本日二つ目にご紹介するのは、近隣市「多古町」「多古町中心商店街」で明明後日(しあさって)の7月25日(水)・26日(木)に開催されます「多古祇園祭」です。
「多古町」は、「香取郡」にある「町」で、「下総台地」(7月10日のブログ参照)と「九十九里平野」(7月6日のブログ参照)に挟まれ、「町」の「中央部」を「九十九里平野」最大の「河川」である「栗山川」(2月18日のブログ参照)が流れており、「西」は、「WORLD SKY GATE(世界の玄関口)」「成田空港」に接しています。
また「多古町」には、「日本一の味」といわれる「多古米こしひかり」や、「全国屈指」の「生産量」を誇る「大和芋(やまといも)」、肥沃な「農地」で生産される「野菜」や「特産品」の数々があることで知られています。
「多古町」の「夏の風物詩」となっています「多古祇園祭」。
「多古祇園祭」は、毎年7月25日と26日に行われます「多古町」の「八坂神社」の「祇園祭」です。
「多古祇園祭」は、江戸時代から続いている「祭り」で、「無病息災」と「地域住民」の「加護」を祈願します。
天保10年に作られたといわれている「新町」の「山車」や、「本町」・「仲町」・「高根」の「各町」から繰り出された「山車(だし)」が華やかに競演して、「町中」を練り歩きます。
「山車」ですが、「囃子(はやし)方」と「芸人」が乗り込み「子供たち」が「綱」を引き、「若衆」が「山車」をおし、「町中」を練り歩き、「八坂神社」・「大宮大神」に参拝するそうです。
各町内から、4基の「山車」が引き回され、そして夕刻「八坂神社」社前の「仮設舞台」で7月25日(水)・26日(木)19時頃、奉納されるのが「しいかご舞」です。
この「神事」の「由来」はよくわかっていないということですが、「しいかご舞」で使われる「面」の「箱書き」に天明元年(1781年)の「年号」が記載されており、江戸時代中期に行われているといわれています。
「舞」は、「八坂神社」「氏子三町」から選ばれた「若衆」10名が「猿」・「獅子」・「鹿」・「雨蛙」(「形」により「まんじゅう」と呼ばれる)の「面」をつけ、「豊作」・「無病息災」・「雨乞い」等の「願い」をこめた「農民達」の「素朴な舞」で、「笛」の「調子」に合わせ、足を踏み鳴らしながら「手振り身振り」で踊るきわめて素朴なものです。
三方に「大縄」を張った「津久舞柱(つくまいはしら)」(「つぐめ柱」)と呼ばれる「高さ」10mほどの「大柱」に「年番町」の「若者」が登っていき、「頂上」でさまざまな「所作」を行います。
「しいかご舞」の一番の見所で、10mもある「津久舞柱」での「猿」(猿の役の「若者」)の「曲芸」ど「見物客」の「目」を引くそうです。
最後の「舞」ですが、「猿」の「面」をつけた「年番町」の「若衆」が、「破魔の弓矢」を持って「大柱」(津久舞柱)によじ登り、先端近くの「横木」に下り「仕舞」をし、これが終わると「横木」に結んである「扇子」を「観客」の中に落として終了となります。
また「多古祇園祭」では、7月26日(木)には「花火」を20時30分頃から開始され、1時間ほど行われているようです。
「伝統神事」「しいかご舞」も披露される「八坂神社」の「祇園祭」「多古祇園祭」。
この機会に「多古町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「多古祇園祭」詳細
開催期間 7月25日(水)・26日(木)
開催会場 多古町中心商店街 香取郡多古町 八坂神社 香取郡多古町多古本町2696 大宮大神 多古2572
問合わせ 多古町商工会 0479-76-2206
備考
「多古祇園祭」と同時に行われる「しいかご舞」は、「宵宮」(7月25日)と「本祭り」(7月26日)の「夜」に2回演じられます。
「しいかご舞」は、昭和50年(1975年)に「千葉県」の「無形民俗文化財」の指定を受けています。
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地域情報::成田 | 10:49 AM |