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「成田山写経大会」(成田市)
 本日二つ目にご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」で明後日(あさって)の10月13日(土)・14日(日)に開催されます「成田山写経大会」です。

 「成田市」は、「面積」は約214平方km、「人口」は約12万人、「千葉県」の「北部中央」に位置する「中核都市」です。
 「成田市」の「北」にはとうとうと流れる「坂東太郎」「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)をへだてて「茨城県」と接し、「西」は「県立自然公園」に指定されている「印旛沼」(2011年2月23日のブログ参照)、「東」は「香取市」と接しています。

 「成田市」の「西側」には「根木名川」、「東側」には「大須賀川」が流れ、それらを取り囲むように広大な「水田地帯」や肥沃(ひよく)な「北総台地」(下総台地)(7月10日のブログ参照)の「畑地帯」が広がっています。
 「成田市」「北部」から「東部」にかけての「丘陵地」には「工業団地」や「ゴルフ場」が点在し、「南」には「日本の空の玄関口」(WORLD SKY GATE)「成田国際空港」があります。

 また「成田市」の「中心部」である「成田地区」は1000年以上の「歴史」がある「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)の「門前町」として栄え、毎年多くの「参拝客」でにぎわいます。
 「成田市内」には他にも数多くの「寺社」が点在しており、豊かな「水」と「緑」に囲まれた「伝統的」な「姿」と「国際的」な「姿」が融和した「都市」です。

 「成田山新勝寺」は、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれている「寺社」で「真言宗智山派」の「大本山」、「関東三不動」のひとつです。
 「成田山新勝寺」は、天慶3年(940年)「寛朝大僧正」によって開基され、以来1千年余りもの「歴史」を持つ「全国有数」の「霊地」です。

 「成田山新勝寺」は、「成田山表参道」の「信徒会館」前から「総門」を入ると「成田山新勝寺」「境内」です。
 「参道」の「右側」に「土産物店」が「軒」を並べる「広場」を「堂庭」といい、「客殿」の「光輪閣」を「左」に見て、「石段」を登ると「大提灯」が下がる「仁王門」(重要文化財)をくぐります。
 さらに「石段」を登りきると、左右に「翼殿」を持つ「重層入母屋造り大本堂」の「雄姿」が「視界」に入ってきます。
 「大本堂」には「弘法大師」が掘ったという「御本尊」の「不動明王」がまつられています。
 「成田山新勝寺」「大本堂」の「内陣」は広く「畳」296枚分もあり、「内陣中央」に焚かれている「護摩」の「香煙」は1日も絶えたことがないといわれています。

 「大本堂」右手には「三重塔」(重要文化財)と「一切経堂」、「鐘楼」があり、「大本堂」「広場」左手に「釈迦堂」(重要文化財)が鎮座しています。
 「釈迦堂」は安政5年(1858年)に建立された前「本堂」で、「仏教」を開いた「釈迦如来」がまつられています。
 「堂」の「周囲」には「二十四孝」の「彫刻」などが施され、江戸時代末期の特色を示しています。
 「大本堂」「石段」を上ると正面に「光明堂」(重要文化財)、左手には「額」「絵馬」が並ぶ「入母屋造り」の「額堂」(重要文化財)が建っています。
 「大日如来」をまつる「光明堂」(重要文化財)は、「釈迦堂」の前の「成田山新勝寺」「本堂」で元禄14年(1701年)に建立された貴重な「建物」で、毎年5月に「光明堂」の前で、「薪能(たきぎのう)」(2011年5月12日・2012年5月12日のブログ参照)が催されています。

