本日ご紹介するのは、近隣市「山武市」「さんむ田んぼアート会場」で5月28日(土)に開催されます「さんむ田んぼアートプロジェクト」「はじめる田植え」です。
「山武市」は、「千葉県」の「東部」に位置し、「千葉県」の「県庁所在地」「千葉市」や「世界の空の玄関口」(WORLD SKY GATE)「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)まで約10km〜30km、「東京都心」へも約50km〜70kmに位置しています。
「山武市」は、「日本有数」の「砂浜海岸」である「九十九里浜」(2012年5月11日のブログ参照)のほぼ中央に位置し、約8kmにわたって「太平洋」に面し、「山武市」の「総面積」ですが、146.38平方kmとなっています。
「山武市」は、2006年(平成18年)3月27日に、「山武郡」「成東町」、「山武郡」「山武町」、「山武郡」「蓮沼村」、「山武郡」「松尾町」の4町村が合併し、誕生しました。
合併以前は、「山武郡」・「山武町」とも読みは、「サンブ」でありましたが、現在の「山武市」の読みは「サンム」です。
「山武中央合併協議会」によりますと、「サンム」の方が古い歴史的な読み方であり、1975年(昭和50年)あたりから、いつの間にか「サンブ」に変わってしまったので、重い歴史を持った「サンム」の方が、新しい「市」に相応(フサワ)しいためであるという「由来」があるそうです。
現在の「山武市」の「人口」ですが、53750人(男26882人、女26868人)、「世帯数」22071世帯となっています。
(2016年5月1日現在)
「山武市」の「地勢」ですが、大別して「九十九里海岸地帯」と、その「後背地」としての「沖積平野」及び「標高」40m〜50mの「低位台地」からなる「丘陵地帯」で構成されており、これらは「海岸線」に、ほぼ並行に「帯状」に展開しています。
「山武市」の「海岸地帯」ですが、「砂浜」と「松林」が連なり、「成東海岸」と「蓮沼海岸」の遠浅の「海」が広がり、多くの「海水浴客」が訪れています。
「山武市」の「平野部」ですが、「山武地域」「中央部」に広がる肥沃(ヒヨク)な「土壌」を持つ「九十九里平野」(2012年7月6日のブログ参照)となっており、「田園地帯」が形成されています。
「山武市」の「丘陵地帯」ですが、大部分が「成田層」と呼ばれる「地質」で、「表層」が「関東ローム層」、「下層」が「砂」及び「粘土互層」で構成されており、「上総層群」の「堆積盆地」に位置しています。
「山武市」は、「稲作」はもちろん「野菜」や「果物」の「生産」も盛んで、「山武杉」(2011年11月25日のブログ参照)などの「林産物」、「九十九里浜」の「海の幸」と、「自然の恵み」が、豊かな「地域」であるとともに、「観光リゾート地」として「海水浴」や「サーフィン」、「テニス」などの「スポーツ」も楽しめ、「若者」にも魅力ある「地域資源」を有しています。
上記のように「山武市」の「林業」は「山武杉」で知られていますが、近年は過疎(カソ)による「後継者不足」に悩んでいるそうです。
「山武市」では、「特産品」の「山武杉」などを加工して作られる「組子細工」が有名で、「山武杉」の「組子細工」ですが、主に「障子(ショウジ)」や「欄間(ランマ)」などの「建具」に施される「技法」で、それを施された「上総建具」と呼ばれています。
これらは、宝暦年間に普及し始めた「山武杉」の「台頭」によって、より盛んになり、現在「伝統工芸品」として「房総の魅力500選」に選ばれるなど、評価されています。
また「山武市」は、昭和初期までは「漁業」も盛んに営まれ、「旧・蓮沼村地区」は、「栗山川漁港」を利用していましたが、最近は衰退をしてしまったそうです。
近年では、「山武市」の「立地条件」の良さから、「工業施設」の「集積」が高まりつつ、また「自然環境」の良さからも、この地域を訪れ、移り住む「人々」も数多くいるそうです。
さらに「山武市」は、「交通アクセス」の「利便性」も向上しており、今後更なる「交流」と「物流」と「観光」の「拠点」として発展することが期待されています。
