本日ご案内するのは、となりまち「香取市」「小見川駅前市街地」、「須賀神社」周辺で7月22日(金)〜24日(日)の期間開催されます「小見川祇園祭」です。
「香取市」は、「千葉県」「北東部」に位置し、「北部」は「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)を隔てて「茨城県」と接し、「首都」「東京」から70km圏にあり、「世界の空の玄関口」(WORLD SKY GATE)「成田国際空港」(2015年4月7日・2012年12月10日のブログ参照)から15km圏に位置しています。
「香取市」は、2006年(平成18年)3月27日に、「佐原市」と、「香取郡小見川町」、「山田町」、「栗源町」の1市3町が合併して成立しました。
「香取市」「北部」には「水郷」の「風情」が漂う「利根川」が「東西」に流れ、その「流域」には「水田地帯」が広がり、「南部」は「山林」と、「畑」を中心とした「平坦地」で、「北総台地」(下総台地)(2012年7月10日のブログ参照)の「一角」を占めています。
「香取市」には、「日本」の「原風景」を感じさせる「田園」・「里山」や、「水郷筑波国定公園」(2012年8月3日のブログ参照)に位置する「利根川」周辺の「自然景観」をはじめ、「東国三社」(2010年10月23日のブログ参照)のひとつ「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)、「舟運」で栄えた「佐原のまち」には「日本」で初めて「実測日本地図」「大日本沿海輿地全図」を作成した「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)の「旧宅」(2012年2月24日のブログ参照)(国史跡)、江戸時代から昭和初期に建てられた「商家」や、「土蔵」が現在もその「姿」を残し、「関東地方」で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されるなど、「香取市」は「水」と、「緑」に囲まれ、「自然」・「歴史」・「文化」に彩られた「まち」です。
「香取市」は、「年間」を通して「イベント」が盛んに行われ、4月には「小見川城山公園(オミガワジョウヤマコウエン)」(2011年2月26日のブログ参照)や、「佐原公園」(諏訪公園)(2012年2月17日のブログ参照)を初めとする「市内各所」に「桜」が咲き誇り、「佐原の桜まつり」(2016年3月30日・2015年3月29日・2014年3月30日・2013年3月31日・2012年3月31日・2012年3月25日のブログ参照)や、「水郷おみがわ桜つつじまつり」(2016年3月31日・2015年3月31日・2014年3月30日・2013年3月30日・2012年3月24日のブログ参照)が行われており、6月には「東洋一」の「規模」を誇る「水郷佐原水生植物園」(2012年5月24日・4月26日のブログ
参照)において、400品種150万本の「花菖蒲」(あやめ)(2011年5月27日のブログ参照)が色とりどりに咲き誇る頃、「水郷佐原あやめ祭り」(2016年5月27日・2015年5月30日・2014年5月28日・2013年5月31日・2012年5月24日・2011年6月2日・5月29日のブログ参照)が行われ、多くの「来場者」が訪れます。
「香取市」では「夏」(7月)(2016年7月11日・2015年7月7日・2014年7月8日・2013年7月10日・2012年7月9日・2011年7月11日のブログ参照)と、「秋」(10月)(2015年10月9日・2014年10月8日・2013年10月10日・2012年10月10日・2011年10月3日のブログ参照)には「佐原囃子」(2012年2月23日のブログ参照)の「調べ」に乗って「山車」(2013年1月2日のブログ参照)が「市内」で曳き廻される勇壮絢爛(ユウソウケンラン)な「佐原の大祭」(国指定重要無形民俗文化財)(2011年7月13日のブログ参照)が盛大に開催されるほか、「関東」でも有数な「歴史」と、「規模」を誇る「水郷おみがわ花火大会」(2015年7月31日・2014年7
月31日・2013年7月31日・2012年7月29日・2011年7月28日・6月15日・2010年7月28日のブログ参照)や、「黒部川」(2012年3月10日のブログ参照)での「水上スポーツ」(2013年7月13日・2012年10月5日・7月14日のブログ参照)も盛んです。
