本日ご紹介するのは、近隣市「大網白里市」「JA山武郡市白里支所」で7月2日(土)に開催されます「トウモロコシの収穫体験会」です。
「大網白里市」(2012年12月29日のブログ参照)は、「千葉県」「北東部」に位置する「市」で、「太平洋」、「九十九里浜」(2012年5月11日のブログ参照)に面し、「九十九里平野」(2012年7月6日のブログ参照)の「南西部」に位置しています。
「大網白里市」は、「房総半島」の「付け根」の「太平洋岸」(九十九里浜)に面しており、「千葉県」の「県庁所在地」である「千葉市」の「東隣」に位置しています。
「大網白里市」は、「東京都心」から50kmから60km圏域に位置しており、「大網白里市」の「市域」ですが、「東西」に約14km、「南北」に約7km、「海岸線」約3.5km、「面積」58.06平方kmで、「東西」に細長い「市域」は、「西部」の「大網地区」である「丘陵部」、「中央部」の「増穂地区」である広大な「田園部」、「東部」の「白里地区」である「海岸部」を有しています。
「大網白里市」は、「単独市制施行」前は、「千葉県」の「町」で一番「人口」が多く、2005年(平成17年)以降は「住民登録人口」が5万人を超えていたそうです。
そして、2010年(平成22年)の「国勢調査」における「人口」も50122人となったことから、「人口」に関しては「市制施行」の「条件」を満たしていることから、「町長」はこれにむけた「取り組み」を行うことを表明したそうです。
2011年(平成23年)4月1日には、「大網白里町役場」(当時)内に「市制準備室」を設置され、2013年(平成25年)1月の「市制施行」を目指すように準備し、2012年(平成24年)11月15日、「総務省」「告示」「第三百九十六号」により、2013年(平成25年)1月1日に予定通り「市制」を施行されました。
「大網白里市」の「隣接自治体」ですが、「千葉市」、「東金市」、「茂原市」、「山武郡」「九十九里町」、「長生郡」「白子町」となっています。
ちなみに「大網白里市」の現在の「人口」ですが50331人、「世帯数」は21072世帯、「男性」24891人、「女性」25440人となっています。
(2016年・平成28年6月1日現在)
「トウモロコシ」(玉蜀黍、学名・Zea mays)は、「イネ科」の「一年生植物」で、「穀物」として「人間」の「食料」や、「家畜」の「飼料」となるほか、「デンプン」(コーンスターチ)や、「油」、「バイオエタノール」の「原料」としても「重要」で、「年間世界生産量」は2009年(平成21年)に8億1700万t(トン)に達する「世界三大穀物」のひとつです。
ちなみに「世界三大穀物」ですが、「小麦」、「米」、「トウモロコシ」となっています。
「トウモロコシ」は「日本語」では「地方」により様々な「呼び名」があり、「トウキビ」または、「トーキビ」(唐黍)、「ナンバ」、「トウミギ」などと呼ぶ「地域」もあります。
「トウモロコシ」は、「コーン」(corn)ともいい、「英語圏」では「この語」は本来「穀物全体」を指しましたが、現在の「北米」・「オーストラリア」などの多くの「国」では、特に断らなければ「トウモロコシ」を指します。
ただし、「イギリス」では「トウモロコシ」を「メイズ」(maize)と呼び、「穀物全体」を指して「コーン」(corn)と呼ぶのが普通です。
「トウモロコシ」は、上記のように「イネ科」の「一年草」で、「イネ科」としては「幅」の広い「葉」をつけるそうです。
「トウモロコシ」ですが、「一生」のうちに付く「葉」の「数」や、「背丈」は「品種」によってほぼ決まっており、「早生品種」ほど「背丈」は低く「葉」の「数」も少ないそうで、「熱帯起源」のため、薄い「二酸化炭素」を濃縮する為の「C4回路」をもつ「C4型光合成植物」です。
「トウモロコシ」は、「多日照」でやや「高温」の「環境」を好み、「大型」の「作物」であるため、「育成期間中」を通して10アールあたり350〜500t(トン)の「水」を必要とします。
「トウモロコシ」ですが、「発芽」から3ヶ月程度で「雄花」(雄小穂)と「雌花」(雌小穂)が別々に生じ、「雄小穂」は「茎」の「先端」から「葉」より高く伸び出し、「ススキ」の「穂」のような「姿」になるそうです。
