本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」で10月25日(土)・26日(日)に開催されます「第20回成田山奉納成田弦まつり」です。
「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)は、「成田市」にある「真言宗智山派」の「寺」であり、「真言宗智山派」の「大本山」のひとつです。
「成田山新勝寺」は、1000年以上の「歴史」をもつ「全国有数」の「霊場」で、「成田」を「代表」する「観光地」でもあり、「正月3が日」には約300万人、「年間」約1000万人以上の「参拝客」が訪れています。
「成田山新勝寺」の「御本尊」は「不動明王」で、「成田山新勝寺」は上記のように「関東地方」「有数」の「参詣人」を集める「著名寺院」で、「家内安全」、「交通安全」などを祈る「護摩祈祷」のために訪れる方が多い「不動明王信仰」の「寺院」のひとつであり、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれています。
「成田山新勝寺」の「御本尊」である「不動明王」ですが、「真言宗」の「開祖」「弘法大師」「空海」が自ら「一刀三礼」(ひと彫りごとに三度礼拝する)の「祈り」をこめて「敬刻開眼」された「御尊像」なのだそうです。
「成田山新勝寺」では、この「霊験」あらたかな「御本尊」「不動明王」の「御加護」で、千年以上もの間、「御護摩」の「火」を絶やすことなく、「皆様」の「祈り」が「一体」となり「清浄」な「願い」となって現れるそうです。
「成田山新勝寺」は、「開山1080年」を間近に控えた現在も「成田山のお不動さま」として数多くの「人びと」の「信仰」を集めています。
「成田山」の「開山の祖」「寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)」は、延喜16年(918年)に生まれ、天慶3年(940年)「平将門の乱」を鎮めるため「朱雀天皇」の「勅命」により「関東」に下り、「この地」に「成田山新勝寺」が開山されました。
「寛朝大僧正」は、「皇室」との「血縁」もある大変に「格」の高い「僧侶」で、後に「真言宗」初めての「大僧正」に任じられ、「成田山」の他にも「京都」に「遍照寺」を開山しているそうです。
「成田山新勝寺」は、上記のように平安時代中期に起きた「平将門の乱」の際、939年(天慶2年)「朱雀天皇」の「密勅」により「寛朝大僧正」を「東国」に遣わしたことに「起源」を持ちます。
「寛朝大僧正」は、「京」の「高雄山」(神護寺)「護摩堂」の「空海」作の「不動明王像」を奉じて「東国」へ下り、翌940年(天慶3年)、「海路」にて「上総国」「尾垂浜」に上陸、「平将門」を調伏するため、「下総国」「公津ヶ原」で「不動護摩」の「儀式」を行ったそうです。
「成田山新勝寺」では、この天慶3年を「開山の年」としています。
「平将門の乱」「平定後」の永禄年間(1566年)(永禄9年)に「成田村一七軒党代表」の「名主」が「不動明王像」を背負って「遷座」され「伽藍」を建立された「場所」が、現在の「成田市」「並木町」にある「不動塚」周辺と伝えられており、「成田山発祥の地」といわれています。
「成田山新勝寺」の「寺名」ですが、「また新たに勝つ」という「語句」に因(ちな)み「新勝寺」と名づけられ、「東国鎮護」の「寺院」となったそうです。
「成田山新勝寺」では、平成20年(2008年)に「開基1070年祭記念大開帳」が行われ、これにあわせて、平成19年(2007年)には「総欅造り」の「総門」が「落慶」され、「新勝寺」の「表玄関」として「荘厳」な「たたずまい」を見せています。
この「総門」は、開かれた「庶民のお寺」「成田山」と「門前町」とをつなぐ「担い手」として、「大開帳」を記念し創建されたもので、「総門」前にある「門前広場」は「参拝客」の「憩いの場」となっています。
