本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「龍正院(りゅうしょういん)」(滑河観音)で明後日(あさって)の8月9日(木)に開催されます「四万八千日(しまんはっせんにち)」です。
「龍正院」(滑河観音)は、平安初期の承和5年(838年)「慈覚大師」の開基と伝わる「坂東33ヶ所観音霊場」の「第28番札所」で、「宗派」は「天台宗」です。
「龍正院」の「御本尊」は「十一面観世音」で、「延命」・「安産」・「子育て」の「守り本尊」として「参詣者」が後をたたないそうです。
「龍正院」「本堂」は元禄11年建立の「八間四面」の広壮な「建物」で、「千葉県」の「県指定有形文化財」に指定されています。
また「龍正院」境内には「千葉県」の「県文化財」の「法印塔」、「夫婦松」などがあり、「春秋」の「坂東札所参拝シーズン」には「観光バス」が連なるそうです。
「龍正院」(滑河観音)には「しもうさ七福神」(1月18日のブログ参照)の「毘沙門天」もお祀りしています。
「龍正院」の境内は、とても美しく、落ち着いた「佇(たたず)まい」で、その中に睦まじく「樹齢」を重ねた「名木」「夫婦松」(アカマツ)が茂っており、昭和40年4月27日に「成田市」の「指定文化財」に指定されています。
また「夫婦松」に併置されている「句碑」は寛政5年(1793年)の「銘」で
「観音のいらか見やりつ花の雲」
の「松尾芭蕉」の「句」が刻まれ、「龍正院」にも心が通じるものがあるそうです。
この「句」は貞亨3年(1686年)、「松尾芭蕉」43歳の「時」の「句」と言われており、病気で「深川」の「芭蕉庵」に寝ていた時に作ったと言われています。
「四万八千日」は、「龍正院」(滑河観音)で行われる「夜祭」で、この日は「観音様」の最も深い「ご縁」がいただける「日」で、この「日」にお参りすると、「四万八千日」お参りしたのと同じ「御利益(ごりやく)」があると言われています。
「四万八千日」当日は、新しい「仏様」と二年目の「仏様」の「精霊棚」にお供えするための「お札」と「鬼灯(ほおずき)」を求めて「龍正院」では、近隣より多くの「善男善女」が訪れ、賑わいます。
(「新盆」を迎える「家」では、「観音様」と「地蔵様」の「お札」や、「鬼灯(ほおずき)」を求め朝から「参詣者」が訪れ賑わいます。)
「四万八千日」では、「夜」に「大護摩」も炊かれ、様々な「願い」を「観音様」にたくすのですが、「露店」並ぶ「夜の参道」は、しみじみとした「雰囲気」と賑々しい「夏祭り」の様子とで、殊に趣のあるものとなっています。
「滑川地区」の「夏」を彩る「伝統行事」「四万八千日」。
この機会に「成田の名刹」「龍正院」(滑河観音)に訪れてみてはいかがでしょうか?
「四万八千日」詳細
開催日 8月9日(木)
開催会場 龍正院(滑河観音) 成田市滑川1196
問合わせ 龍正院(滑河観音) 0476-96-0217
備考
「龍正院」「仁王門」は、室町末期の「建築」で「滑河観音」の「山門」です。
「茅葺き屋根」の素朴で温かみのある「山門」は、「国指定」の「重要文化財」に指定されています。
また「龍正院」は、毎年11月18日に、「滑河観音木まち」(2011年11月13日のブログ参照)が行われる事でも知られています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1244 |
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