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「日本最初の無線電信施設跡」(銚子市)
 本日ご紹介するのは、地元「銚子市」「川口町水産ポートセンター」内「ポートタワー」前にあります「日本最初の無線電信施設跡」です。

 1908年(明治41年)5月16日「日本最初の無線電信施設」である「銚子無線電信局」が設置され、その年の5月25日に「横浜」から「米国シアトル」へ向かう「太平洋」上の「丹後丸」と初めて「無線交信」に成功しました。

 上記のように「無線通信」の利用は、明治41年(1908年)に「通信手段」のない「海上」における「通信」から出発しました。

 当時の「無線局」は、「周波数」が1MHz、「波長」300mの「電波」が使用されており、「通信可能距離」は約120海里(220km)程度と伝えられています。
 従って、「船舶」が「海岸」から220km以上離れると「陸上」との「通信」が出来なくなるため、「海上」における「人命」の「安全」を確保するには、他の「船舶」との「通信」を可能にすること及び「国際協力制度」設立の「必要性」が「世界的」に高まったそうです。

 「船舶」に設置する「無線局」の利用については、「海難救助」に関する「国際的協力」が必要なことから、1906年、「ドイツ」の「ベルリン」で開催された「第1回国際無線電信会議」には、30ヵ国が参加し、「会議」では「国際無線電信条約」とこれに付属する「規則」等が制定されました。

 「通信」に関する「規則」は、「無線通信」の「運用方法」(通信規則)について統一することと、「無線通信技術」の「共通化」(技術規則)によって、誰とでも可能にすることだったそうです。
 そして使用する「周波数」の統一が図られ、「一般公衆通信」に対し、1MHz(波長300m)、500kHz(波長600m)が割当てられました。 「一般公衆通信」以外、500kHz(波長600m)または、187,5kHz(波長1600m)とされました。

 日本で最初に設置が認められた「無線局」は「海岸局」5局、「船舶局」10局です。
 「海岸局」5局は、「銚子海岸局」JCS(M41.5.16)、「大瀬崎海岸局」JOS(M41.7.1)、「潮岬海岸局」JSM(M41.7.1)、「角島海岸局」JTS(M41.7.1)、「落石海岸局」JOI(JOC)(M41.7.1)で、「船舶局」10局は、「天洋丸」TTY(M41.5.16)、「丹後丸」YTG(M41.5.26)、「伊予丸」YIY(M41.5.26)、「加賀丸」YKG(M41.5.26)、「安岐丸」YAK(M41.6.9)、「土佐丸」YTS(M41.6.12)、「信濃丸」YSN(M41.7.5)、「香港丸」THK(M41.7.14)、「日本丸」TNP(M41.11.16)、「地洋丸」TCY(M41.12.14)であったそうです。

 その後、昭和4年に「小畑無線」と呼ばれる「銚子無線電報局」が「受信所」として開設され、昭和14年には「野尻町」に「銚子無線電信椎柴送信所」が移されたが、その後廃止されています。
 これらは「船舶」の「航路安全」や「一般の電報」のほか、「南極観測隊」との「交信」などにも活躍したそうです。

 「日本最初の無線電信施設跡」は、「銚子市観光協会」の「銚子百選」に選出されています。

 備考
 ちなみに「日本で最初に設置された陸上の無線局」は「船橋無線電信局」(海軍省所管)です。
 「船橋無線電信局」は、大正5年(1916年)「逓信省」と「海軍省」が「施設」を共用する「協定」を結び、「ハワイ」との間、約6000kmの「通信試験」及び「国際無線電信業務」(実用)を初めて行ったそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=893 |
| 地域情報::銚子 | 09:49 AM |

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