「成田山新勝寺」ですが、「総門」をくぐって、「境内」に入ると大きな赤い「提灯」のある「仁王門」があり、「境内」には、数多くの「建造物」が立ち並んでいます。
「仁王門」から「東海道五十三次」にならった53段の「石段」を上がると、「成田山」の「シンボル」である「大本堂」が現れ、「成田山新勝寺」「大本堂」では、「世界平和」と「人々の幸せ」を願って「開山」以来「毎日」欠かさずに「御護摩祈祷」が厳修されています。
「成田山新勝寺」の「伽藍」ですが、「JR」および「京成電鉄」の「成田駅」から「成田山新勝寺」への「参道」が伸び、「参道」を10分ほど歩き、「急」な「石段」を上った先の「台地上」に「境内」が広がっています。
「石段」の「途中」に「仁王門」、「石段」を上った先に「正面」に「大本堂」、その手前「右手」に「三重塔」、「鐘楼」、「一切経堂」などが建っています。
この他、「大本堂」の「左手」に「釈迦堂」、「大本堂」の「背後」の「一段」高くなった「地」には「額堂」、「光明堂」、「開山堂」、「平和の大塔」(2012年5月7日のブログ参照)などが建っており、「成田山新勝寺」「境内」の「東側」は「広大」な「成田山公園」(2011年11月8日・2010年11月12日のブログ参照)があります。
「成田山新勝寺」にある「釈迦堂」、「光明堂」、「表参道」にある「薬師堂」(2013年5月22日のブログ参照)ですが、「歴代」の「成田山」の「大本堂」です。
これほどの「数」の「御堂」が現存している「寺院」は大変珍しく、それぞれの「建物」には「建立時」の「建築様式」を「今」に伝えており、江戸中期から末期の「建物」である「仁王門」、「三重塔」、「釈迦堂」、「額堂」、「光明堂」の「5棟」が「国」の「重要文化財」に指定されています。
「成田山表参道」は、「成田市」にある「参道」で、「JR成田駅」前から始まり、「終点」「成田山新勝寺」「総門」と「総門広場」までつなぐ「成田山新勝寺」に参拝する際に通る「全長」約800mの「通り」で、「風情」のある「門前町」が形成されています。
「成田山表参道」には、江戸時代の「成田詣」で当時に使われていた「3階建て旅館」の「名残」を残す「料理屋」や「土産物店」が「軒」を並べ、「門前町の歴史」と共に「様々」な「情景」を刻んでいる「参道」が、「成田山新勝寺」と共に「成田の歴史」を感じることができる「町並み」に彩られています。
「成田山表参道」ですが、大きく分けて、「JR成田駅前」、「花崎町界隈」、「上町界隈」、「仲町(なかのちょう)界隈」、「本町・田町界隈」、「門前広場」となっています。
「成田山表参道」は、各「界隈」ごとに「趣(おもむき)」が異なり、「界隈」ごとに「特色」ある「門前町」を形成しており、「成田詣」に「いろ」をそえています。
「成田山奉納成田弦まつり」(2012年10月22日・2011年10月19日のブログ参照)は、今年(2014年)で「20回目」を迎える「催し」で、「成田山奉納成田弦まつり」ですが、「お不動様」の「御利益」を再現し、その「ご縁」に感謝しつつ、さらに「御利益」をいただけるよう「お祝い」し、「芸術の秋」の10月に「音楽を奉納」する「お祭り」として開催されています。
「成田山新勝寺」の「開祖」である「寛朝大僧正」は、「雅楽」に精通されていたといわれており、「御本尊」の「お不動様」が「左手」に持つ「索(なわ)」が「楽器」の「弦」の様に見うけられることから、「成田山奉納成田弦まつり」が開催されているそうです。
「成田山奉納成田弦まつり」では、「音楽」にゆかりのある「大僧正」が開山した「成田山新勝寺」において、「お不動様」の「索」を「弦」になぞられた「弦楽器演奏」による「音楽」を奉納するとともに、「成田山表参道」に「様々」な「弦」の「音色」を響かせ、「お客様」に「弦浪慢」を堪能していただこうという「祈り」を「弦まつり」と銘打って、「歴史と伝統のまち・世界につながる成田」から、「様々」な「弦楽器」の「演奏」を発信します。
