本日は、昨日のブログ(11月5日)で紹介しました「香取神宮」の「御祭神の神話」についてご紹介します。
ちなみに紹介する神話は「東国三社」(10月23日)のブログで紹介した「国譲り」と言う話です。
出雲の国譲り
はるか昔、天照大神(あまてらすおおみかみ)(伊勢神宮・内宮の御祭神)が日本の国を納めようとしている頃、荒ぶる神々が争い、国が乱れていました。
大御神(おおみかみ)は八百万神(やおよろずのかみ)に相談すると、天穂日命(あめのほひのみこと)がすぐれた神であるということで日本に遣わされました。
しかし出雲の国の大国主神(おおくにぬしのかみ)に従ってしまったので、次に天稚彦(あめのわかひこ)が遣わされました。天稚彦もまた忠誠心がなく、顯國玉神(うつしくにたまのかみ)の娘の下照姫(したてるひめ)を妻として、自ずから国を乗っ取ろうとしましたが、亡くなってしまいました。
このようなことが二度続いたので、大御神が八百万神に慎重に相談させると、神々が口を揃えて、経津主神(ふつぬしのおおかみ)こそふさわしいと、申し上げました。そこへ武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)(鹿島神宮の御祭神)が申し出られたので、共に出雲に派遣されました。
経津主、武甕槌の二神は出雲国の稲佐の小汀(いなさのおはま)に着き、十握剣(とつかのつるぎ)を抜いて逆さに突き立て、武威を示されると大国主神は大御神の御命令に全く異議はありませんと言うことになり、平国の広矛(くにむけのひろほこ)を受け取り、二神は日本の国を平定し、大御神の元へ復命されたと言うお話です。
この神話に出てくる「経津主神大神(ふつぬしのおおかみ)」こそ「香取神宮」の御祭神であり、「国譲り」をさせた神様です。
香取神宮・詳細
鎮座地 香取市香取1697
宝物・文化財
国宝「海獣葡萄鏡」(昭和28年国宝指定)
重要文化財 本殿
重要文化財 桜門
重要文化財 古瀬戸の狛犬
備考 香取神宮の宝物・文化財は県指定文化財以上のものだけでも、200余を収蔵所有。
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地域情報::香取 | 09:54 AM |