本日ご紹介するのは、となりまち「旭市」でこの度(たび)「千葉県」に認定されました「千葉ブランド水産物」「九十九里地はまぐり」です。
「千葉県」は、「沖合」を「黒潮」、「親潮」の「寒暖両流」が流れる「日本列島」「中央部」に位置し、「県土」の三方を「海」に囲まれ529kmに及ぶ「海岸線」は「変化」に富み、来遊する「魚群」や「沿岸」に生息する「生物」の「種類」の「豊富さ」等、多様な「海」の「資源」に恵まれています。
このような恵まれた「自然環境」から、「多種多様」な「沿岸・沖合漁業」が発達するとともに、これら「漁獲物」を対象とする「水産加工業」が発達してきました。
「千葉県」では、4つの「地域」にわけ分類されており、「東京湾地域」、「内房地域」、「外房地域」、「銚子・九十九里地域」となっています。
「銚子・九十九里地域」では、「沖合域」を流れる「黒潮」と「親潮」の「影響」を受け、「イワシ類」(5月17日のブログ参照)や「サバ類」(12月8日のブログ参照)などの「回遊魚」の「好漁場」が形成され、「県内外」の「大型漁船」が入り合いながら操業しています。
また「金目鯛(キンメダイ)」(2010年10月17日・2011年2月14日のブログ参照)や「平目(ヒラメ)」、「カレイ類」などを対象とした「釣り」、「底引き網」などの「漁船漁業」が営まれています。
「九十九里地域」は「広大」な「砂浜域」である「九十九里浜」(5月11日のブログ参照)が広がり、「蛤(ハマグリ)」や「サトウガイ」などを「対象」とする「採貝漁業」が営まれています。
「千葉県」では、「千葉のさかな」の「認知度」を高め、広く「県内外」にアピールするために、平成18年6月に「千葉ブランド水産物」(2011年2月14日のブログ参照)「認定制度」を創設されました。
「優良」な「県産水産物」を認定し、重点的にPRすることで、「千葉のさかな」の「消費拡大」及び「イメージアップ」を図り、「千葉県水産業」の「振興」と「観光立県千葉」の「推進」を目指しています。
「千葉ブランド水産物」「認定制度」ですが、「全国」に誇れる「県産品」を「千葉ブランド水産物」として「認定」し、重点的にPRすることにより、「千葉のさかな」全体の「イメージアップ」を図り、「消費拡大」、「魚価向上」につなげ、「千葉県水産業」の「振興」に資することを「目的」としています。
「千葉ブランド水産物」「認定対象」の「区分」ですが、「生鮮水産物」、「水産加工品」、「ふるさと品」(生産量や流通範囲等が限定されるが千葉らしい優れた特性を有する産品)となっています。
「千葉ブランド水産物」の「特徴」ですが、以下の5つの「要件」を備えていて、さらに「基準」を満たしていると「認定委員会」から認められたものとしています。
「要件」ですが、
「地域独自性」
千葉県の自然、漁業、地域の歴史、文化等をアピールできるもの
「優位性」
他県・県内の類似のものと比較して、優位に差別化が図られている
「市場性」
市場で高い評価を得ている
首都圏や全国で流通販売できる生産、販売実績を有している
「信頼性」・「持続性」
品質を維持、向上するための生産技術や管理体制が整っている
認定品の安定供給のための取り組みを行っている
「発展性」・「千葉のさかなのイメージアップへの貢献」
販売・PRを積極的に行っている
地域関係者との連携体制が確立されている
となっており、
「基準」ですが、
「生鮮水産物」
千葉県で水揚げされるもので、おいしい時期や高鮮度であることを明らかにでき、流通上の取り決めがあること等
「水産加工品」
千葉県産原料を用いて県内で加工されるもので、衛生管理体制が確立され、味が良好であること等
「ふるさと品」
「生鮮水産物」「水産加工品」に準ずる
となっています。
「千葉ブランド水産物」「認定」の「有効期間」ですが、3年間で、「認定」の「決定」は、「外部委員」からなる「千葉ブランド水産物認定委員会」の「意見」を聞いて「千葉県知事」が決定します。
この度(たび)「全国」に誇れる「県産水産物」「千葉ブランド水産物」として「千葉ブランド水産物認定委員会」では、11月14日に「九十九里地はまぐり」が新(あら)たに「認定」されました。
「九十九里地はまぐり」は、「千葉県」では「千葉県庁」で開かれた「認定書交付式」で、「3年間」の「認定期間」を満了して「再認定」を受けた「他」の「10品目」とともに、「森田健作」「知事」から「事業者」に「認定書」が贈られたそうです。
「九十九里地はまぐり」は「九十九里浜」で「海匝漁協」、「九十九里漁協」の2組合が漁獲している5cm以上の「はまぐり」で、「漁獲」の際に「身」が切れてしまう「舌切り」を防ぐために「底引き網」をゆっくりと引いたり、「鮮度」を保つため「気温」が上昇する前の「早朝」のうちに「漁」を済ませたりする「工夫」で、高い「品質」を実現しているそうです。
「九十九里地はまぐり」は、上記のように、「九十九里浜」で「昔」から「貝桁網漁船」により漁獲されている「殻長」5cm以上の「はまぐり」で、「曳網速度」や「入港時間」を工夫しているため、「品質」が良く、「旭市いいおか港水産まつり」(6月6日のブログ参照)等でPRしていること等が、「認定」につながったそうです。
「九十九里地はまぐり」の「規格」ですが、「期間」11月〜8月、「大きさ」は5cm以上で、「九十九里漁業協同組合直売所」「おさかな新鮮大使」で「直接購入」できる他、「認定事業者」が「購入先」を紹介しています。
「旭市」また「九十九里」で新しく認定されました「千葉ブランド水産物」「九十九里地はまぐり」。
お近くにお立ち寄りの際は、お買い求めてみてはいかがでしょうか?
問合わせ (認定事業者等)
海匝漁業協同組合 0479-57-3202
九十九里漁業協同組合 0475-76-6171
「おさかな新鮮大使」 0475-76-6207
備考
「千葉ブランド水産物」に認定されました「九十九里地はまぐり」の「年間漁獲量」(2011年)ですが、「九十九里漁協」、「海匝漁協」の「2組合」で計約350t(トン)にも上っているそうです。
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地域情報::旭 | 09:42 AM |