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「河口堰フェスタ2012&えだ豆の収穫体験」(東庄町)
 本日ご紹介するのは、となりまち「東庄町」「利根川大橋」「利根川河口堰管理所」「東庄町新宿営農組合」で明後日(あさって)の8月5日(日)に開催されます「河口堰フェスタ2012&えだ豆の収穫体験」です。

 「東庄町」は、昭和30年7月20日、「笹川町」、「神代町」、「橘村」、「東城村」の1町3村が合併して誕生した「まち」です。
 「町名」は、昔この地域が「東氏(とうし)」の「荘園」であったことが由来だそうです。
 その後、昭和31年4月に「大字桜井」が「干潟町」(現在の「旭市」)に編入し、現在に至っています。
 「東庄町」の「基幹産業」は「稲作」や「畑作」などの「農業」です。
 「東庄」「周辺地域」では昭和40年代から昭和60年代にかけての「高度経済成長期」に、「鹿島臨海工業地帯」への「企業進出」と「鹿島港開発」、「新東京国際空港」(現在の「成田国際空港」)の「開港」、「東関東自動車道」の「延伸」などの「開発」が進み、「成田市」や「茨城県神栖市」などの「事業所」に「東庄町」から多くの人が就業しています。
 また「東庄町」でも「東庄工業団地」(宮野台地先)を造成し、昭和62年から平成元年まで「企業誘致」し、現在10社が操業しているそうです。

 「利根川河口堰」は、「香取郡東庄町」及び「茨城県」「神栖市」にまたがり、「利根川」を仕切る「堰」(河口堰)です。
 「利根川河口堰」は、1965年12月に着工し、1971年1月に竣工しました。
 「利根川河口堰」の「事業費」は125億円で、「常陸川水門」と「黒部川水門」に隣接しています。
 「利根川河口堰」の「総延長」は835mで、2門の「調節門」、7門の「制水門」などを擁し、「利根川」下流における「首都圏」および「周辺部」の「利水」上の「重要施設」として位置づけられています。

 「利根川河口堰」には、主に2つの「目的」があります。
 まずひとつは、「塩害」の防止です。
 「利根川」下流部は古くから「古鬼怒湾」と呼ばれ「中世」には「香取浦」と呼ばれていた「海」であり「傾斜」はほとんど無く、当時「汽水湖」だった「霞ヶ浦」から流れ出す「常陸利根川」もあったことから、「上流」から流れてくる「真水」の「量」が減ると、「銚子市」にある「河口」から40km以上(「香取市」付近)まで「塩水」が遡上することもあったそうです。
 その「塩分」の混じった「水」を、「上水道」や「農業用水」、「工業用水」として利用すると「塩害」が発生してしまい、特に1958年には「渇水」によって「大利根用水」地域や、部分的に完成していた「両総用水」地域も含め、「被害面積」約30000町歩に及ぶ大規模な「塩害」が発生、「千葉県」だけで4億円を越える「被害額」を出したそうです。
 「利根川河口堰」はこうした「塩害」を防ぐため、「河口」から18.5km地点で「利根川」を締め切り、それより「上流」への「塩害」の「遡上」を防止し、「利根川」下流部の「水」を利用できる状態にする事を目的としています。

 そして第2に、「東京都」をはじめとする「首都圏」に対して「水」を供給することを目的としています。
 「利根川河口堰」によって「利根川」をせき止める事により蓄えられた「水」は、「印西市」からはじまる「北千葉導水路」を経由し、「松戸市」から「江戸川」へと送水され、「首都圏」へと「水」を供給することができるそうです。
 また同時に、「常陸川水門」と「利根導水路」を連動して運用する事によって、「霞ヶ浦」の「水」を「利根川」を経由して「江戸川方面」に送る事も可能となったそうです。
 つまり、「利根川河口堰」と「北千葉導水路」によってはじめて、「利根川」下流部と「霞ヶ浦」が「東京都」にとっての「水源」となりうることとなっています。

 「利根川河口堰」の「道路」の部分である「管理橋」は「利根川大橋」と呼ばれ、「道路橋」として供用されており、「全長」834.0m、「幅員7m」(内「歩道」1m)あり、「一般県道」である「茨城県道・千葉県道260号」「谷原息栖東庄線」が通過しており、「地域」の「幹線道路」として活用されています。

 「河口堰フェスタ2012&えだ豆の収穫体験」ですが、全国一斉「水の週間」として、「水資源機構」「利根川河口堰管理所」が行う「河口堰フェスタ」とタイアップして、豊かな「水の恵み」で営まれる「農業」の「収穫体験」を実施するそうです。

 「河口堰フェスタ2012」では、「操作室の見学」や実際に「巡視船」に乗って「利根川河口堰」を「船上体験」(見学体験)するなど、「川」や「水」の「学習」ができます。
 また「施設概要DVD上映」や、「親水広場」、「東庄町PRコーナー」となっています。

 また、「安心」・「安全」な「エコ農業」の「農事組合法人 新宿営農組合」が主催します「農業体験」では、自分で「えだまめの収穫体験」ができるそうです。
 (「1区画」あたり約1坪の「面積」で収穫し、「参加費」「1区画」2000円)
 なお「募集区画」は50組で「定員」になり次第〆切だそうです。
 「えだ豆の収穫体験」の「持参頂く物」ですが、「軍手」と「キッチンバサミ」となっています。

 「河口堰フェスタ2012&えだ豆の収穫体験」は、一日学んで、遊んで、「えだまめ」や「新鮮野菜」の「お土産」付きで「東庄町」をより知っていただく機会になる「催し」となっています。
 また「河口堰フェスタ2012&えだ豆の収穫体験」では、「東庄町」の「特産品」の「紹介」や「即売会」もあり、「お弁当」の「販売」もするそうです。

 「川」や「水」の学習ができる「催し」の「河口堰フェスタ2012」と「夏休み」の「体験」に「家族のふれあい」に最適な「えだ豆の収穫体験」。
 この機会に「東庄町」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「河口堰フェスタ2012&えだ豆の収穫体験」詳細

 開催日時 8月5日(日) 9時半〜15時(収穫受付は10時〜)

 開催会場 利根川大橋・利根川河口堰管理所・東庄町新宿営農組合 東庄町新宿3020 (利根川河口堰近く)

 問合わせ 東庄町まちづくり課産業振興係 0478-86-6075

 備考
 「河口堰フェスタ2012」で行われる「船上体験」は、「河口堰管理」の「巡視体験」をするもので、人数には限りがあり、先着おおよそ100人とします。
 また「船上体験」は「強風」の時は危険なため、中止となるそうです。

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