本日二つ目にご紹介するのは、となりまち「香取市」「伊能忠敬記念館」で9月25日(火)〜10月18日(日)の期間開催されます「九州測量200年記念特別展」「九州×伊能忠敬」です。
「伊能忠敬(いのうただたか)」(2011年3月5日のブログ参照)は、江戸時代の「商人」・「測量家」で、「通称」は「三郎右衛門」、「勘解由(かげゆ)」です。
1800年(寛政12年)から1816年(文化13年)まで、足かけ17年をかけて「全国」を測量し、「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」を完成させ、「日本国」の「歴史上」はじめて「国土」の「正確」な「姿」を明らかにしました。
また「伊能忠敬」は、「日本」で初めて「金星」の「子午線」経過を観測した「人物」です。
「伊能忠敬」は、「上総国山辺郡小関村」(現「千葉県」「九十九里町」)に生まれ、「母」の「死後」、「父」の「実家」であった「武射(むさ)郡小堤」の「神保(じんぼ)家」に移り、18歳で「下総国佐原」の「伊能家」へ「婿養子」に入りました。
「当時」の「伊能家」は「名家」ではありましたが、「負債」で没落しかけていたそうです。
しかし、「伊能忠敬」は、「才覚」を活かし、「伊能家」の「酒造業」を「再興」し、「米」の「仲買い」などで「産」を築き、「名主」や「村方後見(むらかたこうけん)」として「郷土」のために尽くしたそうです。
「伊能忠敬」は、若いときから「学問」を好み、「数学」、「地理」、「天文書」に親しみ、50歳で「隠居」すると「江戸」に出て、「天文学」等を学び、その後「全国」の「測量」を10次にわたり、「大事業」である「実測日本地図」作成を行いました。
「伊能忠敬記念館」(2011年3月5日のブログ参照)は、「小野川」(9月7日のブログ参照)沿いにあり、「伊能忠敬」の「人生」を「年代順」に追い、その「業績」の「結晶」である「伊能図」をあますことなく紹介しています。
「伊能忠敬記念館」の「概要」ですが、「佐原時代」(伊能忠敬50歳までの前半生を紹介)、「全国測量」(隠居してからの勉学と全国測量の行程を紹介)、「伊能図の完成」(伊能図の数々を紹介)、「地図の世界」(日本地図の歴史や、楽しい世界の地図を紹介)となっています。
「九州」は、「日本列島」を構成する「島」のひとつで、その「南西部」に位置しています。
「北海道」・「本州」・「四国」とともに「主要4島」のひとつでもあり、これら4つの中では「3番目」に大きい「島」で、「世界」の「島」の中では、「スピッツベルゲン島」(ノルウェー)に次ぐ「第37位」の「大きさ」です。
「九州」とその「周辺諸島」を合わせて「九州地方」と言い、2005年(平成17年)「国勢調査」「人口」は、「九州本島」内に「県庁所在地」を置く「7県」の「合計」では1335万2934人、「沖縄県」を含めた「8県」の「合計」では1471万4528人です。
「九州本島」の「最高地点」は、「大分県」の「九重連山」「中岳」の1791mで、また「九州地方」としての「最高地点」は、「九州本島」ではなく「屋久島」にある「宮ノ浦岳」の1936mです。
「九州」の「古代」の「呼称」は、「筑紫島」・「筑紫洲」(つくのしま)です。
「九州」は、「中央」に「九州山地」が形成されています。
その「中核」をなす「阿蘇山」は「東西」18km、「南北」25kmにも及ぶ「世界最大級」の「カルデラ」を持っています。
「九州」の「地形」は大きく3つに分けることができ、「北部」と「中部」の「境界」は「松山-伊万里構造線」で「中部」と「南部」の「境界」は「臼杵-八代構造線」で分けることができます。
「北部」は比較的なだらかな「山地」、「南部」は「白亜紀」から「第三紀」にかけて生成された「付加体」であるため「北部」とは全く異なった「地質」であり、比較的「険阻」な「山地」になっています。
また「中部」は数十万年前まで「瀬戸内海」の「延長」の「海」で分かれており、それが「阿蘇山」の「数回」にわたる「噴火」によって「溶岩」で埋まり、ひとつの「島」になったそうです。
この度(たび)「伊能忠敬記念館」では、「九州測量」から200年となるのを記念して、2年ぶりとなる「特別展」を開催するそうです。
「九州測量200年記念特別展」「九州×伊能忠敬」では、「東京国立博物館」所蔵の「重要文化財」「伊能忠敬測量図」と「伊能忠敬記念館」所蔵の「国宝」「伊能忠敬関係資料」、「国宝」と「重要文化財」のみ93点を展示して、「伊能忠敬」の「全国測量」の「集大成」となる「九州測量」の「全貌」に迫るそうです。
なかでも、極めて美しく最も優れた「伊能図」と「評価」が高い「東博」所蔵の「伊能中図」は必見だそうです。
また、互いに補完しあいながら、なかなか一堂に介することのない両「資料群」が「再会」を果たす数少ない「機会」ともなっています。
また「伊能忠敬記念館」では、「九州測量200年記念特別展」「九州×伊能忠敬」開催期間中に、「担当学芸員」による「列品解説」(9月30日・11月3日)、「小中学生」向け「ワークショップ」「☆印を探せ!」(10月6日・対象・小中学生)、「望遠鏡」で「伊能図ウォッチング」(10月21日)、「常設展示」の「解説ツアー」(土・日・祝日)が行われます。
「佐原の偉人」「伊能忠敬」の「足跡」を現代に残している「記念館」「伊能忠敬記念館」。
「記念特別展」が行われるこの機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「九州測量200年記念特別展」「九州×伊能忠敬」詳細
開催期間 9月25日(火)〜10月18日(日)
開催会場 伊能忠敬記念館 香取市佐原イ1722-1
営業時間 9時〜16時半 (入館は〜16時)
休館日 月曜日 祝日の翌日
入館料 大人 500円 小中学生 250円
問合わせ 伊能忠敬記念館 0478-52-1118
備考
「伊能忠敬記念館」の「小野川」をはさんだ「対岸」には「伊能忠敬旧宅」(国指定史跡)(2月24日のブログ参照)があります。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1316 |
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地域情報::香取 | 09:33 PM |