「香取市」「小見川地区」は、「香取市」「東部」に位置する「水辺」と「自然」に恵まれた「地域」で、「中心部」は「低地」で、「西部」と「東部」に「丘陵」が見られ、「小見川地区」は、「水の郷百選」に選ばれており、「水と緑の文化」をはぐくむ「まち」として知られています。
「香取市」「小見川地区」にも「佐原地区」と同じように、「利根川」の「舟運」で栄えた「老舗」が今も残り、「先祖」から続く「家業」を引き継いで「商売」を続けている「店舗」もあり、「風情」のある「佇まい」は、今も「小見川地区」「市街」のところどころに残っています。
「水郷の小江戸」(北総の小江戸)「佐原」の「東」、「銚子」へ向かう途中に位置する「小見川」は、江戸時代から「利根川舟運」の「中継港」、「街道の要衝」、「宿場町」、さらに「小見川藩の陣屋町」として発展してきました。
「小見川」は、現在の「国道356号線」である「佐原銚子街道」と「地方道28号線」である「旭街道」が合流し、江戸時代初期には、すでに「小見川宿」として発展しており、「周辺舟運」を「背景」に「小見川」は町場化していったそうです。
さらに「小見川」は、「銚子」から「江戸」間を結ぶ「内川廻り」の「中継港」しての「機能」に加え、「周辺農村」及び「干潟地方」から「八日市場方面」に渡る「広域米」や「諸産物」を集め、「江戸方面」へ積み出す「利根川水運」の「集散地」として発展していきました。
当時の「小見川」では、2と7の日には「六斎市」が開かれ、他に「須賀神社」、「妙剣神社」の「祭礼市」も開かれるほど賑わっていたそうです。
江戸期の「小見川」は、「本町」・「新町」を初め、8町に分かれる「規模」であり、「醸造業」も盛んで発達しており、「小見川」の「醸造業」ですが、「醤油」5軒、「酒蔵」4軒、「濁酒」5軒の「記録」があり、現在「小見川」には、1軒の「酒蔵」、1軒の「醤油醸造業」が存続しています。
「小見川祇園祭」ですが、「小見川駅前市街地」、「須賀神社」周辺を「会場」にして行われる「祇園祭」で、6台の「屋台」が出ることで知られています。
「小見川祇園祭」ですが、毎年7月の第3週の「金・土・日」に行われる「催し」で、「小見川祇園祭」「屋台」の「曳き廻し」ですが、「期間中」「土・日」のみ行われています。
「小見川祇園祭」は、寛永16年(1639年)より始められたといわれる「歴史」と、「伝統」ある「祇園祭」で、「利根川水運」の「港町」として栄えた「江戸文化」の「粋」が見られる「まつり」となっています。
「小見川祇園祭」では、「佐原」の「山車」と同様の「二層構造」(二層式)の「屋台」(山車)であり、「屋台」「上部」(大天上)には「屋根」を上げて「歌謡」が披露され、また「屋台」(山車)の前では、「手古舞(テコマイ)」の「流れ」をくむ「手踊り」が披露されています。
ちなみに「手古舞」とは、本来「山王祭」や、「神田祭」を中心とした「江戸」の「祭礼」において、「山車」を警護した「鳶職」のことで、また「手古舞」は「てこまい」ともいわれており、現在一般には、この「てこまい」の「姿」を真似た「衣装」を着て、「祭礼」その他の「催し物」で練り歩く「女性たち」のことをいうそうです。
「小見川祇園祭」の「芸座」(囃子)は、「小見川」周辺の「集落」を「単位」とした「芸座連」が「屋台」に乗っています。
「神事」である「神輿」の「渡御」に付随する「屋台」(山車)の「曳き廻し」が、「小見川祇園祭」の「特徴」で、「二層式」になっている「屋台」の「彫物」・「色彩」があでやかで、「屋台」「一階」は「お囃子」、「二階」は「演芸場」となり、「各屋台」とも「芸人」さんの「芸」が披露されるそうです。
「小見川祇園祭」では、「小見川藩一万石」(当時内田氏一万石)の「城下町」、「利根川水運」の「河港」として栄えた「小見川」の、当時の「江戸文化」の「粋(イキ)」が、随所に取り入れられています。
「小見川祇園祭」は、7月22日(金)の「午前中」に行われる「御神輿渡御」から始まり、7月23日(土)には、9時00分から22時00分まで「六町」(本町、小路町、南下宿町、北下宿町、川端町、仲町)による「屋台」の「曳き廻し」、「大根塚」・「八日市場」の「御神輿」「共演」が行われ、7月24日(日)には、9時00分から22時00分まで「六町」(同上)による「屋台」の「曳き廻し」、19時00分から「砂切(サンギリ)」・「曳き別れ」・「のの字廻し」が行われます。
ちなみに「小見川祇園祭」の、今年(2016年)の「年番町」ですが、「北下宿(キタシモジュク)町」となっています。
「小見川祇園祭」「屋台」の「町内名」、「額字」、「主な彫物」、「芸座連」は、下記の通りです。
町内名 額字 主な彫物 芸座連
本町(ホンマチ) 本町 獅子、龍 清水芸座連
仲町(ナカマチ) 仲町 龍 内野芸座連
川端町(カワバタチョウ) 額はない 鷹 木内芸座連
小路(ショウジ) 小路 忠臣蔵 野田芸座連
北下宿(キタシモジュク) 額はない 龍、獅子 下小川芸座連
南下宿(ミナミシモジュク) 額はない 羽根川芸座連
「小見川祇園祭」では、「おまつり&にぎわい、やたい広場」が設けられ、7月23日(土)・24日(日)の2日間に渡り、楽しい「イベント」いっぱいで開催されるそうです。
「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「会場」ですが、「おまつり広場」は「明治堂駐車場」、「にぎわい広場」は「人見駐車場」、「やたい広場」は「二光駐車場」となっています。
「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「おまつり広場」では、「特設ステージ」で「踊り」等を披露するほか、「にぎわい広場」、「やたい広場」では、「軽飲食」を販売するそうです。
「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「出店」は、下記の通りです。
「おまつり広場」
酒販連合
「やたい広場」
小見川中央地区まちづくり協議会 JAかとり産直部会
又兵衛小見川支店 たこ焼き上々
「にぎわい広場」
豚まん職人 八木清商店 油忠 ホルモン焼肉ももたろう
「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「ステージイベント」は、下記の通りです。
7月23日(土)
12時30分〜 オープニング
12時50分〜 南下宿町(手踊り)
13時00分〜 マイレ本間フラスクール小見川フラグループ(ハワイアンダンス)
13時30分〜 Bright Boonies Dance School(Hip Hop Dance)
14時00分〜 ドゥビ伊藤(バルーンパフォーマンス)
14時30分〜 Slider's6(Tromboneアンサンブル)
15時00分〜 Omigawa Brass Quintet(金管五重奏)
15時30分〜 総合案内
16時10分〜 小路町(手踊り)
16時20分〜 北下宿町(手踊り)
17時00分〜 仲町(手踊り)
17時10分〜 川端町(手踊り)
17時30分〜 神栖よさこい連合会(よさこい)
18時00分〜 おみが和よさこい会“和気藹藹”(おどり)
イルミネーション点灯式&じゃんけん抽選会
20時00分〜 原宿三味線家元Johnny(原宿三味線)
21時00分〜 エンディング
7月24日(日)
12時30分〜 オープニング
13時00分〜 MONKEY☆RABBITS(kids dance)
13時40分〜 本町(手踊り)
14時00分〜 チーム・スパーク(ジャズダンス)
14時10分〜 Dreamダンススクール(HIPHOPダンス)
14時30分〜 ピア・ダンス研究会(歌謡曲ダンス)
15時00分〜 オミザイル(お遊戯会)(2011年8月17日のブログ参照)
15時30分〜 総合案内
16時10分〜 羽根川芸座連(おはやし)
16時20分〜 櫻鈴芸座連(おはやし)
17時00分〜 ハラウ・フラ・オ・ナヘナヘ・メレアナ(ハワイアンフラ&タヒチアンダンス)
17時40分〜 エンディング
また「小見川祇園祭」では、「黒部川イルミネーション点灯」が、7月23日(土)から8月21日(日)までの「期間」行われ、「黒部川」に「イルミネーション」が点灯します。
「黒部川イルミネーション」の「メッセージテーマ」は「僕、私の夢と希望」で、「地元」「小見川」の「子供」による「夢」が「ぼんぼり」にかかれているそうです。
「水郷の商都」、「街道の要所」として栄えた「小見川駅前市街地」、「須賀神社」周辺で開催される「由緒」ある「須賀神社祭礼」「小見川祇園祭」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「小見川祇園祭」詳細
開催期間 7月22日(金)〜24日(日)
開催会場 小見川駅前市街地 香取市小見川
問合わせ 香取市商工観光課(小見川担当) 0478-82-1117
備考
「小見川祇園祭」は、「雨天決行」で催行され、「区域」の「一部」で「交通規制」が行われます。