「山武市」の「成東地区」ですが、「関東」でも屈指の「一大いちご狩りエリア」として知られており、中でも「JR成東駅」周辺の「国道126号線」、「県道76号線」、「県道121号線」沿い一帯に数多くの「いちご園」が軒(ノキ)を連ねており、その「いちご狩りスポット」が多数点在した「通り」の「名称」を「ストロベリーロード」(2012年1月8日のブログ参照)と呼んでいるそうです。
「ストロベリーロード」には、20軒の「いちご園」「山武市成東観光苺組合」(0475-82-2071)は、「食の安全性」にも、いち早く取り組み、「エコファーマー認定」を早くから取得されています。
また「ストロベリーロード」の「いちご園」では、複数の「いちごの品種」を「食べ比べ」が出来たり、「ポピー狩り」が出来る「いちご園」があったり、多様な「農園」が個性を活かし、「いちご狩り人気スポット」として努力されています。
「山武市」の「いちご園」の主な「栽培品種」は、下記の通りです。
ふさの香
とちおとめ
さちのか
紅ほっぺ
章姫
やよいひめ
桜香(オウカ)
他にも「希少品種」も含め、色々あります。
「田んぼアート」ですが、「田んぼ」を「キャンバス」に見立て「色」の異なる「稲」を使って、「巨大」な「絵」や、「文字」を作り出す「プロジェクト」、またその「作品」です。
「田んぼアート」は、上述のように「田んぼ」を「キャンバス」に見立て、「色」の異なる「稲」を植えることで「巨大な絵」や、「文字」を作り、大規模なものの多くは斜め上から見る前提で「図案」を設計し、これに基づいて遠近を考慮して植えられています。
使用される「稲」ですが、主に現代の「食用」に広く栽培されている「米」と、古代に栽培されていた「稲」である「古代米」、または「餅米」や、「観賞用品種」の「稲」であり、これらの「葉」や、「穂」の「色」によって「緑色」、「黄緑色」、「濃紫」、「黄色」、「白色」、「橙色」、「赤色」といった「色」が作られています。
1993年(平成5年)、「青森県」「南津軽郡」「田舎館村」で「村起こし」のひとつとして「田舎館役場」「裏手」の「田んぼ」で始められ、その後2010年(平成22年)以降になるとこれが「日本全国」にまで広まり、「全国田んぼアートサミット」も開催されています。
「田舎館村」の「田んぼアート」が行われる「場所」ですが、上述の「村役場」の「東側」にある約1.5ha(ヘクタール)の「水田」です。
2012年(平成24年)からは、「第2会場」として「道の駅いなかだて」「施設内」の「田んぼ」も設定されました。
使用されている「稲」ですが、当初、「古代米」2種類(黄稲、紫稲)と、この「地方」で栽培されている「ブランド米」の「つがるロマン」の「計」3種類でありましたが、2006年(平成18年)には、新たに「紅染」、「紅都」という「赤色系」の「苗」(生育した稲は白色になどに見える)を加えた5種類、2011年(平成23年)には「新色」(オレンジ、深緑)を加えた7種類、2014年(平成26年)現在では7色10種類となっています。
「村役場」、「道の駅」ともに「展望室」が開放され、「作品」を眺めることができるそうです。
毎年多くの「人」が訪れ、2007年度には24万人が訪れたそうで、「田舎館村」では、「田植え」や、「稲刈り」への「参加者」も募集を行い、多くの「人」が参加したそうです。
2013年(平成25年)は、「第1会場」で6月2日に「田植え体験ツアー」(8時半受付スタート、9時半開会式)が、「第2会場」では、13日・14日に「田植え」を行ったそうです。
2013年(平成25年)には「弘南鉄道」「弘南線」に、「田んぼアート駅」(7月27日開業)が「第2会場」がある「道の駅いなかだて」付近に設置され、同時に「田舎館村役場」前の「第1会場」と、「第2会場」を結ぶ「シャトルワゴン車」の「運行」が開始されたそうです。
「田んぼアート」の「Rice Code」が「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」で2部門の「金賞」を獲得し、合わせて五つの「賞」を受賞したそうです。
「田舎館村」における「作品テーマ」ですが、主に「日本人」の「芸術作品」をモチーフにしているそうで、「過去」の「作品テーマ」は、下記の通りです。
