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「香取神宮神幸祭」(香取市)
 本日二つ目にご案内するのは、となりまち「香取市」「香取神宮」で明後日(あさって)の4月15日(日)に開催されます「香取神宮神幸祭」です。

 「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)は、「旧社格」「式内社」(名神大)・「下総国一宮」・「勅祭社」の「千葉県」屈指の「神宮」です。
 「香取神宮」の「御祭神」は、「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」で、「刀剣の威力」を「神格化」した「神」で、「海上守護」・「国家鎮護」の「神様」です。

 「神代」の昔、「神々」が争い「国中」が乱れていた時代、「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」は、国を平定するため、「経津主大神」と「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」(「鹿島神宮」の「御祭神」)を選抜し、「出雲の国」に送りました。
 「出雲」の「大国主神(おおくにぬしのかみ)」と交渉の結果、円満の内に「国譲り」を行わせることとなり、またその後も、諸国を行脚巡行し、「神々」を平定、「日本建国」の基礎を築くことに大きな「功績」をあげます。
 そのために、古来から「国民の崇敬」は非常に厚く、「国家鎮護」、「国運開発」の「神」、または「民業指導」の「神」、「武徳の祖神」として、また「勝運」、「交通安全」、「災難除け」の「神」としても有名となっています。

 「香取神宮」は、「日本全国」に約400社ある「香取神社」の「総本社」となっていて、「茨城県神栖市」の「息栖(いきす)神社」(2010年11月7日のブログ参照)と「茨城県鹿嶋市」の「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)と共に「東国三社」(2010年10月23日のブログ参照)のひとつとしても親しまれています。
 この「三神社」(「三社」)は、「二等辺三角形」で結ばれており、「三国」(「三社」)を巡ることで、「伊勢神宮」一回の「参拝」に相当するとも言われているそうです。

 「香取神宮神幸祭」は、「香取神宮」に約800年の昔から伝わる一年に一度、「香取」の「大神様」が「神殿」から「里」に下りられる「祭事」です。
 「香取神宮」の「各地区」の「氏子」が、昔から伝わる「装束」を着用してお供するそうです。
 「大駐車場」にて「祭典」を行い、「行列」の様は正に「錦絵巻き」また「歴史絵巻」さながらで、「桜」の状態によりますが、「桜花爛漫」、「桜吹雪」の中での「祭典」となるそうです。

 「香取神宮神幸祭」当日は、「香取神宮」の「御祭神」「経津主大神」が「東国」を平定したときの様子を模して行われ、「氏子」が平安時代さながらの「装束」(「白丁」・「黄衣姿」)を「身」にまとい、「行列」を組んで「神宮」の周りを練り歩くそうです。
 「行列」は、主に「甲冑武者」の「装い」や「盾(たて)」・「矛(ほこ)」を持つ「人」、「御神輿」を担ぐ「人」など総勢200人程で途中、「表参道」入口の「駐車場」で「祭典」を行い、「香取神宮」「社殿」へ戻ります。

 また「香取神宮神幸祭」「祭典」前には、「千葉県無形文化財」に指定されている「香取神道流」の「奉納演舞」や、「おらんだ楽隊」の「演奏」なども披露されます。

 「香取神宮神幸祭」は、元は「式年遷宮大祭」の「名」で20年に一度行われていたとされていますが、戦国時代以降、「式年遷宮」が行われなくなり、かわって12年に一度ずつ「神幸祭」を行うことになり今日に至ったとされています。
 なお12年に一度、「午年」に行われる「香取神宮式年神幸祭」では、3000人にも及ぶ「氏子」が「甲冑」そのほか「歴史的装束」で約4キロの「大行列」を組み、その様は圧巻なのだそうです。
 ちなみに「香取神宮式年神幸祭」の「次期開催年」は、2年後の平成26年(2014年)に行われます。

 前日の「香取神宮例祭」に続いて行われ、例年3万人の人出で賑わう「香取神宮」の「伝統的行事」「香取神宮神幸祭」。
 「春」まっさかりの「香取神宮」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 「香取神宮神幸祭」詳細

 開催日時 4月15日(日)13時〜

 開催会場 香取神宮 香取市香取1697

 問合わせ 香取神宮 0478-57-3211

 備考
 古くから「香取神宮」の「桜」は「美人桜」と称されています。
 特に美しいのは「朱の鳥居」とのコントラストは素晴らしく、「美人桜」の「名」に恥じないそうです。
 また「香取神宮」境内には、いろいろな種類の「桜」(3月25日のブログ参照)がその美しさを競いますので、比較的長い期間「花」(「桜」)を楽しめます。













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