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「入梅鰯(にゅうばいいわし)」(銚子市)
 本日ご紹介するのは、地元「銚子市」「銚子漁港」で水揚げされる「入梅鰯(にゅうばいいわし)」です。

 「入梅」は、「雑節(ざっせつ)」のひとつで、「太陽」が「黄経」80度の「点」を通過する「日」で、「立春」から数えて135日目に当たる「グレゴリオ暦」(現行暦)で6月11日頃をいいます。
 ちなみに「雑節」とは、「二十四節気・五節句」などの「暦日」のほかに、「季節」の移り変わりをより適確に掴むために設けられた「特別な暦日」のことです。
 一般に「雑節」と呼ばれるのは、「節分(せつぶん)」、「彼岸(ひがん)」、「社日(しゃにち)」、「八十八夜(はちじゅうはちや)」、「入梅」、「半夏生(はんげしょう)」、「土用(どよう)」、「二百十日(にひゃくとうか)」、「二百二十日(にひゃくはつか)」の9つで、これに「初午(はつうま)」・「三元(さんげん)」(上元・中元・下元)、「盂蘭盆(うらぼん)」、「大祓(おおはらえ)」を加える場合もあります。

 「入梅」は、本来は「梅雨入り」の「漢語的表現」であり、「梅雨」の「季節」全体を「入梅」と呼ぶ「地方」もあります。
 「太陽黄経」に基づく「定義」は現在のもので、「芒種(ぼうしゅ)」の後(5日目)の最初の「壬(みずのえ)の日」を「梅雨入り」、「小暑(しょうしょ)」の後の最初の「壬の日」を「梅雨明け」としていた時期もあったそうです。
 しかし本当の「梅雨入り」・「梅雨明け」の「日付」は「年」により、「地方」により異なるものであるが、「農家」にとって「梅雨入り」の時期を知ることは「田植え」の「日取り」を決めるのに重要だったので、その「目安」としてこの「暦日」が設けられたそうです。

 現在は、「気象庁」の「本庁」、「管区気象台」及び「地方中枢官署」(新潟、名古屋、広島、高松、鹿児島の各「地方気象台」)が、「観測」及び「予報」に基づいて「梅雨入り」を発表しており、「入梅」は実際の「入梅」とは関係のない「暦日」となっています。

 「鰯」は、狭義には「魚類」「ニシン目ニシン亜目」の「複数種」の「小魚」の「総称」です。
 「日本」で「鰯」といえは、「ニシン科」の「マイワシ」と「ウルメイワシ」、「カタクチイワシ科」の「カタクチイワシ」計3種を指しています。
 「鰯」の「特徴」ですが、「海水魚」で「沿岸性」の「回遊魚」で、「遊泳能力」が高く、「群れ」で行動します。
 「鰯」の「全長」は「成魚」で10cm〜30cmほどで、「プランクトン食」で、微小な「歯」があります。
 「鰯」の「体」は細長く、「断面」は「円筒形」ないしやや「側扁」(縦長)、「背」が青く、「腹」が白い「魚」で、「鱗(うろこ)」が剥(は)がれやすい「赤身」の「青魚」です。
 「鰯」は、かつては「大衆魚」=「下魚」とまで言われた「鰯」が、最近では「漁獲量」の「減少」で「高級魚」になりつつあります。
 また、毎年5月下旬から「梅雨(つゆ)」が明ける7月上旬ごろに取れる「マイワシ」は「入梅鰯」と呼ばれ、ふっくらとした「身」に「脂」がのり、1年で一番おいしい時季とされています。

 「日本一の水揚げ量」を誇る「銚子漁港」で最も多く水揚げされる「魚」は「鰯」なのだそうです。
 水揚げされる「魚」の中でも「梅雨」の頃の「マイワシ(真鰯)」は「入梅鰯」と呼ばれ、一番「脂」が乗って「美味しい」とされています。
 「銚子」の「鰯料理」の「代表的」なものとして、「刺身」、「塩焼き」、「煮付け」、「佃煮」以外に「なめろう」、「つみれ汁」、「さんが焼き」、「蒲焼き」、「卯の花漬け」などがあげられますが、そのほかに「目刺し」、「頬刺し」と呼ばれる「丸干し」を焼いたシンプルなものなど「魚の宝庫」「銚子」らしく「調理法」「食べ方」がたくさんあります。

 ちなみに「鰯」の「語源」・「由来」についてですが、「陸」に揚がるとすぐに弱って腐りやすい「魚」であることから「よわし」から変化したとの「有力説」のほか、「貴族」の「食べ物」ではない卑(いや)しい「魚」という「意味」で「いやし」に由来するとの「異説」もあり「諸説」あります。
 (「稚魚」が「他の魚」の「餌(エサ)」になる=小さくて弱い=「弱し(よわし)」の「訛化説」あり)

 「入梅」時期に、ふっくらとした「身」に「脂」がのり、1年で一番おいしい時期に水揚げされる「入梅鰯」。
 「初夏」の「味覚」「入梅鰯」を味わいに「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 備考
 「銚子市」は、「鰯」の「水揚げ量」は「全国シェア70%」で「日本一」となっています。
 「入梅」は、昨年(2011年)は6月11日、今年(2012年)は6月10日なのだそうで、「暦」の上では、この日から約30日間が「梅雨」の期間になるそうです。
 「昔」は「今」のように「気象情報」が発達していないため、江戸時代、目安として「暦」の上で「入梅」を設けたのだと考えられています。

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| 地域情報::銚子 | 09:25 AM |

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