2003年 レオナルド・ダ・ウ゛ィンチ「モナリザ」
2004年 棟方志功「釈迦十大弟子羅ご羅の柵」と「山神妃の柵」
2005年 東洲斎写楽「二代大谷鬼次の奴江戸兵衛」、喜多川歌麿「歌撰恋之部・深く忍恋」
2006年 俵屋宗達「風神雷神図屏風」
2007年 葛飾北斎「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」
2008年 恵比寿様、大黒様
2009年 戦国武将、ナポレオン・ボナパルト
2010年 弁慶と牛若丸、「五条大橋での戦い」
2011年 「竹取物語」
2012年 第1会場 悲母観音と不動明王
第2会場 七福神、マジンガーZ
2013年 第1会場 花魁とハリウッドスター(マリリン・モンロー)
第2会場 ウルトラマン
2014年 第1会場 富士山と羽衣伝説
第2会場 サザエさん
2015年 第1会場 風と共に去りぬ
第2会場 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
2016年 第1会場 真田丸
第2会場 シン・ゴジラ
「海」に面し、多くの「田畑」が広がる「山武市」では、色とりどりの「稲」を使って「田んぼ」に「絵」を描き出す「田んぼアート」が制作する「さんむ田んぼアートプロジェクト」「はじめる田植え」が開催されるそうです。
「さんむ田んぼアートプロジェクト」とは、下記の通りだそうです。
さんむ田んぼアートプロジェクトって?
稲には通常私たちが食べているお米以外にも様々な種類がありますが、その中には葉や穂の色が様々に異なる、それはそれは美しい種類の稲がいくつもあります。
田んぼアートとは、田んぼをキャンバスに見立て大地に稲で描くアートです。
春に植えた苗がゆっくり色づき絵の全貌が現れ、秋には実ったお米を刈り取りいただきます。
はじまりは東日本大震災の再生のシンボルとして2014年福島県相馬市・千葉県山武市・神奈川県横浜市に暮らすメンバーが連携し、「大地を繋ぐ田んぼアートプロジェクト」@相馬市でした。
そして2015年、その農のアートが山武市で「さんむ田んぼアートプロジェクト」としてスタート。
世代や地域、国籍の垣根を越え、たくさんの人々が一つになって農を体験し、食やアートを通じて交流することを目指しています。
(「公式HP」より文中まま表記)
2年目を迎える今年(2016年)の「さんむ田んぼアートプロジェクト」の「テーマ」は、「日本の昔話」を「題材」に、そこに伝わる「価値観」や「世界観」を表現した「浦島太郎」で、「原画」は「みつみみ製作所」の「吉澤紀子」さんが担当されるそうです。
「さんむ田んぼアートプロジェクト」「はじめる田植え」の「募集内容」ですが、下記の通りです。
さんむ田んぼアートプロジェクトはじめる田植え参加者募集
開催日時 5月28日(土) 9時30分〜15時00分
参加費 2000円(大人) 1000円(小学生以下)
※お昼ご飯、レジャー保険を含みます。
※入場・見学のみの方は無料。お昼ご飯は別途購入可能です。
申込期限 5月22日(日)
なお「さんむ田んぼアートプロジェクト」「はじめる田植え」ですが、参加だけでなく、見学のみも可能となっているそうです。
また「さんむ田んぼアートプロジェクト」「はじめる田植え」は、「小雨決行」、「荒天時」「翌日」に順延となっています。
「風情」ある「さんむ田んぼアート会場」で開催される「田んぼアートイベント」「さんむ田んぼアートプロジェクト」「はじめる田植え」。
この機会に「山武市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「さんむ田んぼアートプロジェクト」「はじめる田植え」詳細
開催日時 5月28日(土) 9時半〜15時
開催会場 さんむ田んぼアート会場 山武市松尾町蕪木地先
備考
「さんむ田んぼアートプロジェクト」ですが、「はじめる田植え」が終了した後は、「雑草との戦い」が始まり、綺麗な「田んぼアート」を描くため、「草取り」を行うそうです。
「草取り」ですが、「もぞもぞ草取り」「イベント」と題し行われるそうで、その後「さんむ田んぼアートプロジェクト」では、7月17日(土)に「鑑賞祭」「めでる田んぼ」を予定しています。