今回二つ目にご紹介するのは、近隣市「匝瑳市」「松山庭園美術館」で7月4日(金)〜7月27日(日)の期間開催されます「金子周次の描く海展」です。
「松山庭園美術館」(2011年2月25日のブログ参照)は、「芸術家」「此木三紅大(コノキミクオ)」氏の「アトリエ」と「住居」の「一部」を「開放」・「公開」した「私設美術館」です。
「松山庭園美術館」ですが、「東総地域」の「文化」の「発信地」として1998年(平成10年)3月に設立されました。
「松山庭園美術館」の「展示品」ですが、「数々」の「名画コレクション」と「茶道具」を「中心」に展示されており、「収蔵作品」には、「ヨーロッパ絵画」、「国内著名作品」などが「コレクション」され、「茶道具」、「琴コレクション」などとなっています。
「松山庭園美術館」には、素晴らしい「庭園」があり、「庭園」内には「地域」の「文化交流」の「拠点」としての「企画展示室」、「長屋門」、「見晴らし亭」、「茶室」などが点在し、「四季折々」の「自然」を愛(め)でながら「野外彫刻」も楽しめるようになっています。
「松山庭園美術館」「庭園」ですが、約2千坪の「敷地」があり、「苔(こけ)」と「紅葉(もみじ)」の「純和風」の「庭園」と、「芝生」に「松」を配した「洋風」の「庭園」となっています。
「松山庭園美術館」「庭園」の「裏」には、「高さ」11m、「根回り」3.1mの「大桑」が聳(そび)え、「黒松」、「枝垂れ萩」、「紅葉の林」などの「草木」があり、「四季」を通じて楽しめるそうです。
「金子周次」氏(1909年〜1977年)は、「千葉県」「銚子」の「老舗履物店(しにせはきものてん)」の「次男」に生まれ、小学校時代から「絵」の「才能」を発揮しました。
「戦後」の「混乱期」、「金子周次」氏は、「絵描き」として生きることを決意し、「木版画」・「油絵」・「水彩画」・「書」・「てん刻」などの「制作三昧」の「生活」に入りました。
「金子周次」氏は、「生涯」「独身」で「画業」に専念し、「周り」の「人」の「目」には、「豚舎」に住む貧しい「絵描き」と映ったようですが、その「作品」からは「心」豊かな「郷土愛」や、「純粋」な「人柄」がにじみ出ているようで、懐かしく温かなものが感じられるそうです。
「金子周次」「作品」のなかでも「木版画」は、「先人」の「亜流」を行くものでものではなく、「生涯」、「試行錯誤」を繰り返しながら創出したであろう「金子周次」氏「独特」の「絵画的表現」が「見事」で、時代の移り変わりとともに、「自然」も「都市」も、そこに住む「人々」も変化していくそうですか、「銚子」の佳き「風景」はそのまま、「金子周次」氏のひたむきな「心」を通して、いっそう美しいものとして残されています。
とりわけ、一瞬一瞬その「姿」を変える「海」を、これほどまでに表現し得た「作家」がいただろうかと思うほど、「金子周次」氏の描く「海」は素晴らしいそうです。
「金子周次」氏が、「生涯」を通して描き続けた「銚子」とその「海」、この「金子周次」氏の「絵」と「心」に触れたとき、それぞれの「郷土」が、美しく在ることを願わざるを得ません。
「展示会」「金子周次の描く海展」では、「版画」・「油絵」・「水彩画」の中から、「金子周次の描く海」を展示するそうです。
「新緑」が美しい「庭園」がある「私設美術館」「松山庭園美術館」で開催される「展示会」「金子周次の描く海展」。
この機会に「匝瑳市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「金子周次の描く海展」詳細
開催期間 7月4日(金)〜7月27日(日)
開催会場 松山庭園美術館 匝瑳市松山630
開館日 金・土・日・祝日
開館時間 10時〜17時
入館料 大人800円 小中学生400円
問合わせ 松山庭園美術館 0479-79-0091
備考
「金子周次の描く海展」が開催される「松山庭園美術館」では、「開催期間」に同時開催として「館所蔵・茶碗展」が行われるそうです。
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地域情報::匝瑳 | 06:34 PM |