 「光明堂」右手には「清滝権現」の「社殿」が、「光明堂」裏には「奥の院」があり、「清滝権現」の「社殿」右手から鬱蒼(うっそう)と茂る「林」の中へ「石段」を降りていくと、「雄飛の滝」が「岩」をうち、「渓谷美」が展開しており、ここから先が「成田山公園」(2010年11月12日・2012年2月9日・3月9日・4月3日のブログ参照)となっています。
 なお「光明堂」の「裏手」の「道」をたどると圧倒的な「迫力」を持った「塔」が迫ってきます。
 この「塔」は「成田山平和の大塔」(5月7日のブログ参照)といい、昭和59年に完成したもので、「成田山新勝寺」の「真言密教」の「教え」の「根本」である「相互礼拝」・「相互供養」の「曼陀羅世界」を表しており、見るものを圧倒する「威容」です。

 「写経」とは、「仏教」において「経典」を書写すること、またその書写された「経典」のことを指します。
 「写経」は、「印刷技術」が発達していなかった時代には「仏法」を広めるため、またはひとつの「寺院」でも複数の「僧侶」で「修行」・「講義」・「研究」するために必要なことでありました。
 その後、「写経」することに「功徳」があることが説かれるようになったそうです。

 「中国」では、「六朝時代(りくちょうじだい)」に「写経」が「定型化」され、「隋(ずい)」・「唐(とう)」のころに盛んに「写経」が行われるようになりました。
 「日本」では673年(天武天皇2年)に「川原寺」で「一切経」の「写経」が行われたのを「創始」としています。
 そして、奈良時代の「天平年間」は「聖武天皇」が「仏教」を尊信し、その「弘通」を図ったため、「仏教」は空前の「隆盛」を来しました。
 したがって「写経」が一段と盛んになり、「官立」の「写経所」が設けられ、また「東大寺」などにも設置され、専門の「写経生」たちによって、「国家事業」としての「写経」が行われたそうです。

 「成田山写経大会」は、「成田山新勝寺」で行われている「行事」で、「成田山」に生い茂る「木々」が深い「新緑」につつまれる6月と「実りの秋」10月に「真言宗」の「宗祖」・「弘法大師」、「中興の祖」「興教大師」の「生誕」を祝う「行事」です。
 「成田山新勝寺」における「写経」は、「お不動さま」への「祈り」の「実践行」で、「成田山写経大会」の「参加」には、「道場参加」と「在宅参加」の「2通り」あります。

 「道場参加」は、「成田山写経道場」での「写経」で、10月13日(土)または14日(日)が「申込日」となっており、「成田山写経道場」の「成田山光輪閣」4階「光輪の間」で開催されます。
 「成田山写経大会」「道場参加」の「定員」は「両日」とも200人(先着順)で、「初穂料」は5000円となっています。
 (写経大会スケジュールは下記「詳細」参照)

 「在宅参加」ですが、「写経」は「般若心経」3巻で「送付内容」は「写経用紙」3枚、「筆」、「写経作法次第」、「納経方法」は「書写」後、「成田山新勝寺」へ送ります。
 「初穂料」は3000円(別途郵送費・一律300円)となっています。
 なお「写経用紙」は「成田山新勝寺」「御本尊」「不動明王」の「ご宝前」にて「ご祈祷」の上、「成田山平和の大塔」に納経するそうです。
 (受付は終了しています。)
 (申込期間は8月28日(火)〜10月9日(火)(当日消印有効)でした。)

 「成田」の「名刹」「成田山新勝寺」で行われる「写経大会」に参加してみてはいかがでしょうか?

 「成田山写経大会」詳細

 開催日時 10月13日(土)・14日(日) 11時〜13時50分

 写経大会スケジュール

 10時00分〜 受付

 11時00分〜 開会・写経

 12時35分〜 納経法会(体験談発表、法話、雅楽演奏)

 13時20分〜 昼食(精進料理)

 13時50分頃 両日共に200名(先着順)

 開催会場 成田山新勝寺 成田市成田市成田1

 問合わせ 成田山新勝寺 0476-22-2111

 備考
 「般若心経」を書写する事で様々な「煩悩」や「悲しみ」、「苦しみ」の「心」が和(やわ)らぎ、「心」が静まる「思い」を得ることができると言われています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1333 |
| 地域情報::成田 | 11:40 PM |

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