師走に入りここ数日天候が良かった犬吠埼。
本日は曇天で、肌寒い冬の天気です。
そんな中、本日ご紹介するのは当地 犬吠埼のとなりに位置する「外川(とがわ・とかわ)」のまちなみです。
千葉県の北東、銚子半島南に位置する「坂の町」「外川」。
「外川」のまちの特色をなす大小8つ坂道(王路・阿波通り・長屋通り・新浦通り・一条通り・一心通り・本浦通り・条坊通り)に、通り名を記したプレートを埋め込んでいて、坂の多い「外川のまち歩き」が楽しめるようになっています。
「外川のまちなみ」は家々の立ち並ぶ坂を上ったところから、港を見下ろすようにまちが広がり、細い路地が交差し、僅かにうねりながら路地(坂道)が続いています。
斜面に面した家々に連なる屋根瓦は年期の入った渋い黒。
全体を通して、素朴で清潔なまちなみです。
「外川」の歴史ですが、江戸時代初期、紀州広村(現在の和歌山県広川町)の「崎山次郎右衛門(じろうえもん)」がこの地に「外川港」を築港し、のちに碁盤目状の計画的町割を行いました。
銚子の漁業の発祥であった「外川漁港」では、「鰯(イワシ)漁」が盛んで、紀州から多くの漁民と「干鰯(ほしか)商人」(「干鰯」は古くから用いられている魚肥で、日干しや油を絞った鰯の事)が集まって「外川千軒大繁盛」と呼ばれる程に活況を呈したようです。
しかし明治時代以後、鰯漁の不振により衰退していきましたが、現在は漁港が整備され、沖合い漁業が盛んに行われています。
現在「外川」では、どの坂からも海を望む絶景の楽しめる事から「まちなか歩き」が盛んに行われ、大小8つの坂道からゆっくりと散策できる「外川まちなか歩きマップ」を「外川ミニ郷土資料館」が作成。
「外川ミニ郷土資料館」(火・水休み 10時半〜15時半)でマップをもらい、資料館スタッフから話を聞いてからまち歩きをすると、「外川のまちなみ」をより満喫出来るようです。
風光明媚な「外川のまちなみ」で歴史ある昔の外川にタイムスリップできるような「まち歩き」をしてみませんか?
備考
「外川のまちなみ」の特徴である「碁盤目状の町割」は貴重で、市の文化財に指定されています。
なお、当館ご宿泊・昼食・夕食コース(個室利用磯会席プラン)利用のお客様は「銚子電鉄」の「外川駅」まで無料送迎しております。
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地域情報::銚子 | 09:54 AM |