本日は日柄も良く、快晴な犬吠埼。
空の青さを写し出す美しい海の景色が当館前浜に広がっています。
そんな中、本日は「銚子大橋」の本年12月21日(火)に一部開通をするというトピックスをお伝えします。
かつて、「銚子大橋」は一級河川「利根川」の河口付近を渡河し、「千葉県銚子市」と「茨城県波崎町(現神栖市)」を結ぶ、橋梁部分1203.2m、延長1450m、幅員7.0m、水面からの高さ11.5mの鋼トラスおよび連続・単純合成鈑桁橋からなる長大橋でした。
「日本道路公団」(現・東日本高速道路株式会社)が有料道路として、総工事費8億5千万円(当時)と2年9ヶ月の月日を経て、1962年(昭和37年)の11月に完成し、12月11日に供用開始。
料金所は波崎町側(現神栖市)に設置、当時国内最大級の長大橋でした。
当初、30年で償還予定であったが、1974年(昭和49年)5月23日から国道124号の道路橋として無料化、管理を千葉・茨城の両県に移管、現在は「千葉県海匝地域整備センター銚子整備事務所」が管理しています。
現在、1日約26000台の通行量があり、千葉県の東総地域と茨城県の鹿行地域における産業、経済、商業などに大きく寄与し、両地域にとって重要な基幹道路となっています。
供用後40年以上経過し、幅員が7mしかなく、車両の大型化、モータリゼーションの進展に伴う交通量の増大、塩害等の影響による老朽化も著しい事から、加換計画も視野に入れ、検討。
2003年度国庫補助事業とし新規採択、2004年(平成16年)に本工事に着手、2005年(平成17年)9月15日、銚子で起工式を行い、総工費約210億円、橋梁形式は斜張橋、総延長1.5km、現在の橋の約10m上流側に平行して設置、車道は片側1車線、幅員12m、下流側に幅員3.5mの自転車・歩行者道が整備されます。
現在の加換工事の状況は、昨年(2009年)3月の中央部の一部開通に続き、今年12月21日(火)に神栖市側約660mが完成します。
なお、「銚子大橋」の全面開通は2012年(平成24年)春の予定となっています。
「千葉県」と「茨城県」を結ぶ大動脈「銚子大橋」の開通が待ち遠しい今日この頃です。
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地域情報::銚子 | 12:41 PM |