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「銅像不動明王立像御開帳」(印西市)
 本日ご案内するのは、近隣市「印西市」「結縁寺(けちえんじ)」で明明後日(しあさって)の9月28日(金)に開催されます「銅像不動明王立像御開帳」です。

 「印西市」は、「千葉県」の「北部」、「北総台地」(下総台地)(7月10日のブログ参照)の緩やかな「起伏」の上に位置しています。
 三方を「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)、「手賀沼」、「印旛沼」(2011年2月23日のブログ参照)に囲まれ、四季折々に「表情」を変える恵まれた「自然環境」は、「市民」や、「この地」を訪れる「人」に「やすらぎ」と「うるおい」を与えています。

 「印西市」は、江戸時代から「商業の町」として栄え、「江戸」と「佐倉」・「銚子」を結ぶ上で「重要な町」でありました。
 「印西市」には「歴史的建造物」や、「遺跡」も数多く残っていて、当時の「面影(おもかげ)」を偲(しの)ばせています。
 現在も「印西市」は「地理的条件」にも恵まれ、「東京都心」、「成田国際空港」という「日本」を代表する「高機能拠点」の中心に位置している「まち」として発展を続けています。

 「印西市」は、昭和29年12月に旧「木下町」、「大森町」、「船穂村」、「永治村」の一部が合併して「町制」を施行し、平成8年4月に「市制」を施行しました。
 「印西市」が含まれる「千葉ニュータウン」は、昭和42年に「計画」決定され、昭和59年に「入居」が開始されました。
 「東西」約18km、「南北」約3km、「3市」にまたがる「千葉ニュータウン」は、全体の約6割を「印西市」が占めています。

 「印西市」の「魅力」は、「ニュータウン」に代表される「市街地開発」は振興しながらも、「周辺地域」のきれいな「水」と「緑」にあふれた「自然」が今でも豊かに残されていることだそうです。
 そして「印西市」では、「町の歴史」を今に伝える「神社」や「仏閣」、「由緒」ある「まつり」も「人々」によって大切にされています。

 「結縁寺」(2011年9月27日のブログ参照)は、周りを「イチョウの木」に囲まれた「小寺」で、奈良時代の「僧」・「行基」が開いたといわれています。
 「結縁寺」は、「銅像不動明王立像」を安置することで知られています。
 「不動明王立像」は嘉元元年(1303年)に造られ、「高さ」47cmの小さなもので「左」の「上牙」で「下唇」を、「右」の「下牙」で「上唇」を噛(か)みしめた「面相」や逞(たくま)しい「体つき」など鎌倉時代の「特色」を表しており、「結縁寺」では、「阿弥陀三尊」とともに祀られています。

 「不動明王」は、「梵名」「アチャラ・ナータ」は、「仏教」の「信仰対象」であり、「密教」特有の「尊格」である「明王」の「一尊」であり、また「五大明王」の「中心」となる「明王」でもあります。

 「不動明王」は、「密教」の「根本尊」である「大日如来」の「化身」、あるいはその「内証」(内心の決意)を表現したものであると見なされています。
 「お不動さん」の「名」で親しまれ、「大日大聖不動明王」、「無道明王」、「無動尊」、「不動尊」などとも呼ばれています。
 「不動明王」は、「アジア」の「仏教圏」の中でも特に「日本」において根強い「信仰」を得ており、「造像例」も多いです。

 また「日蓮宗」系「各派」の「御本尊」(いわゆる「十界曼荼羅」)にも「不動明王」が書かれていますが、「愛染明王」と同様、「空海」によって伝えられた「密教」の「尊格」であることから、「日蓮」以来代々「種子」で書かれています。
 なお「日蓮」の「曼荼羅」における「不動明王」は「生死即涅槃(せいしそくねはん)」を表し、これに対し「愛染明王」は「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」を表しているとされています。

 「銅像不動明王立像御開帳」ですが、9月28日(金)に、「結縁寺」にて行われます。
 「不動明王」は「真言行者」の「守護神」であり、「忿怒形」(怒りの「表情」)を以って「人々」を導くといわれています。
 「銅像不動明王立像」は、上記のように「像高」47cmで、「右手」に「宝剣」、「左手」に「羂索」を持っており、全体的な力強く「写実的」だそうです。

 「銅像不動明王立像」の「正面」の「裳」(「腰」から「下」の「衣」)には「嘉元元年癸卯九月十五日 願主権律師瀧尊」の「銘」が刻まれており、1303年鎌倉時代後期に造像されていたことがわかります。
 「銅像不動明王立像」は、1914年(大正3年)4月17日に「国」の「重要文化財」に指定されています。
 ちなみに「結縁寺」「銅像不動明王立像」の「光背」と「岩座」は後に補ったものだそうです。

 「印西市」の「南部」にある「古社」「結縁寺」の「寺宝」「銅像不動明王立像」を鑑賞することができる「銅像不動明王立像御開帳」。
 この機会に「印西市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「銅像不動明王立像御開帳」詳細

 開催日時 9月28日(金) 13時〜14時半

 開催会場 結縁寺 印西市結縁寺516

 問合わせ 印西市教育委員会 生涯学習課 0476-42-5111

 備考
 「結縁寺」は、「晴天山」・「西光院結縁寺」と呼ばれています。
 「結縁寺」「境内」に咲く「彼岸花(ひがんばな)」は「印西八景」(2月12日のブログ参照)のひとつに指定されています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1307 |
| 地域情報::成田 | 10:57 AM |

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