「トウモロコシ」の「雌小穂」は分岐しない太い「軸」に一面につき、「包葉」に包まれて「顔」を出さず、「絹糸」と呼ばれる長い「雌しべ」だけが「束」になって「包葉」の「先」から「顔」を出し、「トウモロコシ」の「ひげ」ですが、この「雌しべ」にあたるそうです。
「トウモロコシ」の「花粉」は風媒され、受粉すると「雌花」の「付け根」が膨らみ「可食部」が形成され、「イネ科」では珍しく、「種子」(果実)が熟すと「穎」の中から「顔」を出すそうです。
「トウモロコシ」の「種子」の「色」ですが、「黄」・「白」・「赤茶」・「紫」・「青」・「濃青」などとなっています。
「トウモロコシ」は長い「栽培」の「歴史」の中で「用途」に合わせた種々の「栽培品種」が開発されています。
「トウモロコシ」は、「雑種強制」(異なる品種同士を交配すると、その子供の生育が盛んとなる交配の組み合わせ)を利用した「ハイブリット品種」が1920年頃から「アメリカ」で開発され、以後「収量」が「飛躍的」に増加したそうで、また近年では「遺伝子組換え」された「栽培品種」も広がりつつあるそうです。
一般に「トウモロコシ」の「分類」に用いられるのは、「粒内」の「デンプン」の「構造」によって「種」を決める「粒質区分」であり、「種」によって「用途」や、「栽培方法」に違いがあるそうです。
「トウモロコシ」の「品種分類」は、下記の通りです。
「甘味種」(スイートコーン)(Z.m.L.var.saccharata)
食用の品種。
茹でる、焼く(焼きトウモロコシ)、蒸すなどの調理方法がある。
加工食品用の材料でもあり、例えばコーンフレークやコーンミールなどの材料にもなる。
種子に含まれる糖分が多く強い甘味を感じるが、収穫後の変質や呼吸による消耗が激しく、夏季の室温中では数時間で食味が落ちる。
対策は低温管理の徹底か、収穫後直ぐに加熱して呼吸を止めるなどです。
ベビーコーン(ヤングコーン)
食用用甘味種の2番目雌穂を若どりして茹でたもの、サラダや煮込み料理などに用いられる。
「甘味黄色粒種」
実は黄色の甘味が多い品種。
味来(ミライ)
1990年代から出回った生食可能な品種の先駆け、平均糖度12度。
サニーショコラ
糖度15度以上、生食可能。
ゴールドラッシュ
実が柔らかく、糖度の高い品種。
生食可能。
ミエルコーン
粒の皮が薄く、糖度の高い品種。
生食可能。
ミエルとは、フランス語で「はちみつのような甘さ」という意味を表している。
ピクニックコーン
味来の改良型で平均糖度が18度以上と高く、小振りな品種。
種苗会社では、火を通した後に冷やすことにより甘みが増加されることをPRし、火を通した後冷たく食べることを推奨しています。
「甘味バイカラー粒種」
実が白、黄色系など色が混ざった混合品種。
ハニーバンタム
アメリカより伝来、日本で初めに食された品種。
その後、品種改良により「ピーターコーン」が登場して以来、生産が減少し市場流通より姿を消しつつある。
ピーターコーン
粒皮がやわらかく、糖度の高い品種。
ハニーバンタムより柔らかく甘味がある。
ゆめのコーン
実が柔らかく糖度の高い品種。
生食可能。
カクテルコーン
黄・白粒が混ざり(カクテル)、実が柔らかく糖度の高い品種。
生食可能。
甘々娘(カンカンムスメ)
糖度が高く、生でも食べられる品種。
時間経過による糖度の低下が遅い。
しかし発芽率が低く、栽培の難しい品種でもある。
「甘味白色粒種」
実が白色で甘味が多い品種。
ピュアホワイト
白いトウモロコシ(トウキビ)や幻のトウモロコシ(トウキビ)とも呼ばれ、平均糖度17度以上とも謳われています。
生食も可能ですが、火を通すと甘味黄色・バイカラー種に比べると食味はやや劣ります。
雪の妖精
ピュアホワイトの進化型。
平均糖度17度で生食も可能。
ホワイトショコラ
ピュアホワイトの進化型。
平均糖度17度で生食も可能。
上記に記されているのは、「色」や、「食味」による「分類」ですが、それらに関わる「遺伝子」については多くが特定されています。