「第20回成田山奉納成田弦まつり」「当日」「一番」の「見どころ」は、何といっても約150名の「三味線奏者」により10月25日(土)に行われる「成田山奉納津軽三味線大演奏会」です。
また「成田山表参道」や「大本堂」に「特設ステージ」を設け、「三味線」を「中心」とした「42団体」による「弦楽器」の「ライブ演奏」「大弦奏」では、25日(土)は「津軽三味線」「中心」の「和の演奏」を、26日(日)は「弦楽器」の「演奏」を「中心」にお楽しみいただけ、「若手奏者」による「白熱」の「発表会」「けやぐ三味線バトル」も「必見」です。
「第20回成田山奉納成田弦まつり」「ステージ会場」ですが、下記の通りとなっています。
大本山成田山新勝寺大本堂前
総門前ステージ
観光館ステージ
奥山ステージ
幸町ステージ
成田市第二駐車場
ライオンズ・デン
花崎町ステージ
上町ステージ
千葉信用金庫駐車場
「第20回成田山奉納成田弦まつり」「出店場所」ですが、下記の通りとなっています。
幸町インフォメーションセンター
成田市第二駐車場
上町B駐車場
まちかどふれあい館
タイムズ成田表参道駐車場
上町A駐車場
千葉信用金庫駐車場(東)
生涯学習会館付近
ライオンズ・デン
成田市第一駐車場(東)前
大師堂前付近
「第20回成田山奉納成田弦まつり」「ステージプログラム」&「イベント会場マップ」「詳細」ですが、「成田市観光協会公式HP」「FEEL成田」にてアップされています。
更に、「恒例」となった「門前成田寄席」、「津軽三味線体験コーナー」や、「商店会」などのイベント、「成田のをどりパレード」など「多彩」な「催し」も行われます。
「第20回成田山奉納成田弦まつり」の「内容」ですが、下記の通りとなっています。
成田山奉納津軽三味線大演奏会
弦まつり初日の特別イベントで、成田山大本堂に特設ステージを設け、総勢およそ150名による津軽三味線の大演奏会。
25日(土)当日14時より成田山大本堂脇にて客席整理券を配布、整理券の配布は観客席分をもって終了。
(先着順)
10月25日(土) 16時〜17時
(雨天時は中止)
開催場所 成田山新勝寺大本堂前
けやぐ三味線バトル
子供からシニアまで楽しく演奏。
三味線の本場である青森県で行われる全国大会と同じ形式で行われる発表会ですので、成田に居ながら全国大会の雰囲気を味わっていただくことができます。
10月25日(土) 12時〜13時
成田山新勝寺総門前ステージ
成田山奉納 踊り継がれる成田のをどりパレード
弦まつり2日目の特別イベント、成田山表参道入口から総門までを着物姿の女性達が総勢およそ300名で踊りながら練り歩きます。
10月26日(日) 11時30分〜12時50分
開催場所 成田山表参道入口〜成田山新勝寺総門まで
(雨天時は中止)
なお「第20回成田山奉納成田弦まつり」「開催日」「両日」共に「交通規制」が行われます。
「交通規制」ですが、下記の通りとなっています。
時間 10時00分〜17時30分
区間 JR成田駅前〜成田山新勝寺総門前 及び 薬師堂〜幸町交差点前
「成田の名刹」「成田山新勝寺」で開催される「弦楽器」の「音色」が響く「秋」の「人気イベント」「第20回成田山奉納成田弦まつり」。
この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「第20回成田山奉納成田弦まつり」詳細
開催日時 10月25日(土)・26日(日) 10時半〜17時
開催会場 成田山新勝寺 成田山表参道 及び 西参道
問合わせ 成田弦まつり実行委員会(成田商工会議所内) 0476-22-2101
備考
「第20回成田山奉納成田弦まつり」で行われる「けやぐ三味線バトル」の「けやぐ」とは「津軽地方」の「言葉」で、「仲良し」という「意味」だそうです。
「第20回成田山奉納成田弦まつり」ですが、「雨天時」には、「成田山信徒会館」及び「成田観光館」に「会場」を変更し、「別プログラム」による「演奏会」が行われるそうです。