)とは、「航空輸送」における「空港地上支援業務」です。
「グランドハンドリング」ですが、「航空輸送」において、「航空機」は就航する「空港」において「到着」および「出発」に伴う「地上作業」の「サービス」を受けなければなりませんが、この「地上サービス」を総称して「グランドハンドリング」と呼んでいます。
「運航便」は、「空港」に到着し、出発するまでの「時間」を可能な限り「短時間」としたいことから、「空港」での「作業時間」(ステイタイム)を短くすることで、「航空会社」は「航空機」の「稼働」を高め、「収益向上」を図りたいためです。
「グランドハンドリング」を運営する「企業」は、そのような「航空会社」の「要求」に応えるため、「安全」かつ迅速な「空港サービス」を提供しなければなりません。
「グランドハンドリング」の主な「作業」は、下記の通りです。
ランプサービス
・マーシャリング(航空機を駐機場に誘導する)
・搭乗橋、PBBの操作/ドアの操作
・機体のプッシュバック(機体を車によってバックさせる)
・機体のトーイング(機体を牽引車によって移動させる)
・手荷物と貨物の投降載
・手荷物と貨物の搬送
・機内の清掃
・ケータリング(機内食や飲み物などの搭載)
・手荷物の仕分け
・汚水処理や水の供給
・航空機への燃料給油
・降雪のある空港での機体除雪(凍結防止剤の噴霧)
貨物サービス
・貨物や郵便の受託と引渡し
・貨物と郵便の仕分け
・ULD(コンテナなど)への貨物の組み付けや、ULDからの解体
機体整備
・機体外部の洗浄
・機体整備補助
・センダー業務(無線を使用しクルーとの交信)
車両・施設整備
・GSE車両のメンテナンス
航空業務
・運航管理
・ロードコントロール(機体重量管理)
・ラジオ業務
・フライトコーディネート
旅客業務
・カウンター業務
・手荷物業務
・内際チェックイン
・ゲート業務
・到着業務
・ラウンジ業務
「グランドハンドリング」とは、「地上作業」のことをいい、その「スタッフ」を「グランドスタッフ」といいます。
「空港」での「作業時間」(ステイタイム)は、「航空機メーカー」(BoeingやAIRBUS)が提示している「データ」をもとに、「航空会社」が「標準的」な「時間」を設定することが一般的です。
「グランドハンドリング」では、「航空会社」が求める「ステイタイム内」にてすべての「空港作業」を完了し、「定時性」(時刻表どおりの運航時刻/ダイヤ)を確保しなければなりません。
「航空会社」にもよりますが、「国内空港」において運用されている「一般的」な「ステイタイム」は、下記の通りです。
主な機種の一般的なステイタイム
航空機の機種 国内線 国際線
Boeing747-400 45分-60分 90分-120分
Boeing767-300 35分-45分 70分-100分
「国内線」と「国際線」の「ステイタイム」が異なる「要因」ですが、「燃料給油」となっており、「国際線」は「長距離」を飛行するため、「国内線」と比較し、多くの「燃料」を「航空機」に搭載するためで、そのほか、「ケータリング」や「機内」の「清掃」についても、「国際線」の「作業時間」は「国内線」と比較し、長い傾向にあります。
「国内」での主要な「グランドハンドリング企業」ですが、「航空会社」の「出資」による「グループ企業」であり、「エアライン」は「グランドハンドリング」を「自社」では行わない「ケース」が多く、「日本航空」(JAL)や「全日本空輸」(ANA)といった「国内大手」の「航空会社」は、「空港」ごとに「グランドハンドリング専門」の「グループ会社」を設立しており、「地方空港」では「民間」の「地元企業」へ「業務」を委託している「ケース」が多いようです。
「全日本空輸」には「総代理店制度」があり、「地方」では「航空券」の「予約」や「販売」など「カウンター業務」も含めて「業務委託」をしています。
「旧・日本エアシステム」(JAS)にも同じような「制度」がありましたが、「日本航空」との「合併」により、現在はなくなっています。
また「国内」の「グランドハンドリング企業」の中には、「航空会社」「同士」や「大手商社」が出資して設立した「会社」も存在するそうです。
「羽田」や「成田」、「関西」、「中部」など「国内」の「主要空港」では、「国内エアライン」のほか「海外エアライン」が運航されています。
「海外エアライン」は、「国内エアライン」へ「グランドハンドリング」を「依頼」(契約)し、その「グループ企業」が「作業」を行う「形態」が一般的です。
「海外エアライン」が、「国内」の「グランドハンドリング企業」と直接契約し、運航する「ケース」もあり、「独立系企業」が、その「形態」にて運営されています。
また「企業」によって行う「業務」が分担され、「機内清掃」のみや「機用品」の「取り扱い」のみを行う「会社」、「貨物」などの「搭載」のみを行う「会社」など、「事業内容」が異なる「複数社」が1便に対して「グランドハンドリング」を行う場合があります。
「ANAグランドハンドリング教室」ですが、「航空科学博物館」で開催される「春分の日」10月9日(日)に行われる「体験教室」です。
「ANAグランドハンドリング教室」ですが、10時00分から16時00分まで行われる「体験教室」で、「ANAグランドハンドリング教室」では、「航空機」の「誘導」等を「疑似体験」でき、「旅客」で利用している時にはなかなか見られない、「舞台裏の仕事」を体験できるそうです。
ちなみに「ANA(エーエヌエー)」ですが、「全日本空輸株式会社」(英称・All Nippon Airways Co.,Ltd.)の「略称」です。
「日本最大規模」を誇る「航空専門科学博物館」「航空科学博物館」で開催される「体験教室」「ANAグランドハンドリング教室」。
この機会に「芝山町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「ANAグランドハンドリング教室」詳細
開催日時 10月9日(日) 10時〜16時
開催会場 航空科学博物館 山武郡芝山町岩山111-3
開館時間 10時〜17時(入館締め切り16時半)
休館日 月曜日(祝日の場合翌日)
入館料 大人500円 中高生300円 4歳以上〜小学生200円
問合わせ 航空科学博物館 0479-78-0557
備考
「ANAグランドハンドリング教室」では、「晴天時」に、一部「車輛」で「搭乗体験」を実施予定となっています。