本日ご案内するのは、近隣市「匝瑳市」「時曽根コミュニティセンター」で2月8日(土)に開催されます「時曽根の大蛇まつり」です。
「時曽根の大蛇まつり」が行われる「匝瑳市」「豊栄地区」(旧「豊栄村」)は、1889年(明治22年)4月の「九か村合併」により、「新村」の「豊富」・「繁栄」を祈願する「住民」により「村名」がつけられた「地区」です。
当時、「市域」では「最多」の「九か村」による「合併協議」は難航し、「村名決定」はぎりぎりまで伸び、「候補」の七つの「村名」の中から「豊栄村」が選ばれたそうです。
「時曽根(ときそね)」を除いた「八か村」は、中世以降の「集落」が、近世になり「村」を形成、「時曽根村」は「新田集落」で、「村」の「成立」は400年ほど前までさかのぼるそうです。
「時曽根村」では「毎年」2月に「大蛇(だいじゃ)」3匹を「藁(わら)」で作り、「集落」の「入り口」につるすという「行事」を行っており、「ムラ」を「疫病」などから守ろうとする「村びと」の「願い」の「かたち」が今に伝わるものなのだそうです。
上記のように「時曽根の大蛇まつり」は、「毎年」2月8日に行われており、「時曽根」に古くから伝わる「神事」なのだそうで、「時曽根の大蛇まつり」「当日」は「疫病退散」などを祈願して、「習わし」にならい、「集落」の「入り口」に「藁の大蛇」を吊るします。
「時曽根の大蛇まつり」「当日」の「朝」、「集落」の「各家」から「藁」を持ち寄った「若者」によって「長さ」3m、「太さ」30cmほどの「大蛇」が3匹作られます。
この「大蛇」は、特に「上あご」・「下あご」を「念入り」に編み上げ、大きく開いた「口」から「舌」が出ているように「形」を整えられます。
「大蛇」が出来上がると「千手院」から受けた「お守り札」を「頭」や「胴」に付け、「藁の大蛇」の「口」を開いて「御神酒(おみき)」を注ぎ、「入魂」した後、「集落」(地区)3カ所の「木」に「藁の大蛇」がかけられ、「家内安全」、「無病息災」、「悪魔退散」などを祈願するそうです。
「時曽根の大蛇まつり」の行われる2月8日は昔から「事八日(ことようか)」と呼ばれ、「疫病神」などが来訪する「日」とされ、これから「身」を守るために「各地」で「魔除けの行事」が行われてきたそうです。
また「時曽根の大蛇まつり」で「藁の大蛇」を「集落」(地区)の「三方」の「入り口」の「木」に吊るす「意味」ですが、「悪病」や「災い」の「侵入」を防ぐためと云われています。
「時曽根コミュニティセンター」、「豊栄地区」「時曽根」で催行される「伝統行事」「時曽根の大蛇まつり」。
この機会に「匝瑳市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「時曽根の大蛇まつり」詳細
開催日時 2月8日(土) 8時頃〜
開催会場 時曽根コミュニティセンター 匝瑳市時曽根588
問合わせ 匝瑳市産業振興課 0479-73-0089
備考
「時曽根の大蛇まつり」のような「藁」で作った「大蛇」を吊るす「行事」は、「辻切り(つじきり)」と呼ばれています。
「辻切り」とは「藁」で作った「大蛇」を「集落」の「東西南北」の「辻」に結び付け、「悪霊」や「疫病」が入ってこないようにする「民俗行事」で、「辻切り」によって1年間「集落」の「安全」を守り続けるといわれています。
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地域情報::匝瑳 | 12:16 PM |