「甘味」に関わる「遺伝子」では、「su遺伝子」・「se遺伝子」・「sh2遺伝子」などが特に「重要」で、それらの組み合わせによっては「スイート種」・「スーパースイート種」・「ウルトラスーパースイート種」などの「タイプ」があり、「遺伝子」の組み合わせによって、「糖」の「含有量」や、「糖」の「種類」(風味)の「違い」が生まれるそうです。
「スイート種」は「缶詰」などの「加工用」で、「青果」として流通することは殆どありません。
「青果」としては「スーパースイート種」や、「ウルトラスーパースイート種」などでありますが、「ウルトラスーパースイート種」では甘過ぎると感じる「人」もいるそうです。
爆裂種(ポップコーン)(Z.m.L.var.everta)
菓子のポップコーンを作るのに使用する。
馬歯種(デントコーン)(Z.m.L.var.indentata)
通常食用にはしない。
主に家畜用飼料やデンプン(コーンスターチ)の原料として使用。
硬粒種(フリントコーン)(Z.m.L.var.indurata)
食用・家畜用飼料・工業用原料に主に使用される。
糯種(ワキシーコーン)(Z.m.L.var.seratina)
完熟種子表面がワックスしたようにツルツルしているので、この名が付けられた。
軟粒種(ソフトコーン、スターチ・スイートコーン)(Z.m.L.var.amyrae-saccharata)
子実が軟質澱粉により形成されている。
ポッドコーン(Z.m.L.var.tunica)
粒がひとつずつ穎に包まれている。
ジャイアントコーン(giant corn)
種子が白く大きい。
「トウモロコシ」の「日本」への「伝搬」は3つの「経路」がありますが、もっとも古い「経路」は「南西経路」と呼ばれる「ヨーロッパ人」から伝えられた「経路」です。
いくつかの「説」がありますが、「ド・カントル」は1573年から1591年頃(天正年間)に「ポルトガル人」によって「熱帯型」の「フリント種」が「長崎」にもたらされたとしています。
その後、「阿蘇山麓」や、「四国」の「山中」、「富士山麓」など「稲作」に向かない「地域」に広がり、18世紀末には「室蘭」に至っています。
1868年(慶応4年・明治元年)頃に、近代の「育種法」によって作られた「アメリカ」の「早生」の「デント種」、「フリント種」が「北海道」に導入され、「開拓使」によって「大規模」な「畑作」が始まったそうです。
「トウモロコシ」は「生食」、「飼料」として定着し、やがて「東北」、「関東」に広がりました。
この「伝播経路」を「北海道経路」と呼び、「南西経路」とともに「日本」ほの主な「伝播経路」となりました。
第二次世界大戦後に、「育苗会社」や、「農業試験場」が「世界中」の「苗」を取り寄せて作り出した「交雑品種」が広く導入される「事例」が増え、こういった「導入経路」は「自在経路」と呼ばれており、1950年に開発された「ゴールデン・クロス・バンタム」が最初の「例」となったそうです。
この度(タビ)「大網白里市」では、「大網白里市」の「基幹産業」「農業」の「体験イベント」「トウモロコシ収穫体験会」を開催するそうです。
「トウモロコシ収穫体験会」ですが、7月2日(土)9時00分から15時00分(最終受付)となっており、なくなり次第終了となっています。
「トウモロコシ収穫体験会」の「料金」ですが、「トウモロコシ」1本100円となっており、「中学生」以下1人につき、「トウモロコシ」1本「無料」となっています。
「トウモロコシ収穫体験会」に参加される「方」の「服装」ですが、「けが防止」の為、「長袖」、「長ズボン」「長靴」、「軍手」での「参加」を呼びかけています。
「JA山武郡市白里支所」「駐車場」で開催される「大網白里市農業研究会」「主催」の「収穫体験会」「トウモロコシの収穫体験会」。
この機会に「大網白里市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「トウモロコシの収穫体験会」詳細
開催期間 7月2日(土) 9時〜
開催会場 JA山武郡市白里支所駐車場 大網白里市南今泉30-2
問合わせ 大網白里市産業振興課 0475-70-0345
備考
「トウモロコシの収穫体験会」ですが、「天候」や、「生育状況」により「開催日」が「変更」となる場合は、「大網白里市」「HP」でお知らせするそうです。