本日二つ目にご紹介するのは、地元「銚子市」の「夏の味覚」「磯(いそ)がき」です。
「かき」(「牡蛎」、「牡蠣」、「硴」、oyster)は、「ウグイスガイ目イタボガキ科」に属する「二枚貝」の「総称」、あるいは「カキ目」もしくは「カキ上科」に属する「種」の「総称」です。
「海」の「岩」から「かきおとす」ことから「カキ」と言う「名」がついたといわれています。
古くから、「世界」各地の「沿岸」地域で「食用」、「薬品」や「化粧品」、「建材」(貝殻)として利用されてきました。
「カキ」には、「グリコーゲン」のほか、「必須アミノ酸」をすべて含む「タンパク質」や「カルシウム」、「亜鉛」などの「ミネラル類」をはじめ、さまざまな「栄養素」が多量に含まれるため、「海のミルク」とも呼ばれています。
「カキ」は、「カキフライ」のような「揚げ物」や、「鍋物」の「具」にして食べるほか、新鮮なものは「網焼き」にしたり「生食」したりします。
「カキ」と言えば「冬」と思われがちですが、「銚子」の「磯がき」は「夏」が本番で、「磯がき」は、「銚子」ならではの「夏の味覚」です。
一般的に「牡蠣(かき)」は、「冬場の食べ物」で5月(May)から8月(August)までの「R」のつかない月(つき)には食べられないことになっていますが、それは「塩分濃度」の低い「内湾」にいる「マガキ」(Crassostrea gigas)の場合であって、「銚子」の「荒磯」で採れる「磯牡蛎」=「イワガキ」(Crassostrea rivuiaris)(Crassostrea nipponia)は、「マガキ」に比べて大きいもの(「手のひら大(だい」)のおおよそ5〜7年もので、「夏場」に食べられます。
「冬」に流通する「養殖」「マガキ」とは種類が異なり、「磯がき」(岩牡蛎)は「夏」に水揚げされる「天然もの」のため「出荷期間」が短く、また「漁獲量」が限られているのが特徴なのだそうです。
「カキ」は他の「二枚貝」のように動き回る習性はなく、「水深」10mくらいの「岩場」に張り付いて育ち、無駄な「エネルギー」は使わず、「養分」をため込み「美味しさ」を閉じ込めています。
また「銚子」の「磯がき」の「味」の「良さ」は、「何」と言っても「利根川」が運んでくる「養分」なのだそうです。
「銚子」の「磯がき」の「食べ方」ですが、「焼き物」や「フライ」にしたりしても美味しいですが、一番のオススメは、その場で「殻」を割って「生」で食べるのが人気があり、ポピュラーで、つるんとした「のど越し」がたまらない「夏の味覚」です。
「タウリン」や「ミネラル」豊富な「海のミルク」「カキ」。
「夏の味覚」「磯がき」を味わいに「銚子市」にお出かけしてみてはいかがでしょうか?
備考
「磯がき」は、8月上旬までが一番の食べ頃となっています。
8月中旬過ぎてしまうと「カキ」が「産卵」をしてしまい、「食用」としては食べられません。
「カキ」の「産卵時期」には、「海面」は、真っ白になるそうです。
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地域情報::銚子 | 